山形県で注文住宅・工務店なら基本性能重視の白田工務店

山形県で注文住宅・工務店なら基本性能重視の白田工務店

TOP

白田工務店の家づくり

ブログ

施工事例

イベント情報

新着情報

会社概要

お問い合わせ

電話でお問合せ メールでお問合せ LINEでお問合せ

2025.12.23

コラム

新築注文住宅間取り

三角形の土地の間取りプラン! デッドスペースをなくす設計・建築のコツ

マイホームの建築を計画する際、土地選びは重要なポイント。
一番最初に決めるところで、高額な買い物でもあります。
土地購入の費用を出来るだけ抑えたいと考えている方。
不整形地、例えば、三角形の土地などは比較的安価に取得することでき、個性的な家づくりができます。
一方で、設計の難しさやデッドスペースの多さなど、特有の課題も存在します。

今回は、三角形の土地のメリット・デメリットを整理し、最適な間取りプランやデッドスペースを解消する設計のコツ、家相対策まで、三角形の土地での家づくりを成功させるための情報を提供します。
土地選びで悩んでいる方、三角形の土地などの不整形地の可能性に興味がある方、ぜひ参考にしてみてください。

三角形の土地のメリット・デメリット

価格の安さ

三角形の土地などの不整形地は、きちんと整った四角形などの整形地と比べて価格が安い傾向にあります。
これは、設計の難しさから敬遠されることが多く、不人気な土地の形状であるためです。
予算を抑えたい方にとっては大きなメリットと言えますが、土地の使い方や設計で工夫が必要になるでしょう。

例えば、同じ最寄り駅からの距離や面積であっても、整形地と比較して2割から3割程度安価になるケースも珍しくありません。
ただし、将来売却時に買い手が見つかりにくい(流動性が低い)という側面も、価格が安い理由の一つであり、デメリットとなり得ます。

税金の安さ

固定資産税や相続税、都市計画税などは、土地の評価額に基づいて算出されます。
三角形の土地は不整形地で利用が難しく、一般的に市場価値が低く評価されるため、これらの税金も安くなる傾向にあります。

土地の評価額は、その土地の「利用価値」が大きく影響します。 三角形の土地は、四角い土地に比べて利用効率が劣ると判断されるため、固定資産税評価額が低く算定されやすいのです。

個性的な家づくり

三角形の土地は、他の土地にはない個性的な形状をしています。
この特徴をうまく活かすことができれば、ユニークで目を引くデザインの家を建てることができます。

あえて土地の形状に合わせて建物の外壁を斜めにしたり、鋭角な部分を活かしてシャープな外観を演出したりできます。
他の誰ともかぶらない、オンリーワンの住まいを求める方には最適です。

デッドスペースの多さ

三角形の土地に四角い家を建てると、どうしても土地にデッドスペースが生じてしまいます。
このデッドスペースをいかに有効活用するかが、家の配置や間取りを考える上での重要なポイントとなります。

特に土地の「鋭角」部分(角度が鋭い角)は、居住スペースとしても収納としても使いにくく、最もデッドスペースになりやすい場所です。
この鋭角部分を、坪庭や駐車スペースとして割り切って活用する計画が求められます。

設計の制限

三角形の土地は設計上の制約が多く、自由度が低いというデメリットがあります。
建築基準法や敷地の形状によって、建物の配置や形状が制限される場合があるため、注意が必要です。

建ぺい率や容積率だけでなく、隣地や道路との境界線から一定の距離を保つ「斜線制限」の規制が厳しく影響します。
すべてのハウスメーカーや工務店が対応できるとは限らない点もデメリットです。

家相

家相では、三角形の土地はあまり良い土地とはされていません。
しかし、適切な対策を講じることで、家相の悪影響を軽減することができます。
こちらは後述します。

家相において三角形は「火」の気を持ち、不安定さや争い事を連想させる形状として凶相とされることが多いです。
特に鋭角部分(「火先」と呼ばれる)が隣家や道路に向いている場合、良くないとされています。

三角形の土地を活かしたプランと設計のコツ

三角形の土地に適した間取りプラン

三角形の土地に適した間取りプランを考える際には、デッドスペースを最小限にすること、採光と通風を確保すること、生活動線をスムーズにすることなどを考慮する必要があります。

1: 中庭のあるプラン
土地の広さにもよりますが、たとえば三角形の土地の中央に中庭を配置することで、デッドスペースをなくし、すべての部屋に光と風を届けることができます。
中庭からの採光を確保すれば、家の外周面の窓を最低限にすれば、プライバシーも確保しやすくなります。

三角形の土地の鋭角部分は居住スペースにしにくいため、思い切って中庭(パティオ)としてくり抜く設計は非常に有効です。
コの字型の建物で中庭を囲む間取りにすれば、外部の視線を遮断したプライベート空間が手に入ります。

2: スキップフロアのあるプラン
スキップフロアを採用することで、高低差を利用して空間を立体的に活用し、限られた土地面積を有効に使うことができます。

スキップフロア(中二階)を採用することで、横方向(平面)の狭さを縦方向(立体)の変化でカバーできます。
視覚的な広がりと収納スペースを生み出すことができ、個性的な間取りを実現しやすくなります。

3: 三角形を活かしたプラン
あえて三角形の形状を活かした、ユニークな間取りプランも考えられます。
リビングを三角形や台形にすることで、立体的での面白みのある空間を演出することも可能です。
ただし、鋭角の入隅部分が出てきた場合、大抵の家具はぴったり置くことができませんので、間取りの検討はしっかり重ねることが必要です。

鋭角な部分が室内にできてしまう場合、無理に家具を置かず、造作(作り付け)の棚やデスクを設置するのが最適解です。
例えば、鋭角な角に合わせて三角形のカウンターデスクを造作すれば、集中できる書斎スペースが生まれます。

デッドスペースをなくす設計のコツ

デッドスペースをなくすためには、収納スペースとして活用したり、趣味のスペースにしたり、坪庭を設けたりするなどの工夫が有効です。
土地の形状に合わせて最適な活用方法を見つけましょう。

最も一般的な解決策は、デッドスペースになりやすい鋭角部分を「外部空間」として扱うことです。
例えば、駐車場(特に軽自動車やバイク)、駐輪スペース、エアコンの室外機置き場として活用します。

三角形の土地への建築の注意点

三角形の土地などの不整形地に建物を建てる際には、地盤の強度や周辺環境、法規制などをしっかりと確認する必要があります。
専門家と相談しながら進めることが大切です。
三角形の土地は、敷地境界が複雑な場合が多いため、事前の「測量」が必須です。
不整形地での建築経験が豊富な、実績のある設計事務所や工務店を選ぶことが成功の絶対条件と言えるでしょう。

建築費用を抑えるには?

家の形が複雑になる場合、設計や施工が複雑になり、手間がかかるため、通常より施工費が高くなる場合があります。
建築費用を抑えるためには、シンプルな設計にしたり、建材を工夫するなど、様々な方法がありますが、各ハウスメーカーや工務店によって工夫の仕方は異なるので、気になる場合は直接相談することをおすすめします。

土地の形状に合わせて建物を三角形や多角形にすると、外壁の角(コーナー)の数が四角い家より多くなります。
角が多いと、使用する建材のロス(端材)や施工の手間が増え、坪単価が上がる主な原因となります。

家相対策

家相的に不利とされる三角形の土地ですが、建物自体は長方形・直方体の家にする、鬼門に水回りを配置しない、部屋を四角く使う、三角に空いたスペースに植栽を配置するなど、対策を講じることで家相や風水面の悪影響を軽減できるでしょう。

最も簡単な対策は、デッドスペースとなる鋭角部分(火先)に、花壇(植栽)を設けたりして「土」の気を補うことです。
その角の先端に照明(明かり)を設置し、夜間も照らすことで凶相を和らげる効果があるとされています。

まとめ

三角形の土地は、土地価格の安さや個性的な家づくりができる魅力的な選択肢です。
しかし、設計の難しさやデッドスペースの多さなど、特有の課題も多く存在します。
紹介した間取りプランや設計のコツ、家相対策などを参考に、三角形の土地での家づくりをより良いものにしてもらえればと思います。
専門家との相談も忘れずに行い、土地選びから設計、建築まで、しっかりと計画を立てて進めることが大切です。
後悔のない家づくりを目指しましょう!

LINEからのお問合せはこちら

人気記事ランキング

基礎コンクリートの強度はどうする? CoRoDo.の基準を大公開!

2024.08.29

住宅性能

ガレージ土間コンの勾配の決め方! 駐車場の傾斜はどれくらいが適切?

2024.12.01

コラム

延べ床面積と坪数の関係とは? 計算方法を解説

2025.11.12

コラム

ようやく見直しが検討され始める「地震地域係数」

2024.04.29

コラム

カテゴリーから記事を検索

施工事例

最近の施工事例をご紹介しております。

すべての施工事例はこちら

イベント情報

すべてのイベント情報はこちら
新築モニター募集中