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2025.02.05

コラム

新築注文住宅間取り

延べ床面積と坪数の関係とは? 計算方法を解説

家を建てる計画、順調に進んでいますか?
間取りやデザインを考える中で、「延べ床面積」や「坪数」といった言葉に戸惑ったことはありませんか。
これらの言葉を正しく理解することは、理想の住まいを実現するために非常に重要です。
今回は、延べ床面積と坪数の関係、計算方法、そして関連する面積の定義について、分かりやすくご紹介します。
建築面積との違いや容積率との関係についても解説しますので、ぜひ最後までお読みください。

延べ床面積と坪数の関係を徹底解説

延べ床面積とは何か

延べ床面積とは、建物の各階の床面積をすべて合計した面積のことです。
建物全体の広さを表す指標として、建築計画や不動産取引などで広く用いられています。
例えば、2階建て住宅の場合、1階の床面積と2階の床面積を足し合わせたものが延べ床面積となります。

ただし、吹き抜け部分や一部のバルコニーなどは、延べ床面積に含まれない場合があります。
通常、「延べ床面積」といった場合は「㎡」(平方メートル、へいべい)の単位で表すことが多いでしょう。

延べ床面積の平均を知りたいという声も多いですが、一般的な一戸建て住宅では100㎡〜120㎡前後が標準的です。
坪数に換算すると約30〜36坪程度となり、4人家族の生活にちょうど良い広さとされています。
ただ、近年は建築費の高騰が著しいため、4人家族くらいであれば100㎡(約30坪)前後で計画する方が非常に多くなってきています。

坪数とは何か

坪(つぼ)は、日本の伝統的な面積単位です。
1坪は、約3.30578㎡(平方メートル)に相当し、土地や建物の面積を表す際に、㎡と並んでよく使われます。
特に、住宅建築の分野では、『坪単価』といった形で建築費用を表現する際に用いられることが多く、一般の方にも馴染み深い単位です。
「建物全体で何坪か」ということを指して「坪数」という言葉を用いることが多いでしょう。

実際には「〇〇坪の家」と聞くとイメージしやすいのは、日本人が古くから坪を生活の基準として使ってきた背景があるからです。
例えば20坪前後ならコンパクトな2LDK、30坪前後なら3LDK〜4LDKといった平均的な間取りが想像できるでしょう。

延べ床面積と坪数の換算方法

延べ床面積(㎡)を坪数に変換するには、以下のような計算をします。
延べ床面積(㎡)×0.3025=坪数

逆に、坪数を㎡に変換するには、坪数を0.3025で割ります。

この計算式を知っていると、広告に掲載されている坪数を自分のイメージに合わせて㎡に直したり、その逆をしたりできるので便利です。
特に土地探しや間取り検討の初期段階で役立ちます。

「㎡⇔坪」換算時の係数は0.3025? 3.30578?

この㎡と坪の換算時の係数ですが、人によっては0.3025を使用せず、3.30578の係数を使用する方もいます。
これらの換算係数は両方とも、1㎡=約0.3025坪、1坪=約3.30578㎡に基づいています。
どちらの係数を用いるかは好みの問題、と言いたいところですが、できるだけ0.3025の係数を使用することを推奨します。
以下ではそれを解説していきます。

そもそも1坪の面積というのは、1間×1間で求められる数値です。
間(けん)は昔の長さの単位で、今のメートル法でいうと約 1.818181818 mとされています。
実際はその後も「18181818…」と続くわけですが、そこは丸めて上記のように「1間=1.818181818m」とされています。
ただし、現場の大工さんの実務上はそんな細かい数字まで見られませんので、「1.82m」とさらに丸めた数字を用いるのが通常です。

では、1坪は何㎡になるか計算してみましょう。

1坪=1間×1間=1.818181818 m×1.818181818 mの答えはというと、3.30578512331となります。
桁数があまりに大きくなるため、簡便のため途中で切り捨てた結果が「3.30578」となるわけですが、そのあとの数字を見ると「512331」とあり、「果たして『5』という大きな数字を切り捨てて良いものだろうか?」「誤差が大きくならないだろうか?」という疑問が残ります。
以上が、「1坪は何㎡?」という観点から見た換算係数でした。

では逆に、「1㎡は何坪?」という観点から見るとどうでしょうか。
この計算は上記の「1坪は何㎡?」の「逆数」となりますので、計算式としては、
1÷(1.818181818 m×1.818181818 m) となります。

このカッコを外して、
=1÷1.818181818÷1.818181818 と式を直して前から計算すると、
≒0.55÷1.818181818
≒0.3025
とほぼぴったり割り切れます。
小数点の途中からの切り捨てはありますが、だいぶゼロが続いた後の数字の切り捨てで済むため、誤差も大きくなりません。

したがって、「1坪は3.30578㎡」という係数を使うより、
「1㎡は0.3025坪」という係数を使った方が、誤差は少なくて済むのです。

以上が、㎡と坪の換算時の係数は「0.3025」を使った方が良い理由です。

ただし、設計図や見積書によっては異なる係数を採用している場合もあるため、実際の契約時には必ずどちらを基準にしているかを確認することが重要です。
これを怠ると、思っていた広さと実際の住まいに差が出るケースがあります。

計算例1: 一戸建て住宅

例えば、1階が50㎡、2階が40㎡の2階建て住宅の場合、
延べ床面積は
50㎡+40㎡=90㎡ となります。
これを坪数に換算すると、
90㎡×0.3025=27.225坪 となります。

建築の世界では、㎡表記でも坪表記でも、小数第二位までで表記してそれ以下は切り捨てることが通常ですので、上記の場合は「27.22坪」と表記されることが通常かと思います。

この規模の住宅は都市部の分譲住宅で多く見られ、平均的な家族4人暮らしに適した広さといえるでしょう。
リビングの広さや収納計画によっても住み心地が大きく変わるため、延べ床面積だけでなく間取り全体のバランスが重要です。

計算例2: 二世帯住宅

二世帯住宅の場合も、各階の床面積を合計して延べ床面積を求めます。
例えば、1階が60㎡、2階が50㎡、3階が50㎡の3階建て二世帯住宅の場合、
延べ床面積は
60㎡+50㎡+50㎡=160㎡ となり、
坪数に換算すると、
160㎡×0.3025=48.4坪 となります。

一般的に二世帯住宅は45〜60坪程度が多く、世帯ごとのプライバシー確保や生活導線の工夫が重要です。
平均的な広さを知っておくことで、予算と間取りの現実的な検討がしやすくなります。

注意点とよくある間違い

延べ床面積の計算においては、吹き抜けやバルコニー、階段など、床面積に含まれない部分があることに注意が必要です。
また、建築面積と延べ床面積を混同しないようにしましょう。
建築面積は建物を真上から見たときの水平投影面積であり、延べ床面積とは異なります。
計算方法を理解した上で、正確な面積を算出することが重要です。

特にマンション広告などでは「専有面積」と混同されるケースが多くあります。
専有面積は実際に居住できる部分を指すため、延べ床面積とは一致しません。
この違いを理解していないと、購入後に「思ったより狭い」と感じる原因となります。

延べ床面積の計算方法と関連用語

延べ床面積の計算式

延べ床面積は、各階の床面積を合計することで求められます。
ただし、前述の通り、吹き抜けやバルコニーなど、床面積に含まれない部分がありますので、注意が必要です。
正確な計算には、建築図面を参照することが推奨されます。

実際には、不動産広告や住宅展示場で示される延べ床面積は四捨五入や切り捨て処理が行われていることが多いです。
そのため「100㎡と書いてあるのに、実際は少し広い/狭い」といったケースも発生します。
小数点以下の広さは微々たるものですが、きっちり正確な広さを知りたい場合は、契約時には小数点以下の扱いを必ず確認しましょう。

建築面積との違い

建築面積は、建物を真上から見たときの面積です。
延べ床面積とは異なり、建物の高さや階数は考慮されません。
一般的に、延べ床面積の方が建築面積よりも大きくなります。

建築面積は固定資産税評価や確認申請で用いられることが多い一方、延べ床面積は住宅ローン審査や販売資料に重視されます。
つまり「課税や法的制限を見るのが建築面積」「生活の広さを見るのが延べ床面積」と理解すると違いが分かりやすいでしょう。

容積率との関係

容積率は、敷地面積に対する延べ床面積の割合を示す数値です。
容積率は、都市計画によって制限されており、建築計画において重要な要素となります。
延べ床面積が大きくなると、容積率も大きくなるため、建築計画の際には、容積率の制限を考慮する必要があります。

例えば、敷地面積100㎡に対して容積率が200%なら、延べ床面積は200㎡まで建てられます。
これを坪数にすると約60坪となり、3階建て住宅や二世帯住宅も可能です。
容積率を超えて建築することはできないため、家の大きさを決める上で重要な基準になります。

その他関連用語の説明

「壁芯面積」など、建築面積や延べ床面積の計算に関連する専門用語があります。
これらの用語についても、必要に応じて調べて理解を深めることが大切です。

特に「壁芯面積」と「内法面積」は混同しやすい用語です。
壁芯面積は壁の中心線で計測するため実際の使用面積より広めに出ますが、内法面積は壁の内側だけを計測するため居住感に近い数値になります。
とはいえ基本的に、不動産情報や建築時の図面等で内法面積を表記していることは非常に稀です。原則的には壁芯面積で表記されているものと考えましょう。
住宅選びの際はこの違いも確認すると安心です。

まとめ

今回は、延べ床面積と坪数の関係、計算方法、建築面積との違い、そして容積率との関係について解説しました。
特に㎡と坪の換算時に用いる係数については詳しく書かせていただきました。
家を建てる際には、これらの単位を正しく理解し、適切に活用することで、計画をスムーズに進めることができます。
延べ床面積の計算においては、吹き抜けやバルコニーなどの扱いに注意し、必要に応じて専門家にご相談ください。
この記事が、皆様の家づくりに役立つことを願っています。
家づくりに関するご相談はぜひ白田工務店にお任せください。
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