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2025.02.19

コラム

外壁新築構造材注文住宅

外壁の凍害対策とは?予防方法を解説!

新築をご検討中のみなさんの中には、外壁材は何が良いか検討している方もいるかもしれません。
山形県等の東北で家を建てる以上、外壁の「凍害」をまったく無視して外壁材を選ぶのは得策ではありません。
凍害は特に寒冷地で起こりやすく、放置すると建物の寿命を縮める原因にもなります。
今回は、外壁凍害とは何か? その原因や影響、そして効果的な対策方法をご紹介します。
ご自宅の外壁を守るための知識を身につけ、安心安全な暮らしを手に入れましょう。

外壁の凍害とは何か? 原因と影響を解説

外壁の凍害とはどんな現象か

外壁の凍害とは、主に気温が氷点下になる地域で起こる、外壁材の劣化現象です。
寒い冬、外壁材の素材内部に水が浸入するとどうなるでしょう。
水は氷になると体積が膨張します。素材内部に入り込んだ水が凍結と融解を繰り返すことで素材がもろくなり、ひび割れたり塗装が剥がれるなど、外壁材の劣化が発生します。
これが凍害です。
特に、窯業系サイディングなどの多孔質の外壁材は、表面の塗膜が剥がれると防水ができなくなり、素材内部に水が入り込みやすくなることで、凍害が起こりやすいと言われています。

凍害による外壁への影響

凍害による影響は、見た目だけの問題ではありません。
ひび割れや塗装の剥がれは、建物の防水性を低下させ、雨漏りや内部腐食の原因となります。
それでも放っておいた場合、さらに凍害が進行すると外壁材が大きく崩落する危険性も。
外壁の凍害は、早期発見と適切な対策が不可欠です。

凍害が起こりやすい外壁材の種類

凍害が起こりやすい外壁材は、窯業系サイディングとALC(軽量発泡コンクリート)です。
窯業系サイディングは、セメントと繊維質を混ぜて作られた外壁材で、塗装による塗膜の下の素材は吸水性が高いため、凍害の影響を受けやすいのです。
ALCは、有名なものでは旭化成建材さんのヘーベルパワーボードがあります。
こちらは非常に優れた外壁材ではあります。

ですが、塗装やコーキング等のメンテナンスをしっかりおこなわないと、その優秀さが充分に発揮されません。
塗装の下の素材は窯業系サイディングと同様に水分を吸収しやすく、凍結融解によって劣化が進む可能性があります。
どちらの素材も塗装やコーキングによって防水処理がされており、定期的な塗装のし直しやコーキングの打ち替えなど、メンテナンスが必要になります。

外壁の凍害対策とは?予防と補修方法

凍害を防ぐための予防策

凍害を防ぐためには、まずは窯業系サイディングなどの凍害に比較的弱い素材はなるべく選ばないことです。
窯業系サイディングはデザインも様々あり、タイル風の見た目で高級感も感じられるということで好まれることが多いですが、寒冷地においては凍害のリスクを避けて通ることができません。
もちろん、十数年おきの塗装し直しやコーキング打ち替えなど、しっかりやっていく自信のある方は良いでしょう。

ですが、居住者も人間ですから、ちょっと忘れたり先延ばしにしたりすることも多々あります。
自分はあまり自信がないな…という方は、窯業系サイディングは選択肢から外し、金属サイディングや当社のお勧めする杉板外壁などをお選びいただくことを強くお勧めします。

では、どうしても窯業系サイディングが良いんだ、という方はどうすべきか。
外壁素材内部への水の浸入を防ぐことが重要です。
そのためには、定期的な塗装、コーキングの点検・補修が有効です。
また、現在は当然なので言うまでもありませんが、通気構法によって外壁材を張ることが重要です。

外壁のセルフチェック方法

外壁のセルフチェックは、凍害の早期発見に役立ちます。
ひび割れ剥がれチョーキング現象(塗膜の劣化で、指で触ると粉状のものが付く現象)がないか、目視で確認しましょう。
また、コーキング材の劣化もチェックポイントです。
高所は安全に注意して確認するか、専門会社に依頼しましょう。

凍害の初期症状と対処法

外壁凍害の初期症状では、小さなひび割れや塗装剥がれが見られます。
このような症状を発見したら、放置せずに早急に専門会社に相談しましょう。
初期段階であれば、比較的簡単な補修で済む可能性があります。

専門会社への相談と補修方法

専門会社は、凍害の程度を正確に診断し、適切な補修方法を提案してくれます。
補修方法は、ひび割れの補修、塗装、外壁材の交換などさまざまです。
状況によっては、大規模な修繕が必要になる場合もあります。
どこに相談をすれば良いか分からない場合は、お気軽に弊社にご相談ください!

火災保険の活用

凍害による被害は、火災保険の適用対象となる可能性があります。
あくまで可能性であり、保険会社によっては「経年劣化」とは判断され、保険対象外となる場合もあります。
保険適用条件や補償内容については、加入している保険会社に確認しましょう。

まとめ

外壁の凍害は、放置すると建物に深刻な被害をもたらす可能性のある劣化現象です。
予防策としては、そもそも窯業系サイディングを選ばない、定期的なセルフチェック、適切な時期の塗り替え、コーキングの補修が重要です。
初期症状を発見したら、専門会社への相談を早めに行いましょう。
そして、火災保険の適用についても確認することをお勧めします。
早期発見と適切な対策によって、大切なご自宅を守りましょう!

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