断熱等級は、建物の断熱性能を示す重要な指標です。
特に、断熱等級5、6、7は省エネルギー基準を満たす高性能住宅に該当し、快適な住まいを実現するために重要な要素となります。
今回は、断熱等級5、6、7の違いについて、具体的な数値や事例を用いて解説します。
断熱等級5・6・7とは
断熱等級とは建物の断熱性能を表す指標
断熱等級(断熱等性能等級)は、住宅の断熱性能を表す指標で、1~7の等級があり、数字が大きいほど性能が高いことを示します。ただ実際には、2025年4月より断熱等級4以上が適合義務化されたため、新築住宅においては等級4~7となります。断熱等級は、UA値(外皮平均熱貫流率)に基づき、地域区分ごとに基準が定められています。
この性能を高めることは、外気温の影響を受けにくく、室温を安定させる性能に直結します。
具体的には、壁、天井(屋根)、基礎(床)などの熱的境界部分の断熱材の種類・厚みや性能もしくは窓・玄関ドアなどの開口部の断熱性能などによって家全体の外皮平均熱貫流率(UA値)が計算されます。そのUA値によって等級が決まり、省エネルギー性能を示す指標として活用されています。
等級5・6・7は省エネ基準に基づく高性能住宅
断熱等級5、6、7は、省エネルギー基準を上回る高性能住宅に分類されます。
これらの等級を達成するには、適切な断熱材の選定と施工が不可欠です。
近年では、高性能な断熱材の開発が進み、より少ない厚さで高い断熱性能を実現できるようにもなってきています。
数字が大きいほど断熱性能が高い
断熱等級は、新築住宅では4から7までの数値で表され、数値が大きくなるほど断熱性能が高くなります。
等級が上がるごとに、断熱材の厚さや量が必要になってきますが、性能が向上してより少ないエネルギーで快適な室温を維持できるようになります。
等級7の住宅は、等級5の住宅と比較して大幅に断熱性能が向上しているため、冷暖房にかかる費用を大幅に削減することが期待できます。
断熱材の厚さと性能の違い
断熱等級を上げるためには、断熱材の厚さを増やすか、より高性能な断熱材を使用する必要があります。もしくは窓・玄関ドアなどの開口部を高性能なものにするというのも重要です。
高性能な断熱材は、同じ厚さでもより高い断熱性能を発揮するため、省スペース化にも貢献します。
例えば、グラスウールやロックウールなどの一般的な断熱材に加え、発泡ウレタンやフェノールフォーム断熱材など、様々な種類の断熱材が利用されており、それぞれの特性を考慮した適切な選択が重要です。

断熱等級5・6・7で光熱費はどれくらい変わる?
等級の違いによる光熱費の差は年間数万円
断熱等級の違いは、光熱費に大きな影響を与えます。
一般的に、断熱等級が高いほど光熱費は低くなります。
等級5と等級7を比較した場合、年間数万円もの光熱費の削減効果が期待できます。
高い断熱等級にすることで、外部からの影響を受けにくく出来るだけでなく、室内からの熱流出を抑えて冷暖房効率を向上させるため、光熱費用削減に貢献します。
断熱等級7は冷暖房費を大幅に削減可能
断熱等級7の住宅は、特に冷暖房費の削減効果が顕著です。
夏は涼しく、冬は暖かい快適な室内環境を維持しやすいため、エアコンの使用時間を短縮もしくは冷暖房負荷を軽くできる可能性があります。その結果、電気代も削減できる見込みがあります。
具体的な削減額は、地域や住まいの広さ、ライフスタイルなどによって変動しますが、年間数万円から数十万円に及ぶケースもあります。
地域やライフスタイルに合わせた等級選びが大切
断熱等級を選ぶ際には、地域気候やライフスタイルを考慮することが重要です。
山形県のような寒冷地では、より高い断熱性能が必要となるため、等級6または等級7を選択するとメリットが大きくなります。

まとめ
今回は、断熱等級5、6、7の違いについて、断熱性能、光熱費への影響、断熱材との関係性などを解説しました。
断熱等級は、住宅の快適性とランニングコストに直結する重要な要素です。
それぞれの等級の特徴を理解し、地域やライフスタイルに合った適切な断熱等級を選択することで、快適で経済的な住まいを実現できるでしょう。 特に、光熱費の削減効果は年間数万円から数十万円に及ぶ可能性があり、長期的な視点で見れば、初期投資以上のメリットがあると言えるでしょう。
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