山形で新築を造るなら、「冬は暖かく、夏は涼しい家がいい!」と思っている方が多いと思います。
そのような家にするには断熱性能の高さが大事になってきます。
2025年度から「省エネ基準適合義務化」(断熱の最低基準が断熱等性能等級4以上)が始まります!
それらに伴い、断熱性能の基準についてルールの改正及び変更が行われています。
国の新しい断熱性能の基準に大きな影響を与えたのが、今回紹介する「HEAT20」です。
HEAT20とは何か、他の基準とどう違うのか等、お話しできればと思います。
「HEAT20」とは?
2009年に設立された、「2020年を見据えた住宅の高断化技術開発委員会」という団体の英名の頭文字を取って「HEAT20(ヒート20)と」言われています。
2020年7月には団体名称が「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」と変更となりましたが、頭文字をとって同じく「HEAT20」と呼ばれています。
住宅業界の断熱基準を超える性能を求める取り組みを進めており、快適で健康的な住環境を提供し、エネルギー効率を向上させることを目指しています。
HEAT20にはG1、G2、G3の3つのグレードがあり、性能が向上するにつれて断熱性能も高くなります。これらのグレードを断熱等級と比較すると以下のような図になります。
山形県の市町村は、ほとんど3または4地域のため、G2グレードは断熱等級6、G3グレードは断熱等級7と同等の性能値と言えるでしょう。
そして、弊社でお薦めしているのはG2以上すなわち断熱等級6以上! 高性能のお家をご提案しております。
朝日町のCoRoDo.モデルハウスは、3地域における断熱等級6(HEAT20 G2基準)の仕様となっています! UA値でいえば0.21なので、ほぼ等級7(G3基準)と変わらないレベルです。
山形県内でも寒い地域における高断熱性能を体験したい方は、ぜひモデルハウスの見学に来てみてくださいね。
断熱性能を高くするメリット
断熱性能を高くすることで、主に以下のようなメリットがあります。
健康と快適性
断熱性能の向上により部屋間の温度差を減少させることで、快適性が向上します。
特に寒い時期に頻発する「ヒートショック」による死亡事故の防止に大きく貢献します。
高性能な窓サッシを使用することで窓面の結露を防ぎ、周囲のカビの発生も防いでくれるため、その面でも健康に良い影響を与えます。
部屋間の温度差をなくすため、当社では建具・間仕切りを最小限に抑えた間取りを推奨し、冷暖房の24時間連続運転を推奨しています。
省エネルギー
高い断熱性能により、冷暖房のエネルギー消費を削減し、環境負荷を軽減します。
外気の影響を受けにくくなるため、最小限のエネルギーで冷暖房を運用することができるので、光熱費を抑えられます。
断熱性能が高いと省エネ性能が高くなり、暖房を24時間連続運転した際の電気料金を少額に抑えることができます。
24時間連続空調で健康・快適な暮らしを安価で実現するために、断熱性能を高くすることを推奨しています。
断熱性能について、断熱等級で比較した室温の例など以下のブログ記事で紹介しています!
こちらもぜひ一緒にチェックしてみてくださいね。
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断熱政策の変遷と、今だからオススメするリノベーション
今回はHEAT20と断熱性能に関してご紹介しました!
断熱性能のレベルは、住宅において様々な面で大事になってくる指標の一つです。新築やリフォームを検討されている方は、ぜひ高い断熱等級を目指して家づくりを進めていただければと思います。
弊社では「高気密高断熱」な家を長く推奨してきています。
これまで培ってきた知見と技術で「お客様が安心安全に暮らせる家」を提案してまいります!
お家に関することでお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談くださいね。