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2025.05.10

コラム

暖房基礎工事性能向上新築注文住宅

家の断熱材選び!失敗しないためのポイントとは?

快適な住まいを実現するために、家の断熱性能は重要なポイントです。
そして、断熱性能を向上させるには断熱材選びが非常に重要です。
適切な断熱材と工法を選べば、一年を通して快適な室温を保ち、光熱費の節約にも繋がります。
しかし、断熱材の種類は多く、それぞれに特徴や費用、施工方法が異なります。
工務店やハウスメーカーでもそれぞれの考え方や使用している材料・工法が違うことが普通です。
今回は、断熱材選びで失敗しないためのポイントを解説します。

家の断熱材選びで失敗しない方法

断熱材の種類と特徴

住宅に使用される断熱材は、大きく分けて鉱物系、石油系、自然系の3種類に分類できます。

鉱物系にはグラスウールとロックウールがあります。
グラスウールはガラス繊維をまとめたもので、安価で広く普及しています。
ロックウールは玄武岩などを原料とし、グラスウールと同様に不燃性です。

石油系には、ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)、押出法ポリスチレンフォーム(XPS)、硬質ウレタンフォーム、高発泡ポリエチレンフォーム、フェノールフォームなどがあります。
EPSは発泡スチロールとして知られ、軽量で加工しやすい一方、熱に弱いという弱点があります。
XPSはスタイロフォームなどの商品が有名ですが、EPSより硬く耐圧性が高いです。
硬質ウレタンフォームは断熱性能が高く、吹き付け施工も可能です。
フェノールフォームは長期的に安定した断熱性能を誇りますが、高価です。

自然系にはセルロースファイバーと羊毛があります。
セルロースファイバーは古紙を再利用した環境に優しい素材で、吸音性にも優れています。
羊毛は調湿性に優れ、快適な室内環境を保ちます。

それぞれの断熱材は熱伝導率、防火性、価格、施工方法などが異なり、一長一短があります
目指す断熱性能値によっても必要な断熱材が変わってくるので、実績や知見のある設計施工会社に断熱材選びや施工を依頼するのが確かかと思います。

適切な断熱材の選び方

断熱材を選ぶ際には、家の構造、必要とする性能、予算、気候、そしてライフスタイルを考慮する必要があります
例えば、寒冷地では断熱性能の高い素材を選ぶことが重要です。
また、予算に合わせて、コストパフォーマンスの良い素材を選択や施工方法を考慮することも必要でしょう。

ボード状の断熱材(石油系に多い)は隙間なく施工する技術が求められます
素材が良いものでも施工精度が低いと断熱性能が悪くなったり、最悪の場合は湿気や結露の浸入で木材が腐れたりするため、注意が必要です。
それぞれの断熱材のメリット・デメリットを理解し、家の状況や要望に最適なものを選ぶことが大切です。

費用対効果と住宅ローン

断熱材の価格は、種類や厚さによって大きく異なります
高性能な断熱材は初期費用が高くなりますが、長期的には冷暖房費の節約に繋がり、費用対効果が高い場合もあります。
住宅ローンを組む際には、断熱材への投資を考慮し、長期的なコストを計算に入れて計画を立てることが重要です。
高断熱住宅は、様々な優遇制度や補助金などもありますので、しっかり調べて対応できる建築会社を選びましょう。

断熱材と家の気密性向上

1:気密性と断熱性の関係

断熱材は、熱の移動を防ぐ役割を果たしますが、気密性と密接な関係があります
気密性が高い家は、隙間風がなく、断熱材の効果を最大限に発揮できます。
逆に、気密性が低いと、いくら高性能な断熱材を使用しても、隙間から熱が逃げたり、外気が侵入したりして、断熱効果が低下してしまいます。

気密性は、C値(相当隙間面積)で表され、数値が低いほど気密性が高いことを示します
C値1.0以下、できれば0.5以下が理想的です。
0.5以下であれば超高断熱といって差し支えないでしょう。
もちろん弊社でも、標準でC値0.5以下を継続しています。

2:高気密・高断熱住宅のメリット

高気密・高断熱住宅は、冷暖房効率が非常に高く、光熱費の大幅な削減が期待できます
また、外気からの影響を抑えられるため、室温が安定し、一年を通して快適に過ごせる空間を実現できます。
さらに、結露の発生が抑制され、カビやダニの繁殖を防ぐ効果も期待できます。
健康面にも配慮した快適な住環境を実現したい方には、高気密・高断熱住宅がおすすめです。

3:家の断熱工事の種類

断熱工事には、充填断熱、外張り断熱、付加断熱の3種類があります
充填断熱は、室内側の壁内や天井などの躯体内部に断熱材を充填する工法です。
壁の中の柱と柱の間に断熱材を詰め込んでいくイメージです。
比較的安価で、様々な断熱材で対応できるのがメリットです。
現代の建築では、この充填断熱が基本的な断熱工法として行われています。

外張り断熱は、柱や梁の外側に断熱材を張り付ける工法です。
柱や梁などの木質構造部分は断熱材より断熱性能が低い箇所であり、充填断熱だとその部分が熱橋(ヒートブリッジ)、つまり断熱的な弱点となってしまいます。
外張り断熱の場合は、柱や梁などの木質部分を断熱材で覆ってしまうため、弱点をなくすことで断熱性能が向上する効果が期待されます。
しかし、外張り断熱工法は難しく、それだけで充填断熱と同じ断熱性能を得るためには、充填断熱より費用が多くかかってしまいます。
そのため、充填断熱をおこなわずに外張り断熱のみをおこなうというケースはあまり多くはありません。

付加断熱は、充填断熱と外張り断熱を組み合わせた工法で、最も高い断熱性能が期待できます
充填断熱に外張り断熱を付け加えるため「付加断熱」と呼ばれています。
「ダブル断熱」と呼ぶハウスメーカーさんもいらっしゃいます。
当然、充填断熱だけ、外張り断熱だけ、の場合よりも費用は高くなります。
ですが、より高い断熱性能を目指す場合には必要な工法です。
特に2025年度から始まる「GX志向型住宅」(160万円!の補助金受給可能)の基準をクリアするためには断熱等級6以上が要求され、山形県内で等級6以上の性能を得ようとすれば、付加断熱はほぼ必須条件となります。

付加断熱は費用の掛かり増しはありますが、補助金で補填される金額も大きく、将来にわたって光熱費を抑えられる効果が得られます
そのため当社では、付加断熱によって断熱等級6以上とすることを推奨しています。

それぞれの工法にはメリット・デメリットがあるので、家の構造や予算に合わせて最適な工法を選ぶことが重要です。

まとめ

快適な住まいを実現するためには、断熱材選びが非常に重要です。
断熱材の種類、特徴、費用対効果、気密性との関係、そして断熱工事の種類を理解し、家の状況や予算、ライフスタイルに最適な組み合わせを選択することが大切です。
高性能な断熱材と高い気密性によって、省エネ効果を高め、快適で健康的な住まいを手に入れましょう。

山形で注文住宅を建てるなら白田工務店へお任せください!

白田工務店では「基本性能重視」の家づくりを大切にし、安全・安心、長持ち、健康・快適・省エネの3つの視点から、お客様に価値のある住まいをご提案しています。耐久性が高く、高気密・高断熱で省エネにも優れ、夏の暑さや冬の寒さが厳しい山形でも快適に暮らせる家づくりをお手伝いします。

「一生に一度の家づくり」だからこそ、デザインだけでなく、住み続けるほどに実感できる快適さと性能を重視し、ご家族の未来を支える住まいをご提案します。

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