新しいお家のデザインには、細部までこだわり抜きたいもの。
特に、毎日目にする壁紙選びは、住み心地を大きく左右する重要な要素と言えるでしょう。
しかし、種類やデザインが豊富すぎて、何を選べば良いのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回は、注文住宅の壁紙選びで失敗しないための具体的なコツをご紹介します。
注文住宅の壁紙選びで失敗しないコツ
壁紙の種類と特徴を理解する
注文住宅の壁紙には、様々な種類があります。
それぞれに特徴があるので、用途や好みに合わせて適切なものを選ぶことが大切です。
・ビニールクロス
コストパフォーマンスに優れ、デザインも豊富です。
水拭きできるものや、消臭・抗菌機能を備えたものなど、機能性も充実しています。
凹凸感などテクスチャーの表現が多種多様にあるので、色んなお部屋の雰囲気に対応可能です。
・織物クロス
天然素材の温かみと高級感があります。
レーヨンや麻など、素材によって風合いが異なり、落ち着いた雰囲気を演出したい場合におすすめです。
壁紙としての歴史も古く、重厚感のあるお部屋にぴったりです。
しかし、防火性のある商品は限られていることと、汚れの落ちにくさなどから、キッチンなどでの使用は控えた方が良いでしょう。
・紙クロス
自然な風合いが魅力です。
和紙や麻など、素材のバリエーションも豊富です。
ただ、ビニールクロスよりも薄いため、透けやすい素材でもあります。
また、撥水性が弱く水拭きできない商品もあるので、選ぶ際は気をつけましょう! 紙クロスの施工が得意な業者に依頼するのをおすすめします。
・無機質系クロス
石や土など不燃性の素材を使用しており、防火性に優れています。
独特の風合いがあり、個性的な空間づくりに適しています。
自然素材のため、ビニールクロスよりも価格が高い傾向にありますが、素材感や機能性を重視する方にはおすすめです。
理想の空間をイメージする
まず、それぞれの部屋でどのような雰囲気にしたいかを具体的にイメージしましょう。
リラックスしたい寝室には落ち着いた色合いの壁紙を、明るく活気のあるリビングには明るい色合いの壁紙を選ぶなど、部屋の用途に合わせて壁紙を選ぶことが重要です。
インテリア雑誌やウェブサイトなどを参考に、理想の空間を具体的にイメージすることで、壁紙選びがスムーズに進みます。
また、家族で話し合い、全員が納得できるデザインを選ぶことも大切です。
色の組み合わせ方を学ぶ
壁紙の色選びは、部屋全体の印象を大きく左右します。
ベースカラー、アクセントカラー、そして他の素材との調和を考慮しましょう。
ベースカラーは、部屋の面積の約70%を占める色で、全体の雰囲気を決める重要な役割を果たします。
白やベージュなどの淡い色は、空間を広く見せる効果があります。
アクセントカラーは、ベースカラーとは異なる色を、全体の約25%の面積に使うことで、空間のアクセントになります。
濃い色や柄物を使う場合は、面積を小さく抑え、全体のバランスを考えて使いましょう。
残りの約5%は、より具体的なアクセントとして使用できます。
例えば、クッションや絵画の色と合わせるのも良いでしょう。
照明との調和
照明色と壁紙の色はセットで考えた方が良いでしょう。
例えば、電球色の照明はオレンジがかっているので、壁紙の色合いも変わってしまいます。
特に、寒色系やグレー調の壁紙は赤っぽい色の照明に照らされると色がくすんで見えてしまいます。
ですので、壁紙本来の色味を1日中楽しみたい方は温白色や昼白色の照明と組み合わせると良いでしょう。
別のブログ記事で、照明と壁紙の色の関係性について書いているものがありますので、気になる方はこちらも合わせてご確認ください!
<関連記事>
照明色と壁色の選び方! 色温度で変わるお部屋の雰囲気
(https://shiratakomuten.com/ie_blog/%e7%85%a7%e6%98%8e%e8%89%b2%e3%81%a8%e5%a3%81%e8%89%b2%e3%81%ae%e9%81%b8%e3%81%b3%e6%96%b9%ef%bc%81-%e8%89%b2%e6%b8%a9%e5%ba%a6%e3%81%a7%e5%a4%89%e3%82%8f%e3%82%8b%e3%81%8a%e9%83%a8%e5%b1%8b%e3%81%ae/)
機能性と予算を考慮する
デザインだけでなく、機能性も重要なポイントです。
小さなお子さんやペットがいる家庭では、汚れが落ちやすく、耐久性のある壁紙を選ぶことが重要です。
キッチンや浴室などの水回りには、防水性や防カビ性に優れた壁紙を選びましょう。
また、予算に合わせて、適切な価格帯の壁紙を選ぶことも大切です。
高機能な壁紙は価格が高くなる傾向があるので、予算と機能性のバランスを考慮して選びましょう。

注文住宅用壁紙の機能性と選び方
耐久性とメンテナンス性
長期間にわたって美しい状態を保つためには、耐久性とメンテナンス性を考慮することが大切です。
頻繁に人が通る廊下などは、傷つきにくい素材を選びましょう。
また、汚れが付きやすい場所には、拭き取りやすい素材を選ぶとお手入れが簡単になります。
小さなお子さんやペットがいるご家庭では、汚れが落ちやすい素材を選ぶことがおすすめです。
安全性と健康への配慮
小さなお子さんやペットがいる家庭では、安全性の高い壁紙を選ぶことが重要です。
ホルムアルデヒドなどの有害物質を放出しない、F☆☆☆☆規格の壁紙であれば良いでしょう。
また、アレルギー体質の方には、抗菌・防カビ効果のある壁紙が適しています。
価格と予算のバランス
壁紙の価格は、素材や機能によって大きく異なります。
また、施工の内容によっても価格に差が出ます。
予算に合わせて、適切な価格帯の壁紙を選ぶことが大切です。
高機能な壁紙や専門性の高い施工は価格が高くなる傾向があるため、優先順位を付け、予算と機能性のバランスを検討しましょう。
デザインと全体の調和
壁紙のデザインは、部屋全体の雰囲気を大きく左右します。
家具や床材の色、照明との調和を考慮して、全体のバランスを考えて選びましょう。
アクセントクロスとして、一部の壁面に異なるデザインや色の壁紙を使用するのも効果的です。
ただし、アクセントクロスは全体のバランスを崩さないように、面積や色柄を慎重に選びましょう。

まとめ
今回は、注文住宅の壁紙選びで失敗しないための具体的なコツを紹介しました。
部屋の用途や雰囲気、機能性、予算などを考慮し、全体的なバランスを考えて壁紙を選ぶことが大切です。
様々な種類の壁紙があるので、サンプルを取り寄せ、実際に見て触れて確かめることがおすすめです。
家族で話し合い、納得のいく壁紙を選び、理想の住空間を実現しましょう。
後悔のない壁紙選びで、快適な暮らしを送りましょう。
そして、素敵なマイホームライフを送りましょう。
山形で注文住宅を建てるなら白田工務店へお任せください!
白田工務店では「基本性能重視」の家づくりを大切にし、安全・安心、長持ち、健康・快適・省エネの3つの視点から、お客様に価値のある住まいをご提案しています。耐久性が高く、高気密・高断熱で省エネにも優れ、夏の暑さや冬の寒さが厳しい山形でも快適に暮らせる家づくりをお手伝いします。
「一生に一度の家づくり」だからこそ、デザインだけでなく、住み続けるほどに実感できる快適さと性能を重視し、ご家族の未来を支える住まいをご提案します。
お問い合わせは、お電話またはメールにて承ります!
電話でのお問い合わせはこちら:0237-83-9522(受付時間 8:00~17:30/日曜定休)
WEBからのお問い合わせはこちら:お問い合わせフォーム(24時間受付)
モデルハウスについて:モデルハウス詳細ページ