家づくりを考えるとき、多くの方が
①まず土地を決めて購入する。
②工務店・ハウスメーカーに間取りを考えてもらって、建築する。
③建物の完成が見えてきたら、カーポートや芝生などの外構を検討する。
という流れをイメージされるのではないでしょうか。
しかし、実はこの”分断された家づくり”こそが、住んでからの後悔を生みやすいポイントでもあります。
私たちは、土地・間取り・外構(庭)を同時に考えることを強くおすすめしています。
なぜなら、この3つは切り離せない関係にあるからです。
土地探しから伴走する理由|家は「敷地全体」で考えるもの
土地は、単に「広さ」や「価格」だけで判断できるものではありません。
・目玉となるビューポイント(景観の良い場所・視線の抜けが良いばしょ)はどこか
・周囲にどんな建物が建っているか
・隣地や道路から、どこが見られるか
・太陽はどの方向から入り、どこに影が落ちるか
・将来的に建物が建つ可能性はあるか
これらを踏まえずに土地を購入してしまうと、
「窓から自然や空を見ることができなくてイマイチ…」
「思ったより日当たりが悪い」
「リビングが道路から丸見え」
といった問題が起こりやすくなります。
土地探しの段階から設計者が関わることで、敷地の“活かし方”まで見据えた判断が可能になります。
外観は「建物」だけで決まらない|外構がつくる家の表情
家の外観は、建物のデザインだけで完成するものではありません。
・アプローチの位置
・フェンスや植栽の高さ
・駐車場・カーポートとの距離感
・道路からの視線の切り方
これらを含めて、初めて「家の顔」が決まります。
外構を後回しにすると、
✔ せっかくの外観がカーポートに隠れてしまう
✔ 建物のデザインと外構のテイストがちぐはぐになる
✔ 視線対策のために後から不自然な目隠しが必要になる
といったことが起こりがちです。
外構は、建物を引き立てるための“余白”であり、完成度を左右する重要な要素なのです。
特にカーポートの配置などは、前面道路との出入りのしやすさや敷地内の除雪方法なども踏まえて検討が必要です。
室内からの景色を設計する|庭は「眺める空間」
私たちは、間取りを考えるとき、「この窓から何が見えるか」という視点をとても大切にしています。
庭があることで、
・リビングの大きな窓の先に、緑が広がる
・カーテンを開けたままでも落ち着いて過ごせる
・四季の変化を室内から感じられる
といった、数字では測れない心地よさが生まれます。
逆に、庭の計画がない家では、窓の先が「隣家の外壁」や「ブロック塀」になってしまい、常にカーテンを閉めた生活になりがちです。
庭は、外に出るためだけの空間ではなく、室内の延長として“眺めるため”にも存在すると私たちは考えています。

日照・景観・視線を整えるのが「外構設計」
庭や外構は、見た目を良くするためだけのものではありません。
・日差しを遮りすぎず、やわらかく取り込む
・周囲の視線を自然にカットする
・家族のプライバシーを守る
これらを建物配置と同時に考えることが重要です。
例えば、ただ「大きな窓をつくる」だけでは不十分で、その先にどんな庭をつくるかまで含めて設計することで、初めて“心地よい明るさ”と“安心感”が両立します。
そもそも本当に南側の窓を大きくすべきか?
この敷地だったらリビングをあえて北側に配置して、北側をメインの大窓にしたらどうだろうか?
これならあそこの借景が使えそうだ。
その場合はこちらの植栽はどのように配置しようか?
周囲を見渡しながら、さまざまな視点で窓の向き、間取りの配置、植栽を含む外構の配置を考えることが重要なのです。
家と庭ができて、初めて「家庭」が生まれる
家づくりは、建物が完成しただけでは終わりません。
庭が整い、外との関係性ができて、ようやく暮らしが根づく場所になります。
・子どもが庭で遊ぶ
・季節の植物を眺めながら過ごす
・ふと外を見たときに、心が落ち着く
こうした日常の積み重ねが、「家庭」という空間をつくっていきます。
だからこそ私たちは、「土地×間取り×外構の同時検討」をおすすめしています。

まとめ|同時に考えるから、無理のない美しさが生まれる
土地・間取り・外構を別々に考えるのではなく、
最初から一体として設計すること。
それは、
✔ 無理のない動線
✔ 美しい外観
✔ 心地よい室内空間
✔ 周囲の景観の良いとこどり
✔ プライバシーと開放感の両立
すべてを叶えるための、もっとも合理的な家づくりです。
私たちは、土地探しから伴走し、敷地全体を活かす家づくりをご提案しています。
家と庭がつながる、本当に豊かな住まいを一緒に考えてみませんか。










