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2025.03.06

コラム

断熱性能構造材高気密高断熱

最高の断熱材とは?断熱材の種類や選び方のポイントを紹介

断熱性の高い快適な住まいづくりには、断熱材選びが欠かせません。
適切な断熱材を選ぶことで、冬は暖かく夏は涼しい、省エネで快適な住空間を実現できます。
しかし、断熱材の種類は豊富で、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
そのため、最適な断熱材の選び方は建築会社によっても様々で、使い方にも違いが見られたりします。
今回は、さまざまな断熱材の特徴を比較し、断熱材選びのポイントを解説します。

ただし、先に断っておくと、「万能の、最高の断熱材」などというものはありません。
断熱材ごとの素材の特徴がすべて異なりますので、工務店・ハウスメーカーごとにどのような観点で選ぶかにはそれぞれ理由があるのです。
弊社ではどのような断熱材を選択しているか、気になる方はぜひお問い合わせください。

断熱材の種類と特徴を徹底比較

グラスウール

グラスウールは、古くから使われている定番の断熱材です。
ガラス繊維を綿状にしたもので、安価で入手しやすいのがメリットです。
燃えにくく耐燃焼性にも優れていますが、湿気を吸収し貯めやすいという弱点があります。
そのため、施工時には換気対策や防湿気密シートなどによる気密施工が重要となります。

ロックウール

ロックウールも無機質繊維系の断熱材で、グラスウールと同様に燃えにくく、吸音性が高い素材です。
しかし、グラスウールと比べて価格は高めです。
原料は天然鉱物(無機物)由来の素材で、環境に優しい素材とも言えます。
湿気対策は、グラスウール同様に必須となります。
吸音性が高いことから、弊社では断熱材としてよりもむしろ吸音材として間仕切り壁の内部に使用することの方が多い素材です。

セルロースファイバー

セルロースファイバーは、古紙などを原料とした環境に優しい断熱材です。
調湿性に優れ、快適な湿度を保つ効果が期待できます。
また、防虫効果も期待できます。
ただし、重量が重く、価格も高めです。

硬質ウレタンフォーム

硬質ウレタンフォームは、高い断熱性能を誇る発泡断熱材です。
吹き付け施工が一般的で、隙間なく施工できるため、高い気密性と断熱性を確保できます。
耐久性にも優れていますが、専門会社による施工が必要となるため注意が必要です。
優れた素材で弊社でもかつて使用した時期はありますが、弊社では石油製品への世間の風当たりが厳しくなると共に使用をやめました。

ポリスチレンフォーム

ポリスチレンフォームは、発泡スチロールとして知られる断熱材です。
軽量で水を吸いにくく、施工が容易で安価です。
熱に弱いのが弱点です。
押出法とビーズ法の2種類があります。

フェノールフォーム

フェノールフォームは、フェノール樹脂を使った断熱材で、高い断熱性能と防火性を兼ね備えた断熱材です。
薄くても高い断熱効果を発揮し、有害ガスもほとんど発生しません。
耐久性にも優れていますが、価格が高価です。
ちなみに、フェノール樹脂は鍋やフライパンの取手にも使われている素材です。
断熱性の高さがわかりますね。

断熱材の選び方

地域気候と最適な断熱材

地域によって気候は大きく異なり、適した断熱材も変わります。
山形県のような寒冷地では特に、暖かい地域で使うものよりも高い断熱性能を持つ断熱材が必須です。
また、寒冷地では壁内部に断熱材を充填する充填断熱だけでは性能が不足することもあり、壁の外側に断熱材を張る外張り付加断熱の工法を取ることもあります。
充填断熱と外張り断熱では施工方法や使用環境が異なりますので、同じ断熱材を使用するのか、それとも適材適所で異なる断熱材を使用するのかも、センスが問われるところです。

予算と性能のバランス

断熱材の価格は、種類や性能によって大きく異なります。
予算と性能のバランスを考慮し、最適な断熱材を選びましょう。
例えば、上記の中で性能当たりの素材の単価が一番安い、つまりコスパが高いのはグラスウールでしょう。
一方で、フェノールフォームなどは比較的高価な素材といえます。

健康面への配慮と環境への配慮

健康面や環境への配慮も重要なポイントです。
ホルムアルデヒドなどの有害物質を放出しない断熱材を選ぶことをおすすめします。
また、リサイクル可能な素材を使用している断熱材など環境に優しい素材を使うというのも選択肢の一つです。
一方でたとえば、現場発泡の硬質ウレタンフォームなどは隙間なく充填することが容易で優れていますが、解体時に木材にくっついたウレタンを剥がすことは困難であるため、将来の廃棄コストや環境負担が重くなる可能性も指摘されています。

施工方法とメンテナンスの容易さ

断熱材によっては、専門会社による施工が必要な場合があります。
断熱材の施工精度は実際の快適性に直結してくるので、大工さんが片手間でやるよりも、熟練の専門職人さんにお任せした方が良い場合も多々あります。
また、後々に修繕や増築・減築、リフォームなども視野に入れているのであれば、再施工やメンテナンスの容易さも考慮した素材選びをするのが良いでしょう。

専門家への相談

断熱材選びに迷った場合は、専門家への相談がおすすめです。
建築士や工務店などに相談することで、最適な断熱材選びのアドバイスを受けることができます。
ただし、地域風土ごとに断熱材の選択が異なるように、建築士や工務店ごとに断熱材の選び方や工法に違いがあります。
ですので、専門家に相談する際は、家を建てる地域で高性能な家づくりを実施している、地域の特性を知り尽くした建築士や工務店に頼るのが、一番安心できるかと思います。

当社は、山形県の地域密着の工務店として、長年「高性能」を重視した家づくりをしています!
断熱性能・気密性能・耐震性能などなど、様々な性能を高い精度で実現できる知見と技術を持っていると自負しております。
何かお困りの際はお気軽にご相談くださいね!

まとめ

この記事では、さまざまな断熱材の特徴を比較検討し、断熱材選びのポイントを解説しました。
最適な断熱材は、地域気候、予算、ライフスタイル、健康面・環境への配慮、施工方法・メンテナンスの容易さなど、さまざまな要素を考慮して決定する必要があります。
専門家への相談も有効です。
快適で省エネな住まいを実現するためには、これらの要素を総合的に判断し、あなたにとって最適な断熱材を選びましょう。
それぞれの断熱材のメリット・デメリットを理解することが、快適な住まいづくりへの第一歩です。
後悔のない選択をするため、時間をかけてじっくり検討しましょう!

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