新築を計画中の方にとって、庭の手入れが大きな負担になるのではないかと心配になる点があるかもしれません。
忙しい現代人ですから、庭の手入れに時間を奪われたくないと考えるのは当然です。
そこで、手入れ不要とまではいきませんが、手入れが比較的簡単な庭を実現するための方法を、ステップごとに解説します。
新築で手入れが簡単な庭を実現するためのステップ
理想の庭像を明確にする
新築前に、どのような庭にしたいか、具体的なイメージを持つことが大切です。
リラックスできる空間、子供たちが遊べる場所、あるいは、単に家の外観を美しく見せるためのアクセントなど、庭に求める役割を明確にしましょう。
この段階で、庭の広さやデザイン、植栽の種類などを大まかに決めておくことで、後のステップでの判断が容易になります。
庭の広さと用途を決める
庭の広さは、手入れの負担に直結します。
広すぎる庭は、それだけ手入れの手間が増えます。
まずは、本当に必要な広さを考えましょう。
例えば、小さな花壇とウッドデッキだけで十分という方もいるでしょう。
逆に、家庭菜園をしたい、子どもたちが遊べる広いスペースが必要など、用途によって必要な広さは大きく変わってきます。
用途を明確にすることで、適切な広さを決定し、手入れの負担を最小限に抑えることができます。
手入れが簡単な素材を選ぶ
庭の素材選びは、手入れのしやすさを左右する重要な要素です。
草刈りや雑草取りが大変だという方は、土壌は雑草が生えやすいのでできるだけ土の面積を少なくするという考えもあります。
代わりに、レンガ、砂利・砕石、土間コンクリートなどの素材を検討しましょう。
これらの素材は雑草対策に効果的で、メンテナンスも容易です。
また、ウッドデッキなども、手入れが比較的容易な素材です。
手入れが簡単な植物を選ぶ
植物を選ぶ際には、成長が遅く、剪定や水やりなどの手入れが少ない種類を選びましょう。
また、病気や害虫に強い品種を選ぶことも重要です。
多年草や宿根草は、一度植えると数年間に渡って楽しめるため、手間がかかりません。
芝生などは、あこがれるけど天然芝は芝刈りなどの手入れが大変そう!というイメージが強いかと思います。
自動車最大手のTOYOTAが開発したTM-9という品種の芝であれば、芝刈りは年に1~2回で済むなど、手間が大きく軽減されます。
ぜひ検討しましょう!
弊社のCoRoDo.モデルハウスのお庭で使用していますので、気になる方はぜひ見に来てくださいね。
プロの力を活用する
庭づくりは専門業者に依頼することも検討しましょう。
特に、複雑なデザインや大規模な工事の場合は、専門業者に依頼すれば理想の庭を効率的に実現できます。

手入れが簡単な庭を新築で実現するための素材と植物選び
雑草対策に効果的な素材
雑草対策として最も効果的なのは、土壌を露出させないことです。
レンガ、タイル、土間コンクリート、砂利・砕石などを用いることで、雑草の発生を大幅に抑制できます。
特に、防草シートと砂利・砕石を組み合わせる方法や、インターロッキングは効果的です。
メンテナンスフリー??な人工芝
人工芝は、手入れがほとんど不要で、常に綺麗な状態を保てるという触れ込みで、人気が高まっています。
たしかに天然芝と比べて、水やりや刈り込みの手間が大幅に削減できます。
ただし、あくまでフェイク素材です。
見れば一瞬で分かりますし、触れた感触も本物とは異なります。
それに経年劣化したり、バーベキューの火の粉が降って溶けたり焦げたりすれば、戻ることはありません。
再度費用を出して新しい人工芝を敷き直すしかありません。
本物の生きた天然芝であれば自己修復しますので、何もしなくても戻ります。
人工芝はデメリットの方が多いと考えますが、耐久性や見た目、価格、手間などを総合的にみて、本当にそれで良いという考えであれば全否定はしません。
長持ちするウッドデッキ
ウッドデッキは、天然木と人工木材があります。
天然木は、定期的なメンテナンスが必要ですが、風合いが魅力です。
人工木材は、腐食やシロアリの被害に強く、メンテナンスが容易です。
耐久性やデザイン、予算などを考慮して、最適な素材を選びましょう。
手入れが簡単な樹木の種類
樹木を選ぶ際には、常緑樹、成長が遅い樹種、病気や害虫に強い樹種を選ぶという手もあるでしょう。
例えば、シマトネリコ、オリーブ、ソヨゴなどは、比較的お手入れが容易な常緑樹です。
一方で、秋に紅葉せず、冬に落葉もしない樹木だけでは、季節感があまり感じられず、イマイチさみしい庭になるかもしれません。
やはり少なくともメインとなるシンボルツリー1本だけでも、落葉広葉樹の気に入ったものを採用するのがお勧めです。
手間のかからないグランドカバー
グランドカバーは、地表を覆う植物で、雑草の発生を抑える効果があります。
生育が旺盛で、地表を覆い尽くす種類を選ぶことで、雑草対策と同時に、美しい景観も実現できます。

まとめ
新築時に庭の手入れの簡単さを実現するには、庭の広さや用途を明確にし、手入れが簡単な素材・植物を選ぶことが重要です。
さらに、プロの力を活用することで、より効率的に理想の庭を実現できます。
雑草対策には、土壌を露出させない工夫が効果的で、レンガ、タイル、土間コンなどの素材がおすすめです。
植物選びでは、常緑樹や成長が遅い種類、多年草などを検討しつつ、ポイントでは落葉広葉樹も取り入れて季節感のあるお庭にしていきましょう。
これらの点を考慮することで、美しい庭を維持しながら、貴重な時間を節約できます。
計画段階からこれらの点を意識することで、将来的な負担を軽減し、快適な庭のある暮らしを実現できるでしょう。
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