現在建築中の美咲町のCoRoDo.にておこなった中間気密測定の結果をリポートします。
気密性を測る「C値」とは、建物と外との間にどれだけの隙間があるのか?を表す数値。
建物全体にある隙間面積(㎠)をバズーカのようなゴツイ機械で測定し、建物の実質延べ床面積(㎡)で割って算出します。
C値1.0を下回れば一般的な「高気密住宅」と言われ、「やまがた省エネ健康住宅」認証制度においても1.0を下回ることが認証条件のひとつとなっているんです。
そして結果は、、、「C値0.2」‼️
基準を大きく下回る数値で、非常に気密性が高いことが分かります。
このままいつも通り、超!高気密な家となりそうです。
これも、職人さん達の正確で丁寧なお仕事のおかげです! ありがとうございます。
今回はあくまで中間気密測定。内装の仕上工事や設備工事が完了した後にも完成気密測定を実施し、お客様へお引渡しとなる予定です。
断熱&気密工事の裏側
「高気密高断熱」な家をつくる上でとっても大事な工程の1つが充填断熱工事と気密工事です。
写真で見えるピンクのものが、充填断熱のグラスウール「太陽SUN」です。
これはガラス繊維でできた不燃材料のため燃えにくい特徴があります。また、シロアリの食害に強く、湿気にさえ気を付ければ長期間変わらない断熱性能を兼ね備えます。
今回の現場では外周部の軸組が120mm角の柱ですので、120mm厚で充填しています。
その上に張るのが気密シートで「ダンタイト」という商品を使用しています。湿気も防いでくれる高性能な気密シートで、耐久性が高く防湿・気密性能を長期間維持してくれます。
ダクトや電気配線周りは、気密テープなども使い隙間なくピッチリ張られていて、とても綺麗な仕上がりです!
最終的に上記の施工内容は見えなくなる部分ではあるのですが、だからこそ細やかな作業が必要なのです。
気密性を高めるために、サッシや金物まわり、ダクトや配線の穴など、内壁の細かな隙間はウレタンスプレーなどでピッチリ埋めます。
グラスウールも、ただ入っていれば良いのではなく、隙間が空かないように形を丁寧に整えながら入れていきます。
その上に張る気密シートも、緩みや隙間ができないように、隅まで気を遣いながら張っていきます。
終始丁寧な施工で、完璧な仕上がりにしてくだったおかげで、気密測定ではとても良い結果となりました。
施工の進捗についてはYouTubeにて公開しています! 専門的な説明もしていたりするので、気になる方はぜひチェクしてみてください。