現在天童市荒谷にて新築工事を進行中です!
荒谷のCoRoDo.は耐雪1mで耐震等級3、断熱性能UA値0.31W/㎡・Kの超高性能住宅。
4地域である天童市においてUA値0.31は、国の断熱等性能等級6、HEAT20 G2基準、山形県のやまがた省エネ健康住宅Y-G2基準となります。
無論のこと高気密施工も標準でおこない、目標C値は0.4㎠/㎡以下としています。
去る7月中旬、基礎工事を着工したとともに、大工さんによる「丁張り」をおこなってきました。
丁張りとは?
丁張り(ちょうはり)とは、基礎工事の初期段階におこなう工程で、 基礎の正確な位置と高さを得るための目印を作る作業を言います。
別名、水盛り・遣り方(みずもり・やりかた)とも言います。
昔、レーザーなどの水平を見るための機材がなかった頃は、「水」を使って水平を出したんですね。だから「水盛り」といったわけです。
丁張りの作業工程としては、まず基礎立ち上がりの芯から1m離したところに木の杭(水杭)を立てていきます。基礎天端の高さから○○mm上がりと決めた高さを、レベルプレーナーという機材を使用して杭に墨を出していきます。一定の高さで墨出しされた高さをつなぐように、貫(ぬき)と呼ばれる薄い板を杭にビス留めしていきます。
こうしてできた「囲い」が、印刷業界で例えると「トンボ」のような役割をはたします。
貫には建物の四周を延長した位置に目印をつけていき、これを糸で囲っていくと基礎外周部の中心線が出ます。
こうしてできあがった大きな四角形が歪んだものになっていないかどうかを、対角線の長さを測ることで確認します。
対角線の長さが同じであれば綺麗な四角形になっていることが確かめられたということになります!
そこまで確かめられたら、あとは基礎工事業者さんが型枠を正確に立てられるように、基礎立ち上がりの幅を貫に墨出ししていって完成です!
この丁張りを基準として、このあと基礎の型枠が組まれていくわけですね!
この丁張り、とっても大事な工程です。
ここでもし1cmでもズレがあると、後々大きな歪みになってしまいます!
木の杭と板、それと糸を使って作業をするため、寸分違わず墨出しをするのは非常に難しい作業です。
しかしながらここはベテラン大工さん方! 狂いなく、設計通りの基礎ができあがる丁張りが完成しました。
ちなみに今回の作業には、現在大工の専門学校に通っている弊社の新人も参加!
先輩方から、学校では学べない「生の現場の仕事」を教えてもらってました。
次の作業は基礎コンクリートの重要な部材、鉄筋を組み上げる配筋作業となります。
今後も様子をご紹介していきますね!