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2025.05.20

コラム

デザイン土間間取り

土間のある家の間取りとは? 理想の空間を実現するための設計

土間のある家は、古民家のような温もりと現代的なデザインを融合させた、魅力的な空間を生み出します。
近年、新築住宅でも土間を取り入れる方が増え、人気の高まりを感じます
しかし、土間のある家づくりは間取りや素材選び、費用など、様々な要素を考慮する必要があります。

今回は、土間のある家の間取りから設計上の注意点、費用まで、理想の土間空間を実現するための情報を提供します。
家づくりを検討されている皆様にとって、役立つヒントになれば幸いです。

土間のある家の間取り

玄関土間の設計

玄関土間は、家の顔とも言える重要な空間です。
広さを確保し、靴や傘などの収納スペースを設けることが大切です。
また、来客時にも使いやすいよう、十分な動線を確保しましょう。
土間と室内を仕切る建具も、デザインや機能性を考慮して選びましょう。

例えば、ガラス戸を採用すれば明るさと開放感を演出できます。
障子などにすれば、やわらかな明るさと和風のデザインを楽しめます
また、土間スペースに収納棚などを設けることで、玄関周りをすっきりとした印象に保つことも可能です。

来客用の滞留スペースとしては最低でも1.5~2.0平方メートル(約0.5坪)が目安です。
傘立てやベビーカー置き場を想定するなら2.5~3.0平方メートル(1坪程度)にすると窮屈さが軽減されます。
雨水や泥の持ち込みを想定し、排水方向へ緩い勾配と泥受けマットのセットを計画すると、日々の清掃が楽になります。

隣接土間の設計

例えば、キッチン隣接の土間は家事動線をスムーズにする上で非常に有効です。
生ゴミの仮置き場や、食材のストックヤードとして活用できます。
家庭菜園などをされている場合は、土がついている野菜の処理もしやすいでしょう。

また、調理中に発生する汚れを気にせず作業できるため、使い勝手が向上します
キッチンと土間の間に勝手口を設置することで、外からの搬入も容易になります。
素材選びも重要です。
土間は、水や汚れに強い素材を選ぶことで、掃除などお手入れの負担を軽減できます。

臭い対策としては局所換気(連続運転の小型換気扇)と密閉蓋付きのゴミ箱を組み合わせると効果的です。
床の見切りは2~3cmの段差または水切り見切り材で区画すると、液体の浸入や掃除機の粉塵逆流を防げます。
土間の間取りを検討する際は、パントリー・勝手口・屋外水栓の三点を一直線に結ぶと搬入と片付けが最短動線になります。

リビング土間の設計

リビングに土間を設けることで、室内に自然光を取り込み、開放的な空間を演出できます
また、ペットの遊び場や、趣味の作業スペースとして活用することも可能です。
ただし、リビング土間は、床材の素材や断熱性などに注意が必要です。
コンクリートやタイルは冬場に冷え込むため、断熱材などの導入を検討しましょう。

蓄熱体としての土間は日射取得と相性が良く、冬季は南面の窓から得た熱を夕方まで緩やかに放熱します。
床レベルはフラットにすると回遊性が高まり、15mm程度の段差を設けるとゾーニング効果と砂埃の抑制が得られます。
反響音が気になる場合はラグや吸音パネルを併用し、ペットの足滑り対策として部分的にコルクマットを敷くと安心です。

その他空間への土間の配置

土間は、玄関、キッチン、リビング以外にも様々な場所に配置できます
例えば、洗面所や浴室に隣接した土間は、洗濯物を干したり、ガーデニング用品を収納したりするのに便利です。
それぞれの空間の用途に合わせて、土間の広さや素材、機能性を検討しましょう。

ランドリー土間は物干しポールの耐荷重(1本あたり10~15kg程度)と除湿機の処理能力(8~12L/日)をセットで計画すると衣服が乾きやすい空間づくりになります。
屋外趣味向けには自転車2台で3㎡前後、キャンプ道具を含めるなら4~5㎡を見込むと出し入れがスムーズです。
外部と隣接する土間は泥汚れが前提のため、ホース接続可能な水栓と汚水受けを同じ区画にまとめ、掃除1回を10分以内で完了できる動線にすると維持管理が楽です。

理想の土間空間を実現するための設計と注意点

1.土間の素材選び

土間の素材は、耐久性、デザイン性、メンテナンス性などを考慮して選ぶ必要があります
コンクリート、タイル、石など、様々な素材があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。
コンクリートは安価で耐久性が高い一方、冷たい印象になる場合もあります。
タイルはデザイン性のバリエーションが豊富ですが、目地に汚れが溜まりやすかったりします。
石材は高級感があり、耐久性も高いですが、最も高価です。

費用感はコンクリート金鏝仕上げで1.5~2.5万円/平方メートル、タイル張りで2.5~4.0万円/平方メートル、石材で3.5~6.0万円/平方メートルが目安です(地域・仕様で変動)。
滑りにくさや掃除性を重視するならマットなタイル+撥水目地材、重歩行や台車利用が多いなら無機系塗床も検討に値します。
ペット対応や素足の冷たさ軽減には、部分ラグやコルク・ラバー系の敷物を併用するなど、素材+運用の組み合わせで最適化しましょう。

2.土間の広さ・位置の検討

土間の広さや位置は、家族構成やライフスタイル、家の広さなどを考慮して決定する必要があります
広すぎる場合、他の部屋が狭くなる可能性があります。
逆に狭すぎると、十分な機能を発揮できない可能性があるので、設計段階から十分な検討を行いましょう。
また、土間の位置は部分的な要素として考えるのではなく、家事動線や生活動線との関係性も考慮することが重要です。

来客対応中心なら「玄関土間2.0平方メートル+下足収納1.0平方メートル」、自転車置きなら「幅900×奥行1700mm/台」を基準に必要面積を積み上げます。
動線は回転半径900mmを確保し、ぶつかりやすい交点は幅1200mm以上に拡幅するとストレスが減ります。
「土間のある家」を回遊動線に組み込むと、玄関、パントリー、キッチン、勝手口が一直線に繋がり、搬入と片付けの移動距離が2~3割短縮されます。

3.採光と通風

土間は日当たりや風通しの良い場所に配置することで、快適な空間になります
窓やドアの位置、大きさなどを工夫することで、自然光を最大限に取り込み、風通しを良くすることができます。
特に、湿気の多い場所には、十分な通気システムを備えることが重要です。

採光は土間面積に対して窓面積5~10%を目安にし、眩しさが気になる場合は乳白ガラスで拡散光を取り込みます。
花粉期は網戸+フィルター付き給気口、夏季は庇やルーバーで日射遮蔽を行うと、土間の蓄熱と暑さ対策のバランスが取れます。

4.防湿・防寒対策

屋内の土間は湿気や寒さ対策が重要です
コンクリートやタイルは断熱性が低いため、冬場は冷え込みます。
床下換気や断熱材の使用などを検討しましょう。
また、湿気対策として換気システムの導入や、調湿効果のある素材を使用することも有効です。

地盤面には防湿フィルム(0.1~0.2mm)+押出法ポリスチレンフォームt=30~50mm程度を敷設し、土間スラブの熱橋を最小化します。
寒冷地やリビング土間は温水床暖房・電気マット・パネルヒーターのいずれかを併用すると表面温度が安定します。
結露対策としては開口部の断熱性能を上げ、夜間は内窓や断熱スクリーンで放射冷却を抑えると快適性が向上します。

5.費用と予算管理

土間を作る費用は、素材や広さ、施工方法などによって大きく異なります
事前に費用を比較検討することが大切です。
また、予算をしっかりと立て、費用超過を防ぐための対策も必要です。

見積もりは「下地(掘削・転圧・防湿)/断熱/仕上げ/建具・設備/電気」の内訳で比較すると、削減余地が判別しやすくなります。
初期費用に加え、清掃用品やワックス・シーラーの更新費(年数千円~)など運用コストも年額で試算しましょう。

まとめ

今回は、土間のある家の間取りと、理想の土間空間を実現するための設計上の注意点について解説しました。
玄関、キッチン、リビングなど、様々な場所に土間を設けることで、生活空間をより豊かにすることができます。
しかし、素材選び、広さ、位置、採光・通風、防湿・防寒、費用など、様々な要素を考慮する必要があります。

これらの点を踏まえ、家族のライフスタイルに合った理想の土間空間を設計しましょう。
計画段階から慎重に検討し、後悔のない家づくりを進めてください。

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白田工務店では「基本性能重視」の家づくりを大切にし、安全・安心、長持ち、健康・快適・省エネの3つの視点から、お客様に価値のある住まいをご提案しています。耐久性が高く、高気密・高断熱で省エネにも優れ、夏の暑さや冬の寒さが厳しい山形でも快適に暮らせる家づくりをお手伝いします。

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