建築費の高騰が続く今、住宅づくりにおいて「できるだけコンパクトに」という考え方が主流となってきました。
延床面積を抑えることで建築費を抑え、無理のない資金計画を立てたいと考える方が増えています。
一方で、「家が小さいと暮らしにくいのでは」「収納が足りなくなるのでは」といった不安の声が多いのも事実です。
しかし、家の快適さは単純な広さだけで決まるものではありません。限られた面積の中でも、設計と収納計画をしっかり行うことで、小さな家でも驚くほど広く、そして快適に暮らすことは十分に可能です。
コンパクトな家こそ、収納計画が暮らしやすさを左右する
家が小さくなるほど、収納計画の重要性は高まります。
収納が不足すると、生活空間に物があふれ、せっかくの住まいが窮屈に感じられてしまいます。
逆に言えば、収納の位置や使い方まで考え抜かれていれば、床面積以上のゆとりを感じながら暮らすことができます。
白田工務店では、間取りを考える初期段階から「どこに・何を・どれくらい収納するのか」を丁寧に整理し、暮らし方に合わせた収納計画を行っています。
収納は後から足すものではなく、設計の一部として組み込むことで、コンパクトな住まいでも無理のない生活動線が生まれます。
床下を活かすことで、収納量は大きく変わる
高基礎を採用した住宅では床下空間を収納として活用することができます。
床下収納は1階の床面積の2分の1の広さまでという制限はあるものの、それでも床面積にして7坪~9坪ほどの広さの“追加の収納空間”を実現することができます。
季節ものの衣類や使用頻度の低い物、使わなくなったけど捨てられないおもちゃ・絵本、防災備蓄品などを床下にまとめて収納することで、居室や収納棚を物で圧迫することなく、すっきりとした暮らしを保つことができます。
お客様の中には、かさばりがちな雛飾りや兜飾りを収納している方もいらっしゃいます。
また、引っ越し直後は段ボールの山で1階・2階の生活空間が圧迫されがちです。「とりあえず全部床下に保管し、ゆっくり開梱することができて助かった」というお声も聞こえてきます。
重いものや大きなものの出し入れも簡単にできますので、生鮮食品以外であればどんなものでも収納・保管することができるでしょう。
床下エアコンによる湿気対策も万全ですし、天井高も1.4mあって点検も容易ですので、安心して使える収納空間になります。

デッドスペースを活かして、暮らしの余裕をつくる
コンパクトな住宅でも、デッドスペースの有効活用で収納量は大きく変わります。
普段あまり意識されない空間も、設計次第で立派な収納スペースになります。
階段下や壁の厚み、天井近くの空間なども見逃せません。
これらは何も考えずに設計すると使われないまま終わってしまいますが、あらかじめ収納として計画しておくことで、日用品や掃除道具、書類などを収める場所として有効に機能します。
限られた面積の中では、こうした「余白」を積み重ねることが、結果的に大きな収納力につながります。
小屋裏の収納なども良いでしょう。
単に物を置く場所としてではなく、将来的なライフスタイルの変化にも対応できる柔軟な空間として計画することが大切です。
最初から収納として使う前提で設計しておくことで、後から無理に収納家具を増やす必要がなくなり、結果的に家全体がすっきりとまとまります。

「しまいやすさ」を考えた収納が、家を広く感じさせる
収納は量だけでなく、使いやすさも重要です。
いくら収納スペースが多くても、出し入れしにくければ結局使われなくなり、物が表にあふれてしまいます。
生活動線に沿って必要な場所に必要な収納があることで、片付けが自然と習慣になり、常に整った空間を保つことができます。
白田工務店では、家事や日常動線を意識しながら、収納の配置や高さ、奥行きまで細かく検討します。
こうした積み重ねが、コンパクトな家でも「狭さを感じにくい暮らし」を実現するポイントになります。
まとめ|小さな家でも、設計次第で暮らしは広がる
建築費が高騰する今、家をどれだけコンパクトにしつつ、かつ収納不足で生活が破綻することを避けられるか、ということは至上命題です。
大切なのは、限られた家の広さの中でどれだけ暮らしやすさを高められるかという点です。
床下や小屋裏などのデッドスペースを活かし、暮らしに合った収納計画を行うことで、狭小地やコンパクトな住宅でも十分な収納量と快適さを確保することができます。
小さな家でも広く暮らすためには、設計と収納を切り離して考えないことが重要です。
白田工務店では、建物の大きさだけにとらわれず、長く快適に暮らせる住まいを目指した設計・収納計画をご提案しています。










