山形県で注文住宅・工務店なら基本性能重視の白田工務店

山形県で注文住宅・工務店なら基本性能重視の白田工務店

TOP

白田工務店の家づくり

ブログ

施工事例

イベント情報

新着情報

会社概要

お問い合わせ

電話でお問合せ メールでお問合せ

2024.09.24

現場レポート

新築注文住宅荒谷のCoRoDo.

建方が完了! 建方の最中にしか施工管理できないところとは?_荒谷のCoRoDo.⑤

天童市にて荒谷のCoRoDo.新築工事進行中!

荒谷のCoRoDo.は高耐震・高断熱住宅となります。
・設計積雪量:1.0m
・地震地域係数Z=1.0
・耐震等級3
・UA値:0.31W/㎡・Kで4地域で断熱等級6
・やまがた省エネ健康住宅Y-G2グレード

それを実現するために、どのような施工をしているのかなども、今後ご紹介してまいります!

新築工事で一番の見どころ! 建方が無事に終了しました

建方(たてかた)とは、建物の骨格となる柱や梁などの軸組部材を組み立てる工程のことです。土台の据え付けから、柱、梁、棟上げまでの作業工程すべてを指し、上棟までの作業工程全体を指します。
当社の場合は、自社の大工さんのほか、手伝いの大工さんや板金屋さんなどの協力業者さんを呼んで一日で一気に組み上げていきます。大体10人前後が上楝までの作業工程を一日で進めていくのですが、どんどん家の形が見えてくる様子は圧巻の一言です。
天気が良く、とても暑い中での作業でしたが、無事に予定していた作業を完了することができました。改めて大工の皆様には感謝です!

建方で大事なポイント

建方の工程には様々な重要ポイントがありますが、特に大事な部分を挙げるとしたら2つかと思います。これは家を建て終わった後では直せない部分なので、大工さん方も特に注意して作業するところでもあります。

1:柱と梁の水平垂直の精度を徹底する!

建て方では、加工が施された柱や梁を組んでいくのが主な作業になるのですが、ただ組めばいいというものではありません!!
たとえば柱の上部に梁を架け終えたら、「下げ振り」という道具で垂直精度を見ながら、「屋起こし」というジャッキのような道具を使って柱が垂直となるように「倒れ」を調整していきます。
当社の施工品質基準においては、この垂直精度は1000分の1以内と定めていますので非常にシビアな世界です。
下げ振りと屋起こしで柱を垂直にしたら、それがずれないよう「仮筋交い」を梁と柱に釘で固定します。これをすべての「通り」で行っていくのです。
この作業を怠ると、家全体の歪みにつながる恐れがあるので、決して妥協できない工程です・・・

2:組んだ部分をしっかりと緊結する!

土台、柱、梁などの軸組は、木材同士をホゾという凸部をホゾ穴と言われる凹部に差し込んで組み立てていきます。その際、つないだ部分がズレたりしないように、ビスや金物を使ってしっかりと緊結していきます。
緊結する場所によって様々な種類の金物や、ビスのサイズなどがありますが、それらの金物を適材適所で施工していきます。
そうやって家の骨組みがしっかりと組み上がっていくんですね!

完成後に見えなくなるけど大事なところ!

お家づくりでは、建て方の最中や木工事前半までしか見られない箇所が沢山ありますが、そのすべてに「良い家」を造るための大事な工程が隠されてます。
その中でも、ちょっと専門的でマニアックな施工ポイントをご紹介します。
建方の最中にしか施工管理できない箇所もありますので、気を抜けません!

1:桁上の厚物合板がしっかり施工されているか

家の耐震性を上げるために大事な施工ポイントの一つに「桁上の厚物合板」があります。
2階建ての2階の上部桁上には、部分的に厚さ24mmの合板を張るのです。2階の上部ですから床の下地になるわけではありません。建物の水平構面の剛性を向上させるために重要なポイントなのです。つまりは耐震性を向上させるために張るのです。
厚物合板を張る場所は、一軒一軒ごとにおこなう構造計算によって割り出され、必要とされる箇所に施工することになります。

この水平構面のための合板は、工事が進めば人の目に触れることは完全になくなります
それだけに、決められた釘の種類とピッチでしっかりと桁・梁に打ち付けられているかどうかというのは、この「建方中に」しっかり施工管理するのが超・重要なのです。

2:垂木をタルキックで留めているか

垂木(たるき)とは屋根勾配に沿って棟木から母屋・軒桁に向けて架け渡される材料で、屋根下地を支える役割を果たします。屋根下地を張るための必須材料ですのでこれも重要部材です。

そして、その垂木を固定するのに使用するのがタルキックⅡという商品名のビスです。
これは、垂木と軒桁を接合する際に使用される製品で、垂木の成(せい。垂直方向の寸法)によってビスの長さが変わります。
今回は積雪量もそれほど多くない地域ですので垂木成は90mm。タルキックは150mmのものを使用(※垂木成90mmの時は135mmでも可ですが)。垂木と軒桁との留め付けをビス1本で行うことができるため、ひねり金物の代わりに使用されます。強風によって軒に掛かる吹き上げの力への耐力も、ひねり金物と同等ですので安心です。

垂木と軒桁との留め付けをタルキックでおこなう場合は、建方で垂木の上に屋根下地合板が敷かれてしまうと見えなくなってしまうので、これも建方中の施工管理が重要になります。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_4267.jpg

以上、今回は建方中にしか施工管理できない、マニアックな内容をご紹介しました。
「見えなくなるけど大事なところ」の施工と施工管理が大切であることがお分かりいただけたのではないでしょうか!

これ以降も、「見えなくなるけど大事なところ」の施工ポイントはたくさん出てきます。
またご紹介していきますので、他の記事もあわせてチェックしてみてくださいね!

人気記事ランキング

充填断熱と気密施工について_荒谷のCoRoDo.⑧

2024.10.06

現場レポート

ようやく見直しが検討され始める「地震地域係数」

2024.04.29

コラム

寒河江に新しい街・クレステージ高瀬台が誕生! 新規分譲宅地の注目ポイントをご紹介!

2024.03.04

コラム

耐震等級と構造計算、4号特例の見直し

2024.05.07

コラム

カテゴリーから記事を検索