①耐雪2.0m ※積雪の単位荷重=30N/cm/㎡
②耐震等級3
③断熱性能 Ua値0.21W/㎡・K
※3地域における断熱等級6、HEAT20 G2、やまがた健康住宅基準レベルⅡ(☆☆)
④完成気密性能(目標値) C値0.5㎠/㎡ ※やまがた健康住宅基準
⑤1.3m高基礎(床下収納天井高1.4m)
⑥1階床下エアコン暖房・2階ホールエアコン冷房と室内循環ファンによる簡易な全館空調
⑦ダクトレス式全熱交換型第1種換気
⑧屋根一体型太陽光発電 申請出力5.0kW ※Nearly ZEH
②耐震等級3
耐震等級3として構造計算を行っております。
言わずもがな、日本は地震大国です。
熊本県益城町周辺において、熊本地震による2回連続の震度7を受けて、耐震等級3の認定を受けている木造住宅16棟のうち、大破・倒壊・崩壊したのは0棟。
16棟すべて、無補修か軽微な補修だけで住み続けられている。
この事実だけで、耐震等級3とする理由は充分です。
「山形県でそんなに大きい地震は起きないのでは?」
政府の地震調査委員会は、地震の発生確率を示す「全国地震動予測地図」をほぼ毎年発表しています。
直近2020年版によれば、山形県(山形市役所近辺)において「今後30年間で震度6弱以上の地震が発生する確率は4.2%」。
全国的に見ればたしかに、確率の低い部類になるのは間違いありません。
表の数字を信じれば、「北海道と長崎県の次に、大地震が起こる確率が低い県」です。
とはいえ、熊本地震発生直前に調査(発表は発生後)された2016年版では、熊本県での発生確率は7.6%でした。※2020年版では11%に変更。
「熊本の7.6%では大地震が起こって当然。山形の4.2%では起こるわけがない」
という確固たる自信があるのであれば、耐震性を重視する必要はないかもしれません。
政府の見解として確率3%以上を「確率が高い」と分類していることに鑑みれば、「山形だって熊本とそんなに変わらない確率で大地震が発生しうる」という考えに至るのがごく自然ではないでしょうか。