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2024.10.06

現場レポート

新築気密性能注文住宅荒谷のCoRoDo.高断熱高気密高断熱

充填断熱と気密施工について_荒谷のCoRoDo.⑧

高気密高断熱な家にするために一番重要と言っても過言ではない、建物外周部の充填断熱工事・気密シート張り工事が完了しました!

今回お話するところもほぼほぼ完成後には見えなくなるところ!
大工仕事の大事な部分は、ほとんど完成後に見えなくなるもの。
誤魔化そうと思えば誤魔化せてしまう、そんなところをしっかり施工しているかどうかが、良い家になるかどうかの分かれ道。

UA値 0.31、4地域で断熱等級6の荒谷のCoRoDo.ではどんな施工をしているのか。皆様の家づくりの参考になるよう、ご紹介いたします!

充填断熱の施工内容と精度で断熱性能が変わる?!

ここで言う充填断熱とは
建物外周部の柱と柱の間、その他の隙間や空洞に断熱材を充填することで、壁を通した熱移動を抑制し、外部からの熱の侵入や内部の熱の損失を防ぎ、冷暖房効率を高めることを目的としています。
断熱の主な利点は、まず熱伝導の低減です。適切な断熱材を使用することで、冬は暖かさを保ち、夏は涼しさを維持することが可能になります。また、断熱性能が向上することで、冷暖房の効率が良くなり、エネルギーコストの削減にも寄与します。さらに、結露の発生を抑える効果もあり、これによりカビや腐朽のリスクが低減します。

断熱材について

弊社の充填断熱には、パラマウント硝子工業の「太陽SUN」と言うグラスウールを使用しています。
ちなみに、今回のお宅では105mmのグラスウールを使用しています!

パラマウント硝子工業は北海道を拠点としている会社。製造する高性能グラスウール断熱材は断熱性・不燃性・撥水性など様々な性能が高く、また、扱いやすい素材のため、施工精度も高く作業を進めることができます。
何より、ピンク色の断熱材が見るからにあったかそうですね^^

105mmの断熱材
袋から出したての太陽SUN。あったかそう…

施工について

この充填断熱ですが、隙間なく、なおかつ圧縮せずにピッタリとした精度で施工するのが大切です!
施工する場所の寸法(縦幅・横幅・奥行き)を正確に測定し、適切なサイズの断熱材を入れ込みます。断熱材を隙間なく充填することで、熱橋(熱が通りやすい部分)ができないようにする必要があるのです。
ちなみに、断熱材の入れ忘れや隙間ができていると、その部分は断熱欠損となり、熱損失の通り道となったり、湿気がこもってしまい最悪結露などの問題を引き起こしてしまいます。なので「隙間を作らない」施工精度がとても大事なんです。

太陽SUNのグラスウールはカッターなどで裁断することができるので、施工しやすさでも優秀な素材で助かってます。

ダクト貫通箇所や天井野縁用の下地など、壁内部の形に合わせて綺麗に断熱材を詰めていく。

気密シート施工の精度は気密性能に直結する!

壁の断熱材を入れ終わったら、その上に防湿気密シートを張っていきます! 緩みや隙間ができないように、隅まで気を遣いながら張るのがポイントです。
防湿気密シートは「ダンタイト」という商品を使用しています。室内から壁体内部への湿気の流入も防いでくれる高性能な気密シートで、耐久性が高く防湿・気密性能を長期間維持してくれるんです。
電気配線周りも、気密テープなどを使い隙間なくピッチリ張られていて、とても綺麗な仕上がりです!

サッシまわりの処理は様々な方法がある。
コンセントボックスもしっかり気密を取る。

他にも、気密性を高めるためにサッシや金物まわり、ダクトや配線の穴など、細かな隙間はウレタンスプレーでピッチリ埋めます。
小さな隙間でも、開いていれば空気の通り道になってしまい、気密性能が落ちてしまうので、どこまでも丁寧に隙間をなくすような施工をするんです!

最終的にこれらの施工内容は見えなくなる部分ではあるのですが、だからこそ細やかな作業が必要となってきます。
この気密施工をしっかり精度高く施すことで、気密性能(C値)を高めることができるんです。

綺麗な仕上がり。
外部からの金物貫通部はウレタンスプレーで処理。

今回は充填断熱と気密性能についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
断熱性や気密性を高めるヒントにはなったのではないかと思います。

白田工務店は創業から40年以上経ちますが、設立当初から基本性能を重視し、「高気密高断熱」の家づくりを試行錯誤しながら行ってきました。
そのかいもあり、超高性能な家を作れるノウハウと実力をもった会社である、と声高らかに言える自信があります!

弊社では、これから新築やリフォームをご検討中の方向けに、無料で勉強会を実施しています。
どんなことをして性能を向上させているかなど、施工ポイントが知りたい方は、ぜひお問い合わせしてみてくださいね!

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