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2024.07.26

現場レポート

モデルハウス外壁杉板外壁注文住宅無垢材

経年で味が出る無塗装杉板張りの外壁〜1年経過の様子〜

皆様の外壁はどのようなものを使っていますか?
弊社では無塗装の杉板を使用した外壁をおすすめしています!

今回は、CoRoDo.モデルハウスの杉板外壁が建築後1年を過ぎたので、その様子と合わせて杉板外壁をおすすめする理由をいくつかご紹介できればと思います。

杉板外壁、1年経過の様子

弊社のCoRoDo.モデルハウスは、無塗装杉板板張りの外壁を採用しています。
2023年4月に完成し、1年ちょっとの時間経過で少しずつですが外壁の色味に変化が出てきました!

新築時の様子

上記の新築時は真新しい無垢板のクリーム色が美しく、少し光沢感もあり、柔らかな印象を受ける外壁でした!

東面
南面
西面

2024年6月の様子を見ると、経年による変化の仕方が方角によって多少違ってきているのが見て取れます。

杉板外壁は、雨水によって表面の色素が洗い流されて白っぽくなっていく要素と、表面に黒カビ(悪影響はありません)が発生して黒っぽくなっていく要素が組み合わさり、段々とシルバーグレー化していくと言われています。
雨はどちらかというと西側から降りますので、外壁のうち西側は白っぽくなっていく要素が強く表出されます。外壁の方角によって色の変化が異なるのは雨の向きの要素が大きいということですね。

雨風の当たりやすく日光の紫外線を受けやすい、西に面した外壁は白味が増してきており、シルバーっぽい光沢感がでてきています。
東に面した外壁は雨の当たり方が西側ほどでないため、新築時からの変化がそこまで顕著でないようです。

全体的に見ると、新築当初より木目の模様がくっきりと見えるようになり、より「木らしさ」が感じられるようになりました。これは、木材表面の水分が抜けて瘦せた一方で、硬い繊維質部分はそのまま残っていることが要因と考えられます。

古い神社仏閣が証明している通り、数百年経っても朽ちることがなく、堂々とした風格が増していくのがかっこいいですよね!

杉板外壁の唯一無二の経年変化は素晴らしいと思っていますが、雨や日の当たり方などで変化していく過程に差が出てくるので、それがどうしても嫌だ!という方は、杉板外壁はお勧めできません。その場合はガルバリウム鋼板製の金属サイディングが一番かと思います。

杉板は使いたいけど、経年変化は嫌だ!という場合は、塗装をするという考えもあるかと思います。ただ、塗装をすると経年時に塗り直しなどのメンテナンスが必要になってくるので、あまりお勧めできません。

新築施工時に一度だけ塗って、あとはメンテナンスフリーとなる「ウッドロングエコ」塗装を施すという手もありますね。最初から経年時のような落ち着いた色合いを出すこともできるので人気のある塗料です。
ただし、塗装などを施す場合はその分の費用がかかることにも注意が必要です。

杉板外壁にするメリット

<材料が他と比べると安価>
・杉板は材料費が安価。
・杉板張り以外だとガルバリウム鋼板の外壁もお勧めですが、材料費が高いのがネック。

<条件次第で超長持ち>
・杉は耐久性が高い。通気による材料の早期乾燥さえできれば腐ることもない。
・当社の場合は、高基礎を採用することで雨がかりを減らし、外壁の通気層を30mm以上確保することでしっかり通気させ、早期乾燥を促進。

<廃番がない>
・杉板には廃番がないので、いつでも簡単に手に入る。
・将来的に劣化した箇所や壊れた箇所を張り替える際、工業製品だと廃番で同じ物が手に入らないことも多々ある。

<ほぼメンテナンスが不要>
・経年変化を楽しむことを前提とすれば塗装などのメンテナンスは基本的に不要。
・色の変化は抑えめにしたい、という方には、最初だけウッドロングエコを塗っておくという手がある。

<環境に良い>
・杉板は「100%天然素材」であり、住宅に使用することでCO2を長期間固定できるため、環境負荷軽減につながる。
・国産材を使うことで、森林サイクルに貢献できる。

杉板外壁のデメリット

<変形リスクがある>
自然素材である杉板外壁は、木材が割れたり反りが起きたりします。
また、木材は水分を吸収する性質があるため、季節や湿度の変化で膨張や収縮が起きます。
大工さんが材料選びや施工時に、反りや膨張を見越した工夫をすることで、修繕のリスクをカバーしますが、絶対ではありません。

<変色する>
前述の通り、無垢材は「明るい茶色→銀白色→黒茶色」と変色します。
「飽きがこない」「味が出てくる」と考える方もいらっしゃる一方、この色の変化が「汚く見える」人もいるということもまた事実。
「ずっと変わらず同じ色が良い」という方は、工業製品の外壁材を使用するのがおすすめです。

<場所や環境によってカビ・腐朽菌・藻が発生する>
北面で風通しの悪い場所や、湿気がたまるところ、地面に近く雨水などの跳ね返りが当たるとこと、水はけが悪いところなどに、腐朽菌や黒カビ、藻が多く発生したりします。
ウッドロングエコを塗装しておけば腐れづらくはなりますので、環境によっては検討することをお勧めします。
もしくは部分的に木材以外に、腐朽しにくい・カビにくい材料を選ぶことも検討できます。

杉板外壁は実物を見てご検討を!

今回は杉板外壁の経年変化についてご紹介しました。

「実際に見てみるとどんな感じかな?」と興味のある方は、ぜひ弊社のモデルハウスをご覧ください。
スタッフなしでご自由に見ていただける無人見学や、説明や相談も可能な有人見学など、随時ご予約を承っています。

気になる方はお気軽にお問い合わせください。

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