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2024.04.22

コラム

エクステリアガーデニング植栽

シンボルツリーは家の象徴! 植栽のおすすめ

皆様のお家周りには植栽をされてますか?
庭や窓から見える風景を整えるだけで、四季を感じたり、癒されたりと、日々の生活も一味違ったものになるのではないでしょうか。

植栽にも色々ありますが、
高木のシンボルツリーが1つあるだけでも景観の美しさや、お家への愛着は変わってきます。
家や家族と一緒に成長していく、または見守ってくれる家の象徴。
例えば新築を建てたとき、お子様が生まれた時、何かの記念に…
各家庭を彩る歴史の一つにもなりえるでしょう。

今回はそんなシンボルツリーについてや、弊社モデルハウスの植栽についてご紹介できればと思います。

常緑樹に落葉樹、種類は様々! 好みだけでなく土地柄や風土でも考えてみては?

シンボルツリーに適している樹木は多種多様にあります。
同じ種類でも、1本立ちや株立ちなどで見栄えが変わったりしてきます。

他にも、色、季節感、形、花や果実など…樹木それぞれに特徴があり、メインのシンボルツリーを選ぶのは迷うことでしょう。

たくさん候補がありすぎて迷う場合、まずは大まかな種類で絞り込むことをお勧めします!
例えば、以下のような項目で分けてみることができます。

・常緑樹か落葉樹
・花の色や形
・葉の形
・木肌の色
・果実の有無
・成長度合いと、サイズ感
・縦に伸びるか、横に伸びるか
・土地にあった植物か、風土の違う植物か

他にも項目にできる特徴は多々ありますが、大きく分けるとこのような分類になるのではないかと思います。
これらの項目に理想やイメージを当てはめていることで、シンボルツリーにしたい樹木が見つかるのではないでしょうか。

ただ、注意して欲しいのが最後の項目で、「選んだ樹木が植える土地に適しているか」は結構大事なポイントでもあります。
例えば、寒暖や土壌の酸度に敏感だったりすると、土地によっては上手く根付かず、根腐れしてしまうことがあります。
せっかく植えたのにダメになってしまうのは、悲しいですしもったいないことです。
ですので、何の樹を植えるかを確定してしまう前に、まずは造園のプロにアドバイスをいただくのが良いかと思います!

自分でその土地にあった樹木を見極める方法もあります。
それはとても簡単で、「周りの森や林を観察する」ことです。いわゆる里山に倣えば良いということですね!

CoRoDo.モデルハウスにある庭木の今をご紹介!!

弊社のモデルハウスには、ご自宅の庭に植えるシンボルツリーや植栽の参考となるよう、様々な樹々を植えています!
植えてから約1年が経とうとしていますが、しっかりと根を張ってくれたようで、心持ち昨年よりも樹々の葉付きが良いように感じます。

ちょうど芽吹きの時期ということで、4月中旬現在の樹々たちの様子をご紹介できればと思います。
17種類の樹木を植えていますので、ぜひ見学にいらしてくださいね!
(参考:https://www.uekipedia.jp/

【ジューンベリー】
4月初め頃がら白い花が咲き始め、4月中旬には満開となりました!
6月には小さいブルーベリーのような形の赤い果実がなる予定で、生食やジャムにも加工ができます。
寒さや暑さにも強く、四季を感じられる落葉広葉樹でもあります。

【イロハモミジ】
4月に入ってから芽が出始め、4月中旬には葉先の方が赤く染まった新葉が開いてきました。開花も同時に進むのですが、現状はあともう少しというところです。
夏は緑の葉を茂らせ、秋には真っ赤に染まる落葉広葉樹です。

【アオダモ】
まだ蕾が硬いのか発芽はあともう少し!という感じです。開花時期の予定としては4〜5月となっており、小さな白い花が集まってもっさりと咲きます。樹皮は灰褐色で白点ができやすいのが特徴!
夏には細かな葉が生い茂り、涼しげな木陰を作ってくれるはず。こちらも秋に葉が色づく落葉広葉樹です。

【ナツハゼ】
今はようやく発芽した!という感じです。ツルッとした丸い新芽が顔をのぞがせており、輪郭が少し赤く色づいています。
ナツハゼの花は初夏に小さなベルのような形の花が鈴なりに咲く落葉低木。日本に自生するブルーベリーの仲間で、「日本のブルーベリー」とも呼ばれるそうです。

【ユキヤナギ】
4月初めに白い花がポツポツと咲き始め、今では満開の様子です。
ヤナギのようにしだれる枝にびっしりと白い花が咲き誇る落葉低木。手を掛けなくても成長し、大きくなると1.5mほどの高さになるそうです。

【ミツバツツジ】
現在はまだ蕾状。ツツジ科の落葉樹で、太平洋側の丘陵や低山に自生し、数多いツツジの仲間のうち最も早く開花して早春を彩ります。紅紫色の花が基本色ですが、個体によって色合いは微妙に異なるそうです。

【ヤマボウシ】
今は芽吹いたばかりの状態。もう少ししたら新緑の葉が広がっていく光景が見られそうです。
5月に入ると4枚の白い花弁を咲かせます。花は日に向かって咲くため、条件が良ければ雪が被さるように花が咲くそう。花が終わると丸い果実ができ、秋の終わり頃には紅葉が見られる予定です。

【コハウチワカエデ】
赤身の強い新芽が開いてきました!
日本固有のカエデの仲間で、イロハモミジより葉の切れ込みが浅く、丸みを帯びた柔らかな印象のため、洋風住宅の庭でシンボルツリーとして使う例が増えています。紅葉期には葉色の異なる葉が混在するだけでなく、一枚の葉でも部分的に色合いが異なり、趣ある景色を見せてくれます。

【ベニヤマザクラ】
弊社のヤマザクラは新芽が開き、数輪だけですが開花も終えたところです。ソメイヨシノよりも開花は遅かったです。
日本に自生するサクラの代表であり、寒さにも強く、山形県のような寒い地域でもしっかり根付いてくれます。

【ソメイヨシノ】
3本ほど一本立ちで植えているのですが、まだ若木だからか数輪だけ花が咲き、今は若葉が開いてきたところです。
ちなみに、ソメイヨシノとヤマザクラの見分け方はいくつかあるのですが、葉っぱがヤマザクラより長細く花柄や葉柄が緑っぽいのが特徴的で、一番わかりやすいかもしれませんね。

【ブナノキ】
ちょうど芽出しの頃合いで、ふわふわな毛に覆われた新葉と、しっぽのような若芽が見られます。陽に照らされると銀色にも見え、この時期は色んなブナの表情が見えるようです。
ブナは寒い地域ほど葉が大きくなる傾向にあるようで、今から夏が楽しみですね。

【アオハダ】
若葉が枝全体に芽吹いてきました。細く伸びる各枝に等間隔でみっちりと葉がついているのが特徴的。5〜6月になると葉の付け根に白い小さな花が咲き、7月には丸い実をつけます。

【アカシデ】
小さな新葉が木全体に芽吹き始めた頃です。新芽が赤っぽく、幹、葉を始めとした木全体も赤みを帯びているのが特徴的。
日本各地の山地に分布するカバノキ科の落葉樹で、環境によっては秋に紅葉も見られます。

【エゴノキ】
薄緑の新葉が鈴なりに芽吹いてます!
日本全国の雑木林に見られるエゴノキ科の落葉高木で、若い実の果皮が石鹸の代用になるためセッケンノキとして古くから実用されていたそう!
開花は5~6月で、鈴のような花が俯いて枝先いっぱいに咲きます。新緑と白花のコントラストは独特の美しさがあり、エゴノキは時に「森のシャンデリア」と称されます。

【コナラ】
白っぽい新葉が芽を出し始めました! コナラはどんぐりの木としても有名な落葉広葉樹。日本の里山に多く見られる樹でもあります!
秋には紅葉も見られる予定です。

【ヒメシャラ】
今は、小ぶりで輪郭がツルッとした新葉が樹全体に芽吹いています!木肌もツルッとしていて赤茶色がかっているのが特徴的。
樹皮や初夏に咲く控えめな花の雰囲気が好まれ、古くから庭木として寺院や茶庭に使われており、シンボルツリーとしても人気の樹です。

【ナナカマド】
赤緑っぽい葉を茂らせています。
日本各地の広い範囲に分布する落葉樹で、山地に自生していたりします。5〜7月ごろに白い花が咲く予定なので、今から楽しみですね。

モデルハウスで植えている庭木は以上となります!

庭木に詳しい方が見ればお分かりの通り、植えている樹木はどれも落葉樹ばかり!
これは、樹木を選定した当社の担当者の好みによるものです笑

たしかに、秋に紅葉して葉が落ち、春に芽吹いて夏に葉が生い茂る落葉樹は、季節の移り変わりがはっきり楽しめて楽しいですね。

一方で、すべて落葉樹だと冬の庭が寂しすぎる・・・ということから、常緑樹も少し織り交ぜて植えるのも庭屋さんのお勧めとなっております。

ご自分だったらどんな庭木を植えたいか、考えていると楽しくなってきますよね!

ちょっとここで豆知識!? 雷電木って知ってますか?

「雷電木(ライデンボク)」は、その名の通り雷を受けやすい木、受ける役割を果たす木という意味があります。
実は、背の高い樹木は避雷針の代わりになり、家を守ってくれることがあるんです。
恐ろしいものの例えで「地震、雷、火事、親父」という言葉がありますが、昔から雷は恐怖対象上位だったのが分かります。昔の人は雷に対する実用的な効果を期待して「雷電木」と呼ばれる樹木を植えたのでしょうね。

別名で「雷電木」と呼ばれる木はいくつかあり、代表的なのが「ナナカマド(七竈)」「キササゲ」「チャンチン(香椿)」です。

「ナナカマド(七竈)」
当社のモデルハウスでも植えているナナカマドです!
名前の由来には、材が堅く、7回カマドに入れても燃え尽きないという説と、良質の炭を作るには7日間カマドに入れる必要があることによるとする説がある。実際にはよく燃え、良質の炭ができるそう。
また、別名が雷電木な理由としては、「赤い実のなる木」を意味する「赤実成り木(あかみなりき)」の「あ」が忘れられて「かみなりのき」になったことに由来する。

「キササゲ」
キササゲの特徴は細くて長い豆果にあり、野菜として馴染みのササゲ(豆)のような実がなる木であるとして命名されたそう。
別名の「雷電木」あるいは「雷の木」は、この木を庭の片隅に植えると雷が落ちないという迷信にちなんでおり、これにならって神社仏閣に植えられたりする。
例えば、日光東照宮と上野東照宮には、雷除けとしてキササゲが植えられている。

「チャンチン(香椿)」
別名に「雲破り」という名があるほど大きくなる木で、樹高は30mに達するものもあるという。
雷電木と呼ばれる理由は、葉が落ちる冬季は電柱のようにすっきりとした姿形になり、枝の張り出しが少なく雷の被害に遭いやすいことかららしい。

雷電木と呼ばれる木は大きな種類が多いため植える場所には注意が必要です。ですが、「家を守ってくれる木」をシンボルツリーとするのも面白いかもしれませんね。
手入れ次第では、木の背丈も調整することができるので、検討してみてはいかがでしょうか?

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