屋根材に瓦を使うことをお考えの方もいらっしゃるかもしれません。
今回は、洋瓦の種類や特徴、和瓦との違い、そしてメンテナンス方法まで、洋瓦について解説します。
しかしながら、昨今の一般住宅建築においては、あまり瓦を取り入れる方は少ない傾向にあります。
瓦は非常に高耐久で良い素材ではありますが、能登地震などで瓦屋根のお家が多く倒壊していたことから分かるように、耐震性の面から考えると「瓦屋根」は重いため不利なのです。
現代の住宅では、沿岸部でない限りは、軽量化や施工性の観点から瓦屋根の採用が減少し、ガルバリウム鋼板やスレートが主流になっています。
しかし、「やっぱり瓦が使いたい!」という方もいらっしゃるでしょう。
そんな方向けに洋瓦について一応ご紹介したいと思いますので、ぜひ最後までお読みください。
洋瓦とは何か? その種類と特徴
洋瓦の歴史と普及
江戸時代末期、フランス人によって日本への洋瓦の製造が始まりました。
当初は西洋建築に用いられましたが、次第に日本の住宅にも普及し始め、近年では南欧風の住宅建築の流行も後押しし、ますますその人気が高まっています。
特に、粘土瓦は高い耐久性と美しい外観から、多くの住宅で採用されています。
主要な洋瓦の種類・粘土瓦とセメント瓦
洋瓦は大きく分けて、粘土瓦とセメント瓦の2種類があります。
粘土瓦は、粘土を高温で焼成したもので、耐久性が高く、40~50年以上の寿命を誇ります。(オレンジや赤茶など、色鮮やかなものが多くみられます)
一方、セメント瓦はセメントを主原料とするため、粘土瓦に比べて耐久性が低く、10~20年程度の周期で塗り替えが必要となる場合があります。(近年、セメント瓦の生産量は減少傾向にあります)
粘土瓦は、その優れた耐久性とメンテナンスの容易さから、現在洋瓦の主流となっています。
洋瓦の種類別の形状と特徴・F型・S型・M型
1: F型瓦(平板瓦)
最も一般的な形状で、フラットな形状が特徴です。
施工が容易で、比較的コストを抑えられます。
シンプルでモダンなデザインの建物によく合います。
近年では、完全に平らな形状だけでなく、微妙な凹凸を施したデザインも増えています。
2: S型瓦(スパニッシュ瓦)
スペイン風の瓦で、大きなS字型のカーブが特徴です。
立体感があり、高級感のある仕上がりになります。
施工難易度はF型瓦よりも高く、コストも高くなる傾向があります。
南欧風のデザインの建物によく合います。
3: M型瓦
F型やS型に比べて、より複雑な形状を持つ瓦です。
形状のバリエーションも多く、デザインの自由度が高い反面、施工難易度も高くなります。
洋瓦のメリットとデメリット
メリット:
・耐久性が高い(粘土瓦の場合特に)
・デザインのバリエーションが豊富
・通気性が良く、屋根裏の湿気対策に効果的
・防水性が高い
デメリット:
・初期費用が高い(特にS型など形状が複雑な瓦)
・重量があるため、地震への対策が必要
・セメント瓦は定期的なメンテナンスが必要
洋瓦と和瓦の違い
洋瓦と和瓦は、見た目だけでなく、素材や施工方法にも違いがあります。
和瓦は、伝統的な日本の瓦で、落ち着いた色合いと重厚感が特徴です。
一方、洋瓦は、デザインのバリエーションが豊富で、鮮やかな色合いのものも多いです。
また、和瓦は粘土を主原料とするのに対し、洋瓦は粘土瓦とセメント瓦の2種類があります。
施工方法も異なり、和瓦は複雑な重ね方をしますが、洋瓦は比較的シンプルな施工方法です。

洋瓦屋根のメンテナンスと費用
洋瓦屋根のメンテナンス頻度と内容
粘土瓦は、40~50年以上の寿命を持つため、定期的なメンテナンスは、漆喰の補修や棟瓦の点検などが中心となります。
セメント瓦の場合は、10~20年周期で塗装が必要となります。
いずれの場合も、専門業者による定期的な点検がおすすめです。
早期発見、早期対処が、大きな修繕費用を抑えることに繋がります。
粘土瓦とセメント瓦のメンテナンスの違い
粘土瓦は、塗装の必要がないため、メンテナンス費用はセメント瓦に比べて低く抑えられます。
しかし、漆喰の劣化や棟瓦のズレなどは定期的な点検と補修が必要です。
セメント瓦は、塗装が必要なため、メンテナンス費用は高くなります。
また、セメント瓦は経年劣化によりひび割れなどが生じやすく、雨漏りの原因となる可能性もあります。
洋瓦屋根のメンテナンス費用
メンテナンス費用は、屋根の面積、使用する材料、工事内容によって大きく変動します。
棟瓦の補修、漆喰の補修、塗装など、それぞれ費用が異なります。
正確な費用については、専門業者に相談し、見積もりを取ることが重要です。
見積もりを比較検討し、信頼できる業者を選ぶことが大切です。

まとめ
今回は、洋瓦の種類、特徴、メリット・デメリット、和瓦との違い、メンテナンス方法について解説しました。
洋瓦は、美しい外観と高い耐久性を兼ね備えた屋根材ですが、種類や形状によって施工難易度や費用が大きく異なるため、事前に十分な情報収集が必要です。
また、瓦屋根を採用する場合は、建物全体の耐震設計を考慮する必要があります。
コストやメンテナンス性を踏まえた上で、適切な屋根材を選択することが重要です。
この記事が、皆様の屋根材選びの参考になれば幸いです。
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