山形県で注文住宅・工務店なら基本性能重視の白田工務店

山形県で注文住宅・工務店なら基本性能重視の白田工務店

TOP

白田工務店の家づくり

ブログ

施工事例

イベント情報

新着情報

会社概要

お問い合わせ

電話でお問合せ メールでお問合せ

2022.03.18

住宅性能

地震耐震耐震性

津波への対策、想定外の地震③

※本内容は3月16日(水)深夜の地震が発生する前日、3月15日に予約投稿しておいた内容です。以下加筆修正せず、そのまま投稿いたします。

 

個人的には、「積雪期の巨大地震」が一番恐ろしいと憂慮しています。

 

明確に定義づけされているわけではありませんが、一般的にはマグニチュード8以上が「巨大地震」と呼ばれています。

雪国における積雪時の巨大地震というのは、実は1981年の新耐震基準以降ではまだ経験したことがありません。

「積雪期の被害地震の文献調査」(2016年 水田敏彦氏、鏡味洋史氏)において、「積雪寒冷地における冬期間の主な被害地震」が以下の通りまとめられています。

 

「積雪期の被害地震の文献調査」(2016年 水田敏彦氏、鏡味洋史氏)より

 

この表を見ての通り、冬期間にマグニチュード8以上の巨大地震を経験したのは1952年3月4日の十勝沖地震が最後です。

この時の積雪量は50cmほどであったそうですが、全壊815棟、死者28名と記録されています。

 

1952年の住宅と、耐震基準がはるかに厳しくなった現代の住宅とでは、その耐震性は比べるまでもない、というご意見はごもっともです。

一方で、「仕様規定」にのみ基づいて建てられている四号建築物(2階建て以下の住宅)のほとんどは、積雪を考慮した耐震設計にはなっておらず、実務者の経験と勘に頼った造りとなっているに過ぎないこともまた事実です。

 

積雪の重さがとんでもないものであることは、以前お話しいたしました。

積雪期に巨大地震が発生しないことを、ただただ願うばかりです。

 

今年もようやく春が来たようです。

今年の冬も「運良く」、巨大地震は起こりませんでした。

 

今後も「想定外」の地震が発生しないことを願いつつ、万が一に備えた家づくりをご提案していきたいと思います。

人気記事ランキング

ようやく見直しが検討され始める「地震地域係数」

2024.04.29

コラム

地鎮祭のときの雨は縁起が良い?気になる疑問を解決!

2024.09.23

コラム

基礎コンクリートの強度はどうする? CoRoDo.の基準を大公開!

2024.08.29

住宅性能

寒河江に新しい街・クレステージ高瀬台が誕生! 新規分譲宅地の注目ポイントをご紹介!

2024.03.04

コラム

カテゴリーから記事を検索