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2025.04.17

コラム

全館空調性能向上換気空調

風通しの良い家って必要? どうやってつくる?

風通しの良さを重視したいという方はまだまだたくさんいらっしゃいます。
しかしながら、現代の高気密高断熱で24時間全館空調がスタンダードになってきている住まいでは、快適な生活を送る上で風通しの良さは必要のないものになってきています。

昨今の夏の暑さは異常なまでになっているので、通風によって涼を得ることは「昔はそんなこともあったね」という昔話になりつつあります。
春は春で、花粉症がひどいので窓を開けるなんて考えられない、という方が多いことでしょう。
窓を開けて気持ちが良い気候というのは、1年の中で秋の数週間くらいしかない時代になっているのです。
そんな中で風通しの良い家を求めるのは、もはや幻想をつかもうとするようなものといえるでしょう。
とはいえ、高気密高断熱で24時間全館空調という、現代のスタンダードな家づくりができていない工務店・ハウスメーカーがまだまだ多いのも事実です。

今回は参考までに、「風通しの良い家を建てましょう」という時代に一般的であった考え方をご紹介していきたいと思います。
通風によって一年を通して過ごしやすい空間を実現するためには、窓の配置が重要だといわれていました。
適切な窓の配置によって、自然の風を効果的に取り込み、室内の空気を循環させることができるという考えです。
そういった考え方に則って、風通しを良くするための窓の配置と間取りのポイントを解説します。

風通しが良い家のための窓配置と間取りのポイント

風の性質と家の設計の関係性

風の性質を理解することは、風通しの良い家づくりにおいて非常に重要です。
風は、季節や地域、地形などによって大きく変化します。
風の流れを予測し、その流れに沿って窓を配置することで、自然の風を最大限に活用できます。

窓の種類と風通しの関係性比較

窓の種類によって、風通しの効果は大きく異なります。
一般的な窓の種類としては、引き違い窓、縦すべり出し窓、横すべり出し窓などがあります。
引き違い窓は、開口部が広く、風を取り込みやすい反面、防犯面での配慮が必要です。
縦すべり出し窓は、風の流れをコントロールしやすい一方、開口部が小さい場合があります。
横すべり出し窓は、雨の日の換気にも適しています。

それぞれの窓の特徴を理解し、家の向きや風の流れ、防犯・プライバシーなどを考慮して最適な窓を選ぶことが大切です。
例えば、風の通り道となる窓は、開口部が広く風を取り込みやすい引き違い窓が適しています。
一方、プライバシーを重視する窓は、すりガラスや小窓などを検討するのも良いでしょう。

理想的な窓の配置パターンと風の流れ

風通しの良い家を実現するには、風の流れを意識した窓の配置が不可欠です。
理想的な配置としては、部屋を俯瞰で見たときに対角線上に窓を配置することが挙げられます。
これにより、風が部屋全体をスムーズに通り抜け、効率的な換気が行われます。
ただし、家の形状や周囲の環境によっては、対角線上に窓を配置できない場合もあります。
そのような場合は、風の流れを考慮し、風の通り道となる場所に窓を配置しましょう。

また、窓の高さを変えることで、空気の流れを調整することも可能です。
例えば、低い位置に窓を設けることで、低い位置にある冷たい空気を効率的に室内に取り込み、高い位置に窓を設けることで、高い位置にある暖かい空気を排出することができます。

換気システムとの連携による効果的な風通し

窓の配置だけでなく、換気システムとの連携も風通しの向上に大きく貢献します。
24時間換気システムは、室内の空気を常に新鮮に保つために不可欠です。
窓を開けるだけでは不十分な場合でも、換気システムと連携することで、より効果的な換気が実現します。
また、換気扇の位置も重要です。
暖かい空気は上昇する性質があるため、換気扇を高い位置に設置することで、効率的な換気ができます。

窓の配置における注意点

窓を配置する際には、防犯とプライバシーにも配慮する必要があります。
特に、1階にある窓は、防犯対策をしっかりと行うことが重要です。
防犯ガラスを使用したり、窓に面格子を取り付けたりすることで、侵入を防ぐことができます。

また、プライバシーを守るためには、窓の位置や大きさ、種類などを慎重に検討する必要があります。
隣家との距離が近い場合は、視線を遮る工夫も必要です。
カーテンやブラインド、植栽などを活用することで、プライバシーを守りながら風通しを確保することができます。

家の風通し

既存住宅における風通し改善策

既存住宅の風通しを改善するには、窓を増設する方法があります。
しかし、窓を増設する際には、構造上の問題や費用、近隣への影響などを考慮する必要があります。
窓を増設する場合は、専門業者に相談し、適切な方法で施工することが大切です。
既存の窓をより風通しの良いものに取り替えることも有効な手段です。
例えば、小さな窓を大きな窓に交換したり、換気効率の高い窓に交換したりすることで、風通しが改善されます。

一方で窓を大きくしたり増やしたりすれば、今度は冬の寒さが増すことにもつながります。
一度工事してしまえば戻すことは困難ですので、事前によく検討しましょう。

風通しの悪い部屋の改善策

風通しの悪い部屋は、窓とドアの配置を見直すことで改善できる可能性があります。
窓とドアを対角線上に配置することで、風が部屋全体を通り抜けるようになります。
また、ドアや窓のサイズや種類を見直すことも効果的です。
例えば、小さな窓を大きな窓に交換したり、ドアの下部に隙間を作ることで、風の流れをスムーズにすることができます。
既存の窓やドアの位置を変更することは困難な場合が多いですが、窓を開けた際に風の通り道を妨げる家具の位置を調整することで、風通しの改善に繋がる可能性もあります。

自然の風と機械換気の併用による効果

自然の風と機械換気を併用することで、より快適な住環境を実現できます。
自然の風は、無料で利用できるクリーンなエネルギーです。
窓を開けて自然の風を取り込むことで、室温を調整し、省エネルギーにも貢献します。
機械換気は、自然の風だけでは不十分な場合に、室内の空気を効率的に換気します。
自然の風と機械換気をうまく組み合わせることで、快適な風通しと省エネルギーを両立することができます。
季節や時間帯に合わせて、自然の風と機械換気を使い分けることが重要です。
例えば、風が強い日には窓を開けて自然換気を利用し、風が弱い日や雨の日には機械換気を利用するなど、状況に応じて使い分けることで、より効果的です。

風通しを考慮したリフォームにおける注意点

リフォームで風通しを改善する際には、いくつかの点に注意が必要です。
まず、既存の構造を理解することが重要です。
壁や柱の位置、配管の位置などを確認し、リフォーム計画に反映させる必要があります。
また、リフォーム費用も考慮する必要があります。
窓を増設したり、換気システムを導入したりするには、それなりの費用がかかります。
予算に合わせて、リフォーム計画を立てましょう。

まとめ

これから新築される方には、風通しの良い家はあまりおすすめしません。
それよりも、高気密高断熱で24時間全館空調が安価な電気料で実現できる住まいを目指しましょう。
ですが、既存住宅の簡易的なリフォームをされる方にとっては、風通しの良さを取り入れる価値があるかもしれません。
風通しの良さを実現するには、窓の配置と間取りが非常に重要です。
風の性質を理解し、季節や地域、地形などを考慮して窓を配置することで、自然の風を効果的に取り込むことができます。

山形で注文住宅を建てるなら白田工務店へお任せください!

白田工務店では「基本性能重視」の家づくりを大切にし、安全・安心、長持ち、健康・快適・省エネの3つの視点から、お客様に価値のある住まいをご提案しています。耐久性が高く、高気密・高断熱で省エネにも優れ、夏の暑さや冬の寒さが厳しい山形でも快適に暮らせる家づくりをお手伝いします。

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