昨年から着工していた当社の朝日町モデルハウスの外壁工事が完了しました。
当社としては2例目となる、無塗装杉板の外壁。(1例目はリフォーム)
杉板は耐久性の高い赤身部分のみを使用しています。
張ったばかりの真新しい杉板の色が美しいです。
とはいえ木ですから、当然経年による変化があります。
うまくいけば、シルバーグレーの味のある外壁になっていく予定です。
一足飛びにシルバーグレー化していくわけではないので、途中ではまだらな経年変化が混在し、見る人によって好みがはっきり分かれるかと思います。
万人受けするとは限らない無塗装杉板の外壁ですが、それでも今後は積極的に採用を提案していきたいと考えています。
無塗装杉板による外壁の一番のメリットは経済性の高さ。
初期施工費用は一般的な金属サイディングと大差なく、安価。
無塗装であれば一般的な外壁材で十数年おきに必要となる外壁塗装工事も不要です。
上記はチルチンびと2017年秋号からの抜粋です。
(※建築資材の高騰が大きく進んだことから、金額は全体的に上昇していることには注意が必要)
こちらを見れば、新築時コスト+50年間メンテナンスコストの合計でもっとも経済的なのは、無塗装板張りであることが一目瞭然です。
考えてみれば、神社やお寺の外壁は無塗装の杉板が多いですが、それが張り替えられているのを見ることはほぼないのではないかと思います。
何十年、下手すると100年以上もノーメンテナンスで過ごしているわけです。
木は生き物なので、経年変化はあります。
その経年変化を受け入れられる方であれば、もっとも経済的な外壁材です。
今後この外壁がどのように経年変化していくか、大変楽しみです。