モダンでおしゃれな平屋に興味があり、実際に平屋を建てることを検討している方へ。
平屋は、階段がないため、バリアフリー設計や間取り変更がしやすい、家族の距離が近くコミュニケーションが取りやすい、耐震性が高いといった魅力的なメリットがあります。
しかし、防犯面、建築費用、採光・風通しの面でデメリットがあることも事実です。
今回は、モダンな平屋のメリットとデメリットや、モダン平屋の外観を魅力的にするポイントをご紹介します。
モダン平屋のメリットとデメリット
平屋を建てる際には、メリットとデメリットを比較検討し、自分たちのライフスタイルに最適な住まいであるかを見極めることが重要です。
メリット
1:バリアフリー設計と間取り変更のしやすさ
平屋は階段がないため、車いすやベビーカーでも移動がスムーズで、バリアフリー設計がしやすいというメリットがあります。
また、将来、家族構成やライフスタイルが変わっても、間取り変更がしやすいのも魅力です。
例えば、子供が独立した後に、リビングを広くしたり、書斎を作ったり、自分のライフスタイルに合わせた空間を作れます。
2:家族の距離が近くコミュニケーションが取りやすい
平屋は、家族全員が同じフロアで生活するため、自然とコミュニケーションの機会が増え、家族の絆を深めやすくなります。
特に、小さなお子さんや高齢者がいる家庭では、目が届きやすく安心です。
3:耐震性が高い
平屋は、2階建てに比べて構造がシンプルで安定しているため、地震などの災害に強いというメリットがあります。
特に、近年、地震の発生頻度が高まっている日本では、耐震性の高い平屋は安心できる住まいと言えるでしょう。
デメリット
1:防犯面
平屋は、外から家の中が見えやすく、防犯面では2階建てよりもリスクが高いと言われています。
防犯対策としては、防犯カメラやセンサーライト、防犯ガラスなどを設置したり、窓に格子やフィルムを貼ったり、簾をかけたりなどの対策が必要です。
また、植栽やフェンスなどを活用して、視線を遮ることも有効です。
2:採光・風通し
平屋は、2階建てに比べて、日当たりが悪くなったり、風通しが悪くなったりする可能性があります。
特に、周囲に建物が密集している場所では、日当たりが悪くなりやすく、夏場は暑くなる可能性があります。
採光・風通しを確保するためには、窓の大きさや配置を工夫したり、吹き抜けや天窓を設置したりするなどの対策が考えられます。
モダン平屋の外観を魅力的にするポイント
モダンな平屋の外観は、シンプルで洗練されたデザインが特徴です。
個性的な平屋を建てるためには、屋根形状と外壁のカラーを効果的に組み合わせることが重要です。
1:屋根形状
・片流れ屋根
片流れ屋根は、一方向に傾斜したシンプルなデザインで、スタイリッシュな印象を与えます。
勾配を調整することで、モダンな雰囲気から、よりシャープな印象まで、様々な表情を演出できます。
・切妻屋根
切妻屋根は、三角形の屋根形状で、伝統的な和の雰囲気を感じさせますが、モダンなデザインにもよく合います。
特に、軒の出を大きくすることで、よりモダンな印象になりますし、ベランダなどを配置する場合は屋根がかかるスペースを広く確保できるので、外での活動も快適になります。
・陸屋根
陸屋根は、平らな屋根で、都会的でスタイリッシュな印象を与えます。
近年では、防水性能の高い陸屋根が登場し、メンテナンスの手間も少なくなっています。
ただ、雪国の山形県においては、地域によって屋根の雪下ろしが必要になる場合もあるので、自分のライフスタイルに合わせて選択していただければと思います。
2:外壁カラー
モダンな平屋の外壁カラーは、モノトーンカラーやアースカラーが定番です。
ホワイトやグレー、ブラックなどのモノトーンカラーは、シンプルで洗練された印象を与えます。
ベージュやブラウンなどのアースカラーは、自然と調和した温かみのある印象を与えます。
弊社のおすすめは何と言っても無塗装の杉板外壁ですね!
経年変化による味わいが楽しめるだけでなく、塗装し直しが不要のため将来のメンテナンスコストが節約できます。
まとめ
平屋は、バリアフリー設計や間取り変更がしやすい、家族の距離が近くコミュニケーションが取りやすい、耐震性が高いといったメリットがある一方で、防犯面、建築費用、採光・風通しの面でデメリットもあります。
モダンな平屋の外観は、シンプルで洗練されたデザインが特徴で、屋根形状と外壁のカラーを効果的に組み合わせることで、個性的な空間を演出できます。
平屋を建てる際は、メリットとデメリットを比較検討し、自分たちのライフスタイルに最適な住まいであるかを見極め、設計段階からしっかりと計画を立てましょう。