TOP

白田工務店の家づくり

ブログ

施工事例

イベント情報

新着情報

会社概要

お問い合わせ

電話でお問合せ メールでお問合せ LINEでお問合せ

2026.01.24

住宅性能

山形の暮らし構造計算積雪耐積雪性耐震設計積雪量高基礎

雪下ろし不要な家とは! 設計積雪量について

冬は豪雪地帯でもある山形県。
寒波の到来もあり、日々の除雪作業を大変に感じてる方も多いかと思います。

皆様はお家に関する雪対策はどのようにされていますか?
雪が結構積もってきてから屋根の雪下ろしをしている、という方が多いかもしれません。
特に雪が多い地域であれば、雪止めをつけないで雪がどんどん落ちてくるようにしている、という方も多いでしょう。
また、軒下などは、一階の窓などが埋まりそうになってから、やむを得ず除雪をされることもあるでしょう。

弊社は、山形に根差した家づくりを行なっており、雪下ろしや除雪を楽にするための工夫を取り入れています。
今回はその「積雪対策」について触れていきたいと思います。

雪下ろし不要な家は「耐積雪性」が大事!

耐積雪性とは

屋根の雪下ろしをしなければならないのは、「自分の家がどれくらいの積雪に耐えられるのか分からないから」です。
弊社では、地域ごとの垂直積雪量を参考に、耐雪何mの住宅とするか決めて構造計算に加味することで、「雪下ろしがほぼ不要」な「耐雪型住宅」を目指します。

特に山形県内では、垂直積雪量が1~2.5mと定められている地域も多く、積雪に耐える家づくりは必須と言えます。
また、屋根に積雪がある時に地震が来た場合は建物にかかる力が大きくなるため、積雪を見越した耐震設計が必要になってくるのです。

なぜ「耐雪住宅」とするのか

実は「雪下ろしをする計画の家」でも「雪止めをつけないで雪を落とす家」でも、現代の住宅特有の課題が出てきます。
「雪を捨てるのが大変」なのです。
現代の住宅分譲地は、60坪から大きくて80坪程度です。屋根にあった雪が全部下に来るわけですから、その雪の始末をどうするかが非常に頭を悩ます課題になるのです。
一方で「雪を載せたままにする耐雪住宅」であれば、屋根から落ちてくる雪の始末に頭を悩ます必要はありません。
耐雪住宅は、住宅用地がどんどん小さくなってくる現代において非常に有効な雪との付き合い方であるといえます。

それに加えて、地方の少子高齢化は今後より一層進んでいくことが確定的となっています。
地域に若い人がいなくなった時、「自分は何歳まで雪下ろしや落ちた雪の片付けができるのだろう・・・?」と考えると、ちょっと恐ろしくなりませんか?
弊社では、近い将来「雪下ろし難民」の増加が大問題になることを予言しています。
今からそれを避けるために、「耐雪住宅」の家づくりを検討することを強く推奨します。

山形県の雪は重い!?

積雪の重さを計算するとき、「単位荷重」というもので考えていくのですが、
建築基準法施行令では、積雪量1cmごとに1㎡につき20N(約2kg重)とされています。(20N/㎡・cm)

しかし!
山形県は山形市を除く県内全域が多雪区域として指定されており、山形県建築基準法施行規則において通常の基準よりも重く定められています。
その基準が、30N/㎡・cm(積雪量1cmごとに1㎡につき30N(約3kg重))
同じ積雪量でも、一般地域の1.5倍の重さがあるとみなして計算する必要があるわけです!

とはいえ、「30N/㎡・cmもの重さなんです!」と言われてもピンとくる方は少ないかと思います・・・

では、実際に屋根に2mの雪が積もったときはどうなるのかと言うと…
なんと「1㎡あたり約600kg」もの重さがのしかかってくるんです!!
軽自動車が縦でいっぱいのっかているようなものですね…
その重さが屋根全体に載った時、どれほどの重さになるか…
考えるだけでも恐ろしいですよね!

しかし、その考えるだけで恐ろしいことをしっかり構造計算をおこなって考え、それだけの雪が載っても耐えられるような構造の住宅を建てていくことを、弊社では推奨しています。

32坪くらいの大きさの家で考えると、2mの雪が積もった状態ではなんと38.7トンほど
小さい軽自動車1台の重さを600kgと仮定すると、なんと軽自動車64.5台分!にもなります。

そのうえで「これだけの雪の量までは雪下ろししなくて大丈夫だ!」としっかりお客様にご説明することで、「雪下ろしほぼ不要」な住まいとなるわけです。

山形県は、雪から得られる恩恵もありますが、同時に厄難もある土地です。
長い時を安全・快適に過ごすには、「豪雪に耐える家づくり」が大切になってきます。

雪国だからこそ「耐震性」も重要

雪下ろし不要な家を考えるうえで、断熱性能や屋根形状と同じくらい大切なのが「耐震性」です

雪国の住宅は、冬になると屋根の上に大量の雪が積もります。
ここで注意しなければいけないのが、屋根が重くなる=建物全体の重心が高く・重くなるということです。

その状態で地震が起きると、
・建物にかかる水平力(揺れの力)が大きくなる
・揺れ幅が増し、柱や梁への負担が大きくなる
といったリスクが高まります。

つまり、「雪の荷重+地震の揺れ」を併せて考えることが、雪国の本当の安全設計なのです。

白田工務店では、設計積雪量を正しく設定したうえで、耐震等級や構造バランスにも配慮し、「積雪時でも安心できる耐震性」を前提とした家づくりを行っています。

高基礎は除雪の回数を減らす!?

弊社では高基礎の仕様を推奨しております。
高基礎を勧める1番の理由は、以前の投稿でもお伝えしていますが半永久的なシロアリ対策のためです。
そのほか高基礎には、外壁に対する雨などの跳ね返りを軽減したり、ある程度の積雪であれば軒下の雪かきをする必要がなくなるという副次的なメリットも生まれます。

昨今のライフスタイルはご夫婦が共働きで、雪かきなどの重労働をするのも大変な中、年によっては豪雪の際に雪かきが追いつかないということもあるかと思います。
そんな時、除雪作業を最低限に抑えられる家というのは魅力的かつ安心感があるのではないでしょうか?

デメリットとしては、初期費用が少々高くなるという点や、基礎を高くすることで玄関などに階段を設ける必要があります。
しかしながら、高基礎は長い目で見ると非常に利点の多い造りと言え、メリットがデメリットを凌駕しますので、積極的に推奨しています。

これからのお家づくりについては、見た目や機能だけでなく、その土地に適合した内容であることが重要と言えますね。

ちなみに、山形県の雪深い地域では、1階部分が鉄筋コンクリート造りで車庫や倉庫として活用し、2階以上を生活空間として使うようなお家を拝見します。
これも高基礎の一種の考え方ですが、建築費高騰の昨今ではなかなか推奨しづらい仕様となっていますね。

まとめ|雪下ろし不要な家は「総合的な設計」が重要

雪下ろし不要な家を実現するためには、
・設計積雪量を正しく設定すること
・屋根形状や雪処理計画を考えること
・積雪時の荷重も考慮した耐震設計を行うこと
これらを個別ではなく、総合的に検討することが欠かせません。

特に山形のような雪国では、「雪対策」と「地震対策」は切り離して考えるものではなく、両立させてこそ、本当に安心して暮らせる住まいになります。

白田工務店では、地域の気候・積雪条件を熟知したうえで、設計・構造・施工まで一貫して責任を持ち、長く安心して暮らせる雪国の家づくりをご提案しています。

「雪下ろしの不安から解放されたい」
「冬も地震も安心できる家に住みたい」

そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。

LINEからのお問合せはこちら

人気記事ランキング

基礎コンクリートの強度はどうする? CoRoDo.の基準を大公開!

2024.08.29

住宅性能

ガレージ土間コンの勾配の決め方! 駐車場の傾斜はどれくらいが適切?

2024.12.01

コラム

子供部屋の仕切りで失敗しないための設計!後悔を防ぐポイント

2025.04.23

コラム

延べ床面積と坪数の関係とは? 計算方法を解説

2025.11.12

コラム

カテゴリーから記事を検索

施工事例

最近の施工事例をご紹介しております。

すべての施工事例はこちら

イベント情報

すべてのイベント情報はこちら
新築応援プラン募集中