パントリーは憧れの収納スペースですが、場合によっては使い勝手の悪さで後悔するケースも少なくありません。
せっかく作るなら、使いやすく、そして長く快適に使える空間を実現したいですよね。
収納量だけでなく、動線や設備にも配慮することで、ストレスフリーなパントリー活用を実現できます。
今回は、パントリー設置で後悔しないためのポイントを、間取りと設備の両面からご紹介します。
理想のパントリー像を描き、後悔のない家づくりにお役立てください。
パントリー設置で後悔しない間取り選び
理想的なパントリーの広さとは
パントリーの広さは、ご家族の人数や生活スタイルによって大きく異なります。
一人暮らしや二人暮らしで、それほど多くの食品をストックしない場合は、小スペースの壁面収納タイプで十分な場合もあります。
一方で、家族が多い場合や、まとめ買いをする習慣がある場合は、ウォークインタイプやウォークスルータイプを検討すると良いでしょう。
ウォークインタイプは1~2畳程度、ウォークスルータイプは2~3畳程度が目安です。
ただし、広すぎるのも問題です。
広すぎて使い切れないスペースができてしまうと、かえって収納効率が悪くなってしまいます。
必要な収納量を正確に把握し、適切な広さを計画することが大切です。
パントリーの最適な位置とは
パントリーの位置は、家事動線に大きく影響します。
買い物から収納までの動線を短くするためには、玄関からキッチンまでの動線上、もしくはキッチンに隣接した位置が理想的です。
特に、重い食材を運ぶことを考えると、玄関から近い場所に設置するメリットは大きいです。
キッチンからすぐアクセスできる場所に配置すれば、料理中の食材の取り出しもスムーズに行えます。
一方、パントリーが動線の邪魔になるような位置は避けましょう。
家族の生活空間や、キッチンワークスペースを圧迫しないよう、慎重に検討することが重要です。
動線と収納効率を両立させる間取り
パントリーの使い勝手を左右する重要な要素として、動線と収納効率のバランスがあります。
パントリーへのアクセスがスムーズで、収納物が探しやすく、出し入れしやすい間取りを心がけましょう。
棚の奥行きの広さも重要です。
奥行きが深すぎると、奥のものが取り出しにくくなり、デッドスペースが生じてしまいます。
収納するものを想定してサイズや奥行きを計画すると良いでしょう。
ウォークスルータイプのパントリーは、キッチンと他の部屋を繋ぐ動線として活用することも可能です。
例えば、キッチンと洗面所を繋げれば、家事動線が効率化されます。
水回りの備品や掃除用具なども仕舞えますし、お客様からの視線にも入らない間取りにしやすいので、検討してみるのも良いかと思います。

パントリー設置で後悔しない設備選び
1.換気設備の必要性と選び方
パントリーは、置く食品の種類によっては湿気や臭いがこもりやすい場所です。
そのため、換気設備の設置が必要な場合も多いでしょう。
換気扇の設置のほか、場合によっては窓を設ける、もしくは通気性の良い室内建具を選ぶ(もしくは建具で仕切らない)など、換気を促進する工夫が必要です。
2.照明計画で快適な空間を演出
パントリー内は、暗いと収納物が探しにくく、不便です。
十分な明るさを確保するために、適切な照明計画が必要です。
さらに、両手が塞がっている状態でも自動で点灯・消灯できる人感センサー付き照明を採用すると、使い勝手が向上します。
3.棚の奥行きと可動棚のメリット
棚の奥行きは、収納物のサイズに合わせて適切なものを選びましょう。
奥行きが深すぎると、奥のものが取り出しにくくなるため、30~45cm程度が使いやすいとされています。
また、可動棚は、収納する物に合わせて棚の高さを自由に調整できるため、非常に便利です。
様々なサイズの物を効率的に収納できます。
4.パントリー収納の失敗を防ぐ工夫
パントリーの収納で失敗しないためには、事前に収納する物をリストアップし、それぞれのサイズや量を把握することが重要です。
これにより、適切な棚のサイズや数を計画できます。
また、収納ボックスなどを活用して、整理整頓を心がけることで、パントリーを常に清潔で使いやすい状態に保つことができます。
透明な収納ボックスを使用すれば、中身が一目で分かり、探しやすくなります。
また、ストック残量の可視化もできるので、買いすぎ防止にもなるでしょう。
さらに、コンセントを複数設置しておけば、電子レンジや小型の冷蔵庫・ワインセラーなどの家電製品を設置することもできます。

まとめ
パントリーは、適切な間取りと設備選びによって、使い勝手の良い快適な空間になります。
今回紹介したポイントを参考に、ご自身の生活スタイルに合ったパントリーを計画し、後悔のない家づくりを実現してください。
広さや位置、換気、照明、棚の奥行き、可動棚など、細部までこだわって設計することで、毎日の家事がよりスムーズになり、ストレスフリーな生活を送れるでしょう。
収納効率を高める工夫も忘れずに、快適なパントリーを実現しましょう。
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