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2022.04.06

住宅性能

気密性能高断熱高気密高気密高断熱

ひとつの目標 HEAT20 G2

断熱性能のお話です。

HEAT20 G2グレードになるとどんな良いことがあるのでしょうか?

 

以下は近畿大学建築学部長・岩前篤教授のプレゼン資料からの抜粋です。

 

岩前篤教授のプレゼン資料から借用

 

4地域でいえば、

H28基準=等級4=0.75W/㎡・K

G2=0.34W/㎡・K

となります。

 

厳密な試算結果ではなくあくまでイメージということですが、

等級4レベルの断熱性能の家で、部分間歇運転(人がいる場所だけ、いる時間帯だけ暖房ON)した場合と同じ暖房エネルギーで、

G2レベルの断熱性能の家であれば全館連続運転(全館24時間空調ON)が可能、ということです。

 

全館が常に暖かければ当然ヒートショックのリスクやその他健康リスクも下がるわけで、同じエネルギー量を投入するとしたらより健康に暮らせる方が良いに決まっています。

 

これがG3レベルであれば、等級4の約半分の暖房エネルギーで全館連続運転が可能なわけですから、本来はG3の断熱性能をお勧めしたいところですが・・・

現状ではお客様のご予算の問題もあってなかなか達成が困難なところではあります。

 

希望の光としては、断熱等性能等級の上位等級が創設されたことにより断熱材の生産量が増え、製造コストが低減してくることで、これまでより安い掛かり増し金額でG3基準を目指すことも可能になってくるかもしれません。

一方で建築価格は全般的にどんどん上昇しています。

コスト低減が実現されるのはまだ先かもしれませんね・・・

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