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2025.02.07

コラム

新築植栽注文住宅

理想の日当たりを実現! 隣家との距離と間取り設計のポイント

家づくりにおいて、日当たりの良い家にしたい、というのはよく寄せられるご要望です。
最近の当社の家づくりにおいては、南向きに大きな窓を配置することが必ずしもベストとは考えておりません。
高気密高断熱で24時間全館冷暖房でも省エネに過ごせる、という住まいにおいては、室温を終日安定させたいとき、真南からの直達日射は冬でも一時的に暑く感じさせてしまうこともあるため、手放しで真南の大窓をお勧めはしていないのです。
そうはいっても、南向きの家というのはやはり好まれるようです。
南からの日当たりを考えるうえで、敷地南側の隣家との距離をどのように取るかというのは重要な要素です。

せっかく建てた家が、思っていたよりも日当たりが悪かった…そんなことにならないよう、隣家との距離と日当たりの関係性について考えてみましょう。
今回は、日当たりを確保するための最適な隣家との距離や、距離が確保できない場合の具体的な対策方法を分かりやすくご紹介します。
快適な住まいづくりに役立つ情報を提供しますので、ぜひ最後までお読みください。

隣家の距離と日当たりを確保するためのポイント

日当たりに影響を与える要素

日当たりに影響を与える要素はさまざまです。
隣家との距離はもちろん、家の向き(方位)、隣家の高さ、植栽の有無、窓の配置や大きさなども大きく関わってきます。
これらの要素が複雑に絡み合い、最終的な日当たりを決定づけます。
特に、南側の隣家との距離は、冬場の太陽高度が低い時期の日当たりに大きく影響します。

隣家との距離と日照時間シミュレーション

隣家との距離と日照時間には、密接な関係があります。
冬至の時期は太陽高度が最も低くなります。
もちろん隣家の建物高さや自宅の南側の窓の設置高さなどにもよりますが、南側の隣家との距離が5メートル未満だと、太陽が南中高度に達しても1階の窓に日が差し込まない可能性があります。
結果的に、1日の日照時間が短くなることにつながります。
日照シミュレーションソフトなどを利用すれば、建築予定地の状況を反映して、具体的な日照時間を予測できるので、間取りを計画する前に確認するのも良いかもしれません。

日当たりを確保するための最適な距離

一般的に、日当たりを十分に確保するためには、南側の隣家との距離を5メートル以上確保することが理想的と言われています。
しかし、これはあくまで目安。
隣家の高さや地形、植栽などによって最適な距離は変わってきます。
もちろん、山形県のような東北地方だと、冬場の太陽の南中高度も関東圏より低くなりますので、真南からの直達日射をどうしても家に取り込みたいのであれば、もっと離隔距離を取る必要があるでしょう。
より正確な距離を知るためには、専門家による日照シミュレーションを行うことが重要です。

とはいえ、実際にシミュレーションをおこなったところで、実際に直達日射が得られるほど離隔距離が取れるとは限りません。
もっともお勧めしたいのは、直達日射に過度に依存しない間取り・暖房計画を考えることです。
当社であれば、南側の隣家との間に充分な距離を取れなくても充分暖かく・明るい家づくりが可能ですので、ご所有の土地にご不安があればぜひご相談くださいね。

方位による日当たりへの影響

方位は日当たりに大きな影響を与えます。
南向きの家は、1日のうち最も長い時間日差しを受けられますが、東向きは午前中の日差しが長く、西向きの家では昼から夕方までの日差しが長い、などの傾向があります。
また、東西方向に隣家がある場合、日差しを遮られる可能性が高まります。
そのため、土地選びの段階から、方位と隣家との位置関係を考慮することも大切です。
だからといって、南向きの家は良くて、東向き・西向き・北向きの家はダメ、なんてことは全然ありません。
方位に合わせた家づくりをおこなえば良いだけのことです。

隣の家との距離日当たりを改善するための具体的な方法

間取りの工夫

隣家との距離が十分に確保できない場合、間取りを工夫することで日当たりを改善できます
具体的には、床を高くする、吹き抜けを作る、コーナーサッシを採用するなどの方法があります。
床を高くすることで、隣家の影の影響を少なくできます。
吹き抜けは、高い位置から光を取り込むことで、1階にも光を届ける効果があります。
コーナーサッシを採用すれば、南側と東側、南側と西側、などのように、2方向からの採光が期待できます。
冬暗い時期が長い日本海側の東北にぴったりの窓計画だと考えます。

植栽による日射遮蔽

適切な植栽を選ぶことで、日射遮蔽を行うことも検討しましょう。
真南に大窓があると、夏場も大量の日射熱が宅内に入り込みます。
夏場の強すぎる日差しは、時に健康に害を及ぼすことがあります。
Low-Eガラスの窓を設けるなどでも熱量は大きく低減できますが、それだけでは日射熱を遮り切ることはできないでしょう。
適度な日射遮蔽ができるように計画することが大事です。

日射遮蔽には様々な方法がありますが、たとえば植栽をうまく使うのもお勧めです。
例えば落葉樹を南向きの大窓の前に配置すると、冬場は葉っぱがないため太陽光を遮らず日射熱を多く室内に取り込ませることができます。
逆に夏場は枝に葉を多く茂らせ、日陰を作ることで日射遮蔽装置として活躍することも可能です。
もちろんそれだけでなく、家の中から緑が見えることの気持ち良さといったらありません。
植栽の種類や配置を工夫することで、日当たりを効果的に改善できます。

室内壁の色と素材

室内の明るさという観点でいうと、室内の壁の色や素材も重要なポイントです。
白などの明るい色の壁は太陽光を反射し、室内を明るく保つ効果があります。
一方、暗い色の内壁は、光を吸収するため、室内が暗くなる可能性があります。

その他工夫

日当たりに頼らないという方法もあります。
洗濯物干しの観点でいえば、最近は高性能なドラム式洗濯乾燥機がありますので、多くの衣類は洗濯から乾燥まで機械がやってくれます。
それに加えてどうしても干したいものがあるのであれば、物干しポール付きのランドリールーム兼脱衣所の設計とすることで、洗濯・物干し・アイロン・収納を一箇所で完結できる便利な空間となります。
全館空調でランドリールーム内も暖かい空間を保つことで、洗濯物もよく乾きます。
暖かさという観点でも、日当たりに過度に依存しない家づくりは可能です。
土地的に日当たりが悪くても、高気密高断熱な造りにエアコンによる24時間全館空調システムを採用することで、室内乾燥が容易になります。

日当たりがもしゼロだとしても、暖かい空間は容易に実現できます。
明るさの観点では、南側や東・西側からの採光が期待できなくても、北側に大きな窓を設ければ問題ありません。
むしろ北側というのは一日を通して一定の明るさをもたらしてくれるため、意外に重要な採光方位なのです。
北側からは直達日射が入り込むこともないため、24時間暖房時に昼過ぎの時間だけ宅内が暑い…ということも起こりづらいでしょう。
当社では、高性能な家が特徴です!
一年を通して快適で省エネな住環境を実現していますので、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

隣家との距離と日当たりは、快適な住まいづくりに重要な要素であることは間違いありません。
しかしそれだけが重要というわけではありません。
隣家との離隔距離がうまく取れず、日当たりの良くない立地だとしても、状況に応じて間取りの工夫、植栽、窓の配置、断熱性能、空調計画など、さまざまな方法で日当たりによるデメリットをカバーできます。
この記事で紹介した情報を参考に、明るい住まいを実現してください。
土地選びから設計、施工まで、専門家と相談しながら、理想の住まいを実現しましょう。

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