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2025.01.31

コラム

断熱性能床下エアコン新築

新築に最適! 床下エアコンで叶える快適で暖かい暮らし

快適な住まいを実現するために、空調システム選びは非常に重要です。
特に新築住宅では、将来にわたる快適性とランニングコストを考慮した選択が必要です。
全館空調が当たり前になりつつある昨今、どのような方法で全館暖房・全館冷房を実現するかで快適さがまったく変わってきます。
近年注目されている床下エアコン暖房は、その点で魅力的な選択肢と言えるでしょう。

今回は、床下エアコンの仕組みからメリット、デメリット、設置時の注意点までを分かりやすくご紹介します。
新築住宅の空調システム選びにお役立ていただければ幸いです。

床下エアコンの魅力を徹底解説

床下エアコンの仕組みとは?

床下エアコンは、1階の床面近くの高さにエアコンを設置し、暖房運転による暖気を床下空間に送風し、家全体を暖める空調システムです。
設置するのはごく一般的な壁掛けのルームエアコンですから、特別な専用の機械などは不要。
将来故障した際も簡単に交換可能です。
一般的な壁掛けエアコンによる暖房とは異なり、1階の床下空間全体を暖めることで、足元からじんわりと暖かくなるのが特徴です。
暖かな空気は上昇する性質を持つので、床にスリットやガラリをつけることで、温風を床下から室内に直接循環させることもできます。
特に冬に冷やされがちな窓付近の床には、スリットやガラリを設置することを推奨します。

また、床下に送られた温風は、床材や壁、家具などから輻射熱として放出され、部屋全体を温めます。
床下エアコンは24時間連続運転を推奨しており、部屋全体と言いましたが、実際は2階も含めた家全体を暖かく暖房することが可能です。
直接温風が顔や肌に吹き付けることもないため、非常に快適に過ごすことができるのです。
ちなみに当社では、床下エアコンは暖房または除湿用としてのみ使用することを推奨しているので、冷房については別途壁掛けのルームエアコンをつける必要があります。

導入費用を抑えたい方におすすめ!経済的な魅力

床下エアコンは、市販のエアコン1台で家全体を暖めることができるため、ダクト式の全館空調システムや床暖房と比較して導入費用が安価です。
高価な専用設備が必要ないため、初期投資を抑えたい方にとっても大きなメリットとなります。
また、故障した場合もエアコン1台のみの交換で済むため、修理費用も抑えられます。
ランニングコストに関しても、昨今のエアコンの省エネ性能は非常に高くなっているため、24時間連続運転をしても電気代を安く抑えることが可能です。

ただし、これは床下エアコンだからというわけではありませんが、昨今のエアコンは非常に多機能化しているためか、非常に故障が多いです。
これについてはメーカーの今後の努力を期待するしかありません。

快適な住環境を実現するメリット

床下エアコンは足元から暖まるため体感温度が高く、特に冷えやすい足元がぽかぽかとして快適に過ごせます。
また、エアコンの風が直接体に当たることもないため、乾燥による肌や喉の不快感も軽減できます。
全館暖房が可能なので、廊下やお風呂など、各部屋の温度差が少なく、ヒートショック対策にも有効です。

メンテナンスの手軽さ

床下エアコンは市販のエアコンを使用するため、メンテナンスも比較的簡単です。
フィルター掃除などの定期的なメンテナンスは、通常のエアコンと同様に行えます。
特別な専門知識や技術は必要なく、手軽にメンテナンスできる点が魅力です。

床下エアコン導入における注意点と解決策

冷房機能の欠点と対策

当社では床下エアコンは暖房と除湿専用と説明しており、冷房で使用することは推奨していません。
夏場の冷房対策としては、別途壁掛けエアコンなどを併用する必要があります。

シロアリ対策の重要性

床下エアコンを設置する際には、基礎断熱工法が推奨されます。
基礎断熱はシロアリ被害のリスクを高める可能性があるため、防蟻処理をしっかりと行う必要があります。
専門業者による適切なシロアリ対策を事前に実施することで、リスクを軽減できます。
この点に関して、弊社の場合は高基礎を採用することによりシロアリの半永久的な予防をすることを推奨しております。

床下の掃除ができない問題

床下エアコンは非常に快適で良いのですが、床下の掃除ができないという問題があります。
床下はほこりなども溜まりやすい環境ですので、そういった空間を通ってきた空気がスリット・ガラリから部屋の中に吹き出してくるということに嫌悪感を抱く方も多いでしょう。
通常の住宅の床下は天井高?が40センチ程度しかないため、這って進むことしかできません。
掃除をするなどもってのほかです。

この掃除ができない問題の解決策としては、ロボット掃除機の使用を推奨する工務店が多いかもしれません。
掃除はしなくても大丈夫だと仰る工務店さんもあり、たしかに健康被害などがない限りはそれでも良いのかもしれませんが、ただやはり「なんとなく嫌だ」という気持ちを払拭するのは難しいでしょう。

弊社では掃除できない問題の解決策として、『高基礎』を提案しています。
高基礎を採用することで床下空間の天井高も高くなり、人が日常的に入って掃除をすることが現実的に可能となります。
このように、弊社としては床下エアコンを採用するなら高基礎にしない理由がない、とまで考えています。
この高基礎と床下エアコンの組み合わせは、新潟県の住宅専門設計会社・オーブルデザイン様が長年実践してきたもので、当社はそれに感銘を受けて真似させていただいています。
実際に弊社で高基礎と床下エアコンの組み合わせを導入いただいたお客様からは、非常にご好評をいただいております。
弊社のモデルハウスでも高基礎と床下エアコンの組み合わせを見られますので、気になる方はぜひ見学にいらっしゃってくださいね。

高気密高断熱住宅との相性

床下エアコンは、高気密高断熱住宅との相性が抜群です。
高気密高断熱住宅では、熱のロスが少ないため、少ないエネルギーで効率的に家全体を暖めることができます。
床下エアコンの導入を検討する際は、高気密高断熱の住宅であるかを確認することが重要です。

床下エアコンのメーカー保証は?

通常のエアコンは、設置推奨箇所として床から1.8m以上の高さを指定していることが多いようです。
そしてそれ以外の設置方法の場合は保証しない、と厳格に決めているメーカーも中にはあると聞きます。
床下エアコンの設置はメーカーの想定外の使用方法として、一部の保証が適用されない場合もありますので充分注意が必要です。
施工業者に保証内容を確認しましょう。
弊社の場合は、メーカーが保証できない部分に関しては弊社にて一定期間保証する体制を取っています。

まとめ

床下エアコンは、導入費用が安く、足元から暖まる快適性、メンテナンスの容易さ、そしてすっきりとした室内空間を実現できる魅力的な空調システムです。
しかし、冷房機能がないことや、シロアリ対策の必要性、床下の掃除ができない問題など、導入前に十分に理解しておくべき注意点もあります。
床下エアコンの導入を検討される際は、専門家への相談も忘れずに行いましょう。
この記事が、皆様の空調システム・全館空調選びの参考になれば幸いです。

白田工務店では、床下エアコンを活用した快適な住環境づくりをご提案しています。
床下エアコンは、室内全体を均一に暖めるだけでなく、エネルギー効率にも優れており、家族全員が安心して過ごせる空間を実現します。
床下エアコンを導入している施工事例もございますので、ぜひそちらも合わせてご覧いただければと思います。

▼床下エアコンを導入している事例

朝日町のCoRoDo.モデルハウス

美咲町のCoRoDo.

など

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