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2025.02.17

コラム

シロアリ対策木材高基礎

シロアリに強い木材とは? 選び方とシロアリ対策をわかりやすく解説

シロアリ被害。
特に木造住宅における被害は深刻な問題です。
被害に遭えば家の寿命を縮めると共に、多額の修理費用を必要とするケースも少なくありません。
シロアリは種類によって好みの木が異なるものの、日本の木造建築に使われる木材の多くは食害に遭いやすいといえます。

一方でシロアリに強い木材も存在し、適切な対策と組み合わせることでシロアリからの被害リスクを軽減できます。
今回はシロアリに強い木材の種類や特性、そしてそれ以外の効果的なシロアリ対策についてご紹介します。

シロアリに強い木材の選び方

シロアリの被害と対策の重要性

シロアリは、木材に多く含まれるセルロースを栄養源とする昆虫で、日本の住宅に大きな被害を与えています。
シロアリは建物の土台や柱などの構造材を食い荒らすため、建物の強度を著しく低下させ、倒壊の危険性も高まります。
早期発見と適切な対策が不可欠なので、被害を発見したら、放置せずに専門会社への相談が重要です。

シロアリが好む木材と嫌う木材の特徴

シロアリは、一般的に柔らかく、含水率の高い木材を好みます。
スギやマツなどの針葉樹は、シロアリの食害を受けやすい傾向があります。
一方シロアリは、硬く、含水率が低く、特定の成分を含む木材を嫌います。

シロアリが嫌うヒノキとヒバの特性比較

ヒノキとヒバは、比較的シロアリに強い木材として広く知られています。
ヒノキは針葉樹の中でも割と硬い方の木材で、耐久性が高く、国産ヒノキには抗菌作用のある成分(ヒノキチオールやα-カジノール)が含まれています。
ヒバにも抗菌作用のある成分(ヒノキチオール)が含まれており、強い防虫、殺菌効果があります。
ヒバはヒノキよりもヒノキチオール含有量が多く、シロアリへの抵抗性が高いとされています。
しかし、いずれの木材も、ただそれを使えばシロアリからの被害を完全に防げると言い切れるものではありません。

木材の耐久性とシロアリ抵抗性の関係

木材の耐久性とシロアリ抵抗性は、密接な関係があります。
シロアリは、含水量が高く柔らかい木材を好むため、一般的に硬くて耐久性が高い木材は、シロアリ抵抗性も高い傾向があります。
しかし、耐久性が高い木材であっても、濡れたり腐食していると、シロアリの食害を完全に防ぐことはできません。

ヒノキとヒバ以外のシロアリに強い木材

ヒノキやヒバ以外にも、シロアリに強い木材は存在します。
例えば、よくウッドデッキ材に使用されるウリンやイタウバ、イペなどのハードウッドは、シロアリが食べられないほど硬く、食害にも遭いづらいといわれます。
しかし、それらのハードウッドは硬くて重いがゆえに加工や現場での施工が難しく、材積あたりの単価もヒノキ・ヒバなどに比べて非常に効果であるため、土台や柱に使用することはできません。
生長が速くてまっすぐに伸びやすく、軽くて柔らかくて加工しやすいという特徴をもつ針葉樹でないと、土台や柱などの家の構造材には向かないのです。
適材適所というやつですね。
そんな針葉樹の中ではシロアリに比較的強いという意味で、やはり土台にはヒノキ・ヒバなどを使用するのがベストでしょう。

シロアリに強い木材を選ぶ際の注意点

シロアリに強い木材を選ぶ際には、木材の種類だけでなく、乾燥状態や施工方法も考慮する必要があります。
十分に乾燥されていない木材は、シロアリの被害を受けやすいため注意が必要です。

シロアリに強い木材だけでは不十分!

薬剤散布によるシロアリ対策

比較的シロアリに強いヒノキやヒバを土台に使用すれば大丈夫、というわけではありません。
しっかりとした防蟻処理を施すことが重要です。
木材に防蟻材などの薬剤を散布することで、シロアリの食害を防ぐことができます。
薬剤の種類はさまざまですが、人体や環境への影響が少ない薬剤を選ぶことが重要です。
専門会社に依頼することで、より効果的な薬剤散布を行うこともできます。
しかし、防蟻材などの薬剤効果は永遠ではありませんので、薬剤の塗り直しなどが必要になることがあります。

注入処理によるシロアリ対策

注入処理は、木材内部に薬剤を注入する方法です。
薬剤が木材内部に浸透するため、長期間にわたってシロアリの被害を防ぐ効果が期待できます。
新築を検討する場合は、注入処理された木材を使用するのも一つの選択肢です。

高基礎採用によるシロアリ対策

土台や柱などの防蟻薬剤を塗布しても、5年~10年で効き目がなくなるとも言われています。
じゃあ効き目がなくなったからといって、土台や柱を覆っている外壁を引っぺがして再度薬剤を塗布するかというと、そんなことをする会社はありません。
一般的には、床下に潜って内側からできる範囲だけを塗布し、それ以外はノーガードということがほとんどです。
防蟻薬剤の効果に頼らない方法もあります。

当社も推奨している、「高基礎」を採用する方法です。
一般的に地上から1メートルの高さの範囲に土台や柱などの木質構造部材が存在すると、シロアリの被害に遭いやすいと言われています。
では基礎の立ち上がりを1メートル以上の高さにしてしまえば、被害に遭いやすい箇所に木材を配置しなくて済み、シロアリによる被害を半永久的に予防できるだろう、という考えです。
これは新潟県の住宅専門設計会社・オーブルデザイン様が提唱し長年実践してきた方法で、ブログで公開されている情報から学ばせていただき、当社も真似させていただいています。
高基礎の採用はシロアリの半永久的な予防だけでなく、広大な床下収納、床下エアコン暖房との相性、杉板外壁との相性など、様々な点で優秀で、非常に合理的な設計手法と思います。
これまで高基礎を採用いただいて当社のお客様にも非常に満足いただけております。
当社のモデルハウスでも実際の様子をご覧いただくことができますので、ぜひ足をお運びくださいね。

定期的なシロアリ点検の重要性

シロアリ被害を防ぐためには、定期的な点検が重要です。
早期にシロアリ被害を発見することで、被害の拡大を防ぎ、修繕費用を抑えることができます。
セルフチェックだけでは心配な場合は、専門会社による点検がおすすめです。

シロアリ被害を発見した場合の対処法

シロアリ被害を発見した場合は、放置せずに被害状況を正確に把握し、適切な駆除方法を選択する必要があります。
シロアリ対策は、専門知識と技術が必要なため、専門会社に相談することをおすすめします。
専門会社は、シロアリの種類や被害状況を的確に判断し、最適な対策を提案してくれます。

当社では、シロアリ被害の対応依頼もお受けしております。
シロアリ対策に興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

シロアリに強い木材を使用することは、シロアリ対策において有効な手段の一つです。
ヒノキやヒバなどの木材は、シロアリ抵抗性が高いとされていますが、ただそれを使うだけでは完全な対策とはなりません。
薬剤塗布や注入処理、定期的な点検など、複数の対策を組み合わせることで、より効果的にシロアリ被害を防ぐことができます。

また、当社では、高基礎を採用したシロアリ被害の半永久的な予防策を導入するなど、長く安心安全に暮らせる家づくりをしております。
もちろん、シロアリ被害は早期発見・早期対策が重要なので、不明な点があれば、専門会社への相談がおすすめです。
大切な家を守るため、適切なシロアリ対策を行いましょう!

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