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2025.02.28

コラム

採光デザイン内装

ピクチャーウィンドウとは? 注意点をご紹介!

大きな窓から広がる景色、室内に注ぐ自然光。
ピクチャーウィンドウは、住まいの空間を豊かに彩る魅力的な窓です。
しかし、その注意点などは意外と知られていません。
今回は、ピクチャーウィンドウの基礎知識から、注意点までをご紹介します。
これから新築やリフォームを検討される方にとって、役立つ情報が満載ですので、ぜひ最後までお読みください!

ピクチャーウィンドウとは何か? 種類と特徴を徹底解説

ピクチャーウィンドウの定義と一般的な種類

ピクチャーウィンドウとは、屋外の景色を絵画のように切り取る窓で、採光や換気、出入りを目的とする窓よりも大きめな窓が設置されることが多いです。
壁一面に設置されることもあり、まるで絵画のように美しい景色を室内に取り込むことができます。
比較的大きめなFIX窓(はめ殺し窓)が選ばれることが多いですが、他にも一部開閉可能なタイプや、複数の窓を組み合わせたタイプが選ばれることもあります。

ピクチャーウィンドウのメリット

開放感と眺望の向上
大きな窓から広がる景色は、室内に開放感と広がりを与え、眺望を劇的に向上させます。

採光効果の向上
多くの光を取り込むため、昼間は照明を必要としない明るく快適な空間を創り出せます。

空間のアクセント
デザイン性の高いピクチャーウィンドウは、住宅の外観や内装のアクセントとなり、個性を際立たせます。

心理的な効果
自然光と景色は、心身のリラックス効果や、精神的な安らぎをもたらします。

ピクチャーウィンドウのデメリット

断熱性能の確保
大きな窓は熱の出入り口になりやすく、断熱性能の低い窓サッシを使用してしまえば冬の寒さや後述の結露などにもつながります。
暖房効率も下がり、冬の暖房費も高くなってしまうでしょう。
ピクチャーウィンドウには高性能な窓サッシの採用が不可欠です。

結露の発生
冬場、室温と外気温の差が大きい場合、室内側窓ガラス表面に結露が発生する可能性があります。
家の性能を上げるのはもちろんですが、窓も結露に強いペアガラスやトリプルガラスなどの高性能な製品を選択することをおすすめします。
また、適切な換気や防露対策も必要です。

プライバシーの確保
大きな窓は外からも屋内が見えやすくなります。
視線が気になる場合は、ブラインドやカーテンなどの遮蔽物を設置するのも良いでしょう。

設置費用
一般的な窓よりも大きいものが選ばれれば、商品価格、施工費用の両方が高価になることが多いでしょう。
また、窓が大きいほど重量もあるため、構造面でも注意が必要です。

ピクチャーウィンドウの窓種とガラス種類

FIX窓
ピクチャーウィンドウとしては最も一般的なタイプ。
はめ殺し窓とも言われ、窓の開閉ができない仕様です。
外側の掃除が少し大変ですが、高い気密性と断熱性を確保できます。
開閉機能がないことからガラスとサッシ枠以外の余計なものがついておらず、景観を邪魔しづらいため、ピクチャーウィンドウにぴったりです。
また、他の窓種よりも安価なのも利点です。

開き窓
一部または全てが開閉可能なタイプで、換気もでき、安全性も向上しますが、FIX窓に比べて気密性や断熱性は劣ります。
開閉のための取っ手・ハンドルがついているため、ピクチャーウィンドウとして見た場合はノイズ感があります。

複層ガラス
ペアガラスやトリプルガラスなど、2枚以上のガラスの間に空気層やアルゴンガスを封入したガラス窓で、断熱性や遮音性に優れています。
また、断熱性が高いことから、冬季は家内側の結露も防止してくれます。

Low-Eガラス
通常は複層ガラス窓に使用されることが多いです。
特殊なコーティングにより日射熱を反射し、紫外線もカットしてくれるため、夏は暑さを緩和してくれます。
断熱性能も高めるため、冬は暖房効率を高めてくれます。
日中、外から中を見た際に、反射によって見えづらくしてくれる副次的な効果もあります。

ピクチャーウィンドウの選び方と設置における注意点

窓のサイズと設置場所の検討

設置場所や窓のサイズは、眺望、採光、プライバシー、そして室内のデザインに大きく影響します。
設置場所を選ぶ際には、景色や日当たりだけでなく、プライバシーにも配慮しましょう。
窓のサイズは、室内の広さやバランスを考慮して決定します。

ピクチャーウィンドウのサッシ素材選び

サッシ素材には、アルミ、木製、樹脂製などがあります。
それぞれに耐久性、デザイン性、価格などの特徴が異なります。
アルミは軽量で耐久性が高い一方、断熱性は低く、原則使用することは避けるべきです。
木製は高級感があり断熱性が高いですが、劣化も進みやすく、扱いが難しいです。
樹脂製は耐久性と断熱性に優れ、メンテナンスも容易です。
価格が高めですが、今後は樹脂製のサッシがオーソドックスになっていくでしょう。

断熱性能と採光性能の確認

窓の断熱性能は、冬場の暖房費、夏場の冷房費に大きく影響します。
また、採光性能は、室内の明るさや快適性に直結します。
高性能なガラスやサッシ、適した断熱材を選ぶことで、エネルギーコストの削減と快適な住空間を実現できます。

予算と費用対効果の検討

ピクチャーウィンドウは、一般的な窓よりもサイズの大きなものが選ばれることが多く、なおかつ性能の高い窓の使用が推奨されるため、設置費が高価になる傾向があります。
しかし、その開放感や眺望、採光効果などを考慮すると、費用対効果は高いと言えるでしょう。
予算に合わせて、最適な窓種や大きさを選択することが重要です。

まとめ

この記事では、ピクチャーウィンドウの特徴、メリット・デメリット、選び方、設置における注意点について解説しました。
ピクチャーウィンドウは、住宅の価値を高め、快適な生活空間を創り出す上で重要な要素です。
しかし、断熱性や結露対策、プライバシー、予算など、考慮すべき点も多いです。
この記事を参考に、ご自身の住宅に最適なピクチャーウィンドウを選んでいただければ幸いです。

弊社では、ピクチャーウィンドウを取り入れた平屋の事例がございます。
景観の活かし方やデザイン性、商品選びの参考にもなると思いますので、以下の内容も合わせてチェックしてみてくださいね!
<参考事例>
美咲町のCoRoDo.ご紹介① ― 「超高性能×高基礎」 無塗装杉板外壁の平屋

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