寒河江市内の袋にて新築工事が着工しています。
こちらは設計積雪量1.5m、耐震等級3、断熱性能Ua値0.36W/㎡・Kの高性能住宅となります。
現在では基礎工事まで完了。
基礎屋さんのご尽力のおかげで、事前のスケジュール通り、お盆前までに脱型・埋め戻しまで完了することができました。
こちらの内の袋の家、何といっても目玉はその基礎の高さ。
GL(地上高さ)から約1.2mの高さもあるそれは「立派な基礎」という言葉がよく似合います。
この「高基礎」は、新潟県の設計事務所・オーブルデザイン様が提唱し、長年に渡って実践されているものです。
基礎の高さによるメリットは様々なものがありますが、一番重要なことは「半永久的なシロアリ対策」となること。
地面から1mの高さまではシロアリによる食害が多い範囲となります。
基礎の高さを1m以上にすることで、地面から1mの範囲にそもそも木質構造部を存在させないという究極のシロアリ対策です。
それでも100%確実に予防できるというものではありませんが、リスクは各段に減らすことができます。
そこまでする必要あるの?と思われるかもしれませんが、万が一被害に遭ってしまった時のダメージの大きさを考えると非常に重要なことです。
シロアリに関しては当社のお客様でも被害に遭われたことがありますので、また別の機会に改めてお話ししたいと思います。
基礎の立ち上がりは打ち放し仕上げ。新品のパネコートを使用したこともあり、綺麗に仕上がっています。
表面のガラス質はただ綺麗だというだけではなく、高い耐久性をもった良いコンクリートに仕上がっている証です。
内の袋の家は、夏季休暇明けには土台敷きおよび建方となります。
良い家ができるよう、しっかりと施工を進めてまいります!