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2025.02.08

コラム

全館空調循環ファン性能向上換気

全館空調で後悔しないための秘訣とは? 導入前に知るべきことを解説

全館空調は、家全体を快適な温度に保つ魅力的な冷暖房システムのことを言いますが、導入する機器の種類によっては導入後に後悔するケースも少なくありません。
ランニングコストやメンテナンス費用、乾燥、温度調節の難しさなど、事前に知っておくべき注意点がいくつか存在します。
今回は、全館空調導入に関する後悔の体験談を参考に、デメリットと対策、そして賢い選択のためのポイントをご紹介します。
後悔を防ぎ、快適な住まいを実現するための情報を提供しますので、ぜひ最後までお読みください。

全館空調による後悔を防ぐためのポイント

全館空調の導入を検討する際に、事前に知っておくべきデメリットをご紹介します。
これらのデメリットを理解し、適切な対策を講じることで、後悔のない家づくりを実現できます。

電気代を抑える必要あり

全館空調は夏場の冷房期と冬場の暖房期には24時間連続運転させることを想定しているため、電気代というランニングコストは無視できません。
特に寒冷地や酷暑の地域では、夏季や冬季の電気代が大きくかかる月も出てきます。
導入前に、年間の電気代を試算し、冷暖房へかける予算に余裕を持たせることが重要です。
高気密・高断熱住宅であれば、冷暖房効率が優れているため電気代を抑えることが可能です。
新築に全館空調の導入を検討しているときは、高気密・高断熱な家づくりとセットに考えることが最低限の条件でしょう。
逆に高気密・高断熱な家でない場合は、本当に全館空調を導入するのか否か、再検討した方が良いかもしれません。

将来のメンテナンス・交換コストに備える

現在の全館空調システムは、どこの会社でも基本的にはエアコン(ヒートポンプ式の空調機)の仕組みを利用していることがほとんどです。
そこまでは良いのですが、工務店・ハウスメーカーによっては、自社オリジナルのエアコン・空調機を用いた全館空調としていることがあります。
そしてそれが後悔ポイントにつながってしまう場合があるのです。

「オリジナル仕様」といえば聞こえは良いかもしれませんが、その空調機が故障したときの修理や交換が、その会社でしかできないというのは考えものです。
価格の相見積もりができないほか、もしそのオリジナル仕様の規格に合う空調機の製造をやめてしまっていた場合、どうしたものか悩む必要も出てきてしまいます。
そうした事態に陥らないためには、一般的にどこの家電メーカーでも製造していて、どこの家電量販店でも購入・設置が可能な、「ふつうの壁掛けエアコン」を使った全館空調システムがベストと考えます。
それなら相見積もりも容易ですし、将来の交換時期に今より機械が大きくなってしまうということも考えづらいため、新築当初の空調機設置スペースにも問題なく取付け可能でしょう。
もちろん当社でも全館空調をおこなう場合、ふつうの壁掛けエアコンを使って計画するようにしています。

温度調節の難しさや乾燥への対策

全館空調は、家全体を均一な温度に保つため、部屋ごとの温度調節が難しい場合があります。
どうしても温度ムラが出てきてしまうことを覚悟する必要があるでしょう。
全館空調システムは商品によって部屋ごとの風量調整機能が搭載されているものもありますので、施工を依頼する工務店やハウスメーカーに確認することをお勧めします。

当社の場合は、ふつうの壁掛けエアコンをホールなどの共用部分に設置し、その冷気もしくは暖気を各部屋にエアパスファンで分配するような計画としています。
ある程度の温度ムラは出てきますが、快適に過ごせる範囲内ですので特に問題はありません。

また、エアコンのようなヒートポンプ式の空調機を用いて全館空調をおこなう場合、運転を継続していると宅内の湿度が下がっていきやすく、乾燥に悩まされることも多々あります。
夏場はまだ外気の湿度が高く、換気によってある程度の湿度を保ちやすい面はありますが、冬場の乾燥は難しい問題です。
様々な解決方法が考えられますが、簡単に思いつく範囲だとやはり加湿器の稼働でしょう。
ただし、冬場に加湿しすぎてしまうと、断熱性能の高い窓サッシであっても結露してしまうことがあります。
温湿度計を自宅に置き、どれくらいの湿度をキープすれば乾燥感がなく、なおかつ結露しないかというのを見定め、適切な範囲で加湿器を稼働させることが重要です。

運転音問題への対処法

全館空調システムは、24時間稼働するため、運転音が気になるという声もあります。
寝室から離れた場所に設置したり、防音対策を施したりするなど、事前に設置場所や音への配慮が必要です。

カビや虫、臭いの発生を防ぐための清掃方法

ダクト式の全館空調システムなどは、ダクト内にホコリやカビが発生する可能性があります。
時々ダクト内の清掃をすることを推奨しますが、専門の業者に依頼する必要がありますので、相談が必要でしょう。
また、換気システムなど外気を取り入れる機器のフィルターから虫が侵入する可能性があるため、フィルターの清掃や交換もしっかり行う必要があります。
これらの定期的な清掃を怠ると、臭いの問題も出てきますし、最悪機器の故障にもつながる可能性があるので、適切な使い方やメンテナンスをしましょう。

全館空調による後悔事例から学ぶ対策

後悔事例から学ぶ導入前の注意点

多くの後悔事例から、導入前に注意すべき点を学ぶことができます。
導入費や電気代、将来の修理・交換費用、乾燥、温度調節、運転音、臭い、カビや虫といった問題点について、具体的な数値データや事例を参考に、事前に十分な検討を行いましょう。

理想の全館空調システムを選ぶためのポイント

全館空調システムには色々な種類があり、機能や性能もさまざまです。
部屋ごとの温度調節機能、省エネ性能、メンテナンスのしやすさなど、ご自身のニーズに合ったシステムを選ぶことが重要です。
工務店やハウスメーカーの担当者と十分に相談し、カタログや資料だけでなく、実際に稼働しているシステムを見学するなどして、納得のいく選択をしましょう。

工務店やハウスメーカーへの質問事項

ハウスメーカーへの質問事項リストを作成し、事前に疑問点を解消しておきましょう。
導入費や電気代、将来の修理・交換費用、清掃方法、保証期間、故障時の対応など、重要な点を漏れなく確認することが大切です。

まとめ

全館空調は快適な住環境を実現する一方で、電気代や将来の修理・交換費用、乾燥、温度調節、運転音、臭い、カビや虫といった注意点も存在します。
後悔を防ぐためには、導入前にこれらの注意点を十分に理解し、適切な対策を講じる必要があります。
高気密・高断熱住宅の採用、自分に合ったシステムの選択、間取りの工夫、工務店・ハウスメーカーへの綿密な確認など、事前に準備することで、快適で安心できる住まいを実現できます。
この記事で紹介した情報が、皆様の賢い選択の一助となれば幸いです。
後悔しないよう、慎重に計画を進めましょう。
快適な住まいづくりに向けて、ぜひこの記事を参考にしていただき、ご検討ください。

当社では、高気密・高断熱といった性能の高い家とするとともに、「ふつうの壁掛けエアコン」を活用した24時間全館空調システムを構築しております。
冬は床下エアコン暖房1台で全館暖房が可能となる、高性能な家づくりを得意としています!
一年を通して快適で省エネな住環境を実現していますので、お気軽にお問い合わせください。

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