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2024.11.06

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インテリア注文住宅間取り

新築に和室は必要? メリット・デメリットを比較して後悔しない和室作り

新築一戸建ての間取りを考える上で、「和室は必要だろうか?」と悩む方は多いのではないでしょうか。
和室は古き良き日本の伝統的な空間として、落ち着きや温かさを与えてくれます。
しかし、現代のライフスタイルにおいて、和室の必要性を感じている方は、以前より減っているかもしれません。
この記事では、新築で和室を作るメリットとデメリットを具体的に解説し、後悔しない和室作りのための判断材料を提供します。

新築に和室を作るメリットは?

和室は、現代の住宅においても、その魅力的な特徴から、多くのメリットをもたらします。

1: 湿度調整と癒し効果

和室の床材である畳は、イ草が持つ優れた調湿効果によって、室内の湿度を快適に保ちます。
湿気が多い時期には湿気を吸収し、乾燥している時期には湿気を放出することで、一年を通して快適な空間を実現します。
また、イ草の香りにはリラックス効果があり、心身ともに安らぎを与えてくれます。
とはいえ、現代ではイ草で畳を作ることは非常にまれ。
ほとんどの場合は和紙製の畳か、樹脂製の畳です。

近年では「半畳畳」や「琉球畳」などデザイン性の高いタイプも増えており、洋風のリビングにも自然に溶け込みます。
畳の素材や色を工夫することで、和室を“古風”ではなく“モダン”な空間として楽しむ人も多くなっています。
例えば、樹脂畳は耐久性が高く、ペットのいる家庭でも安心です。畳の色も種類が増えているので、様々なデザインに合わせることができます。
このように素材選びによって、和室の使い方や雰囲気を自由にカスタマイズできる点も、現代の新築住宅における魅力の一つです。

2: 多様な用途に対応

和室は、リビングや寝室、書斎など、さまざまな用途に柔軟に対応できる空間です。
座卓や布団を置くことで、来客用の客間としても活用できます。
また、畳はフローリングに比べて衝撃を吸収するため、小さなお子様がいる家庭でも安心です。

最近では「リビング横の小上がり和室」を設ける間取りが人気で、普段は子どもの遊び場や昼寝スペースとして使い、来客時には布団を敷いてゲストルームにもなるなど、非常に汎用性があります。
一方で、完全に独立した和室を設けるケースでは、将来的に趣味の部屋や書斎としても活用できるため、世帯構成の変化にも柔軟に対応できます。
こうした“多目的な和室”の考え方が、新築での和室設計の主流になりつつあります。

3: 将来を見据えた設計

将来、ご両親と同居する場合、和室は寝室として最適です。
また、仏壇を置くスペースとしても利用できます。
和室は、将来のライフスタイルの変化にも対応できる、汎用性の高い空間と言えるでしょう。

特にバリアフリーを意識した住宅では、畳の柔らかさが転倒時の衝撃を和らげ、高齢者にとって安心感のある空間となります。
将来的に介護ベッドを置く場合でも、段差の少ない「フラット和室」にしておけば移動がスムーズです。
また、仏壇スペースとして設けた和室を、後に趣味や在宅ワークの場に転用する例も増えています。
このように、ライフステージごとに柔軟に使える点が、和室の最大の強みと言えるでしょう。

和室を作るデメリット

和室には、魅力的なメリットがある一方で、考慮すべきデメリットも存在します。

1: メンテナンス費用

和室には、ふすまや障子、塗り壁など、定期的なメンテナンスが必要な箇所があります。
これらのメンテナンス費用は、洋室に比べて高くなる可能性があります。

ただし、最近では「ワーロンシート」などの樹脂製障子紙や、クロス仕上げの塗り壁風壁紙など、メンテナンスを軽減できる素材も多く登場しています。
和室をつくる際には、見た目の雰囲気を残しつつ、お手入れのしやすさを考慮することで、費用を抑える工夫が可能です。
新築時にランニングコストを意識して素材選びを行うことが、長期的な満足につながります。

2: 家具の制限

和室は、畳という素材の特性上、重たい家具を置くとヘコミは覚悟する必要があり、長期間置いていると日焼け残りが気になることもあります。
また、洋室に比べて家具の選択肢が限られることも、デメリットとして挙げられます。

その一方で、低めの家具や天然素材を取り入れることで、和室らしい温かみを保ちながらモダンな印象に仕上げることも可能です。
たとえば「置き畳+ローソファ」の組み合わせは、和と洋のバランスが取れた人気のスタイルです。
また、最近は畳の下に収納を設ける“小上がり和室収納”も注目されており、限られた空間を有効活用する工夫が進んでいます。

3: 間取りの制限

和室は、ふすまや障子など、洋室に比べて空間を仕切るための部材が多く、間取りの自由度が低い場合があります。

最近では“リビング一体型和室”として、ふすまを廃し、ロールスクリーンや格子で軽く仕切るスタイルも増えています。
こうした設計なら空間の一体感を保ちながら、必要に応じてプライベート空間として使うことも可能です。
新築時に和室をどのように使うかを明確にし、開放性と独立性のバランスを取ることが、満足度の高い間取りづくりのポイントになります。

当社の家づくりでは、全館空調を効率的に実現させるため、和室であってもふすまや障子戸などの建具は取り付けずに開放的な間取りをご提案することが多いです。

まとめ

新築で和室を作るかどうかは、メリットとデメリットを比較検討して、ご自身のライフスタイルや価値観に合わせて判断することが重要です。
和室は、湿度調整や癒し効果、多様な用途への対応など、多くのメリットをもたらしますが、メンテナンス費用や家具の制限、間取りの自由度の制限など、デメリットも存在します。
この記事が、新築の際に和室を作るかどうか判断する際の参考になれば幸いです。

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