家づくりは人生における大きなイベントです。
多くの場合、専門用語が飛び交うため、初めての方にとっては戸惑うことも多いのではないでしょうか。
工務店・ハウスメーカー側も専門用語を使って話すのが当たり前のようになっているため、お客様へのご説明が不足してしまうこともよくあります。
今回は、家づくりでよく耳にする専門用語を、テーマ別に分かりやすくご紹介します。
スムーズな家づくりを進めるためにも、ぜひ参考にしてください。
家づくりの用語集
土地に関する用語
・敷地面積
建物を建てる土地の面積です。
㎡(平米・平方メートル)や坪で表されます。
1坪は約3.3㎡です。
1㎡は約0.3025坪です。
・建築面積
建物を上から見たときの面積です。
建ぺい率の計算に使われます。
・建ぺい率
敷地面積に対する建築面積の割合のことです。
土地ごとに建ぺい率の上限が決まっており、その範囲内に建築面積をおさめる必要があります。
例えば、建ぺい率60%の100㎡の土地に建てる建物は、建築面積の上限は60㎡となります。
・容積率
敷地面積に対する延床面積の割合のことです。
土地ごとに容積率の上限が決まっており、その範囲内に延べ床面積をおさめる必要があります。
例えば、容積率100%の100㎡の土地に建てる建物は、延床面積の上限は100㎡となります。
・セットバック
道路から一定の距離を空けて建物を建てることです。
道路の幅員によって規定が異なります。
・用途地域
土地の利用方法を定めた地域区分です。
第一種低層住居専用地域など、いくつかの種類があります。
それぞれの地域で建てられる建物の種類や規模が制限されます。
・防火地域・準防火地域
火災から建物を守るための地域区分です。
防火地域は準防火地域よりも厳しい規制が設けられています。
建物の構造と工法に関する用語
・木造軸組工法
柱と梁で骨組みを作る伝統的な工法です。
間取りの自由度が高いのが特徴です。
・2×4工法
一般的にツーバイフォーと呼ばれており、枠組みに壁パネルをはめて建てる工法です。
壁が構造躯体になっているため、後からのリフォーム対応が難しいデメリットもあります。
・鉄骨造
鉄骨を骨組みにして建てる工法です。
大規模な建物によく使われます。
・RC造
鉄筋コンクリート造の略で、鉄筋コンクリートで建てる工法です。
耐久性が高いのが特徴です。
・基礎
建物を支える土台です。
布基礎とベタ基礎などがあります。
・断熱性
外気温の影響を受けにくく、室温を安定させる性能です。
断熱材の種類や厚さによって変わります。
・気密性
建物の隙間を少なくし、外気を遮断する性能です。
断熱性と密接に関係しています。
・耐震性
地震の揺れに耐える性能です。
耐震等級は1~3の3段階で評価され、耐震等級3が一番高い評価になります。
建築基準法に関する用語
・建築基準法
建築物の構造、設備、防火、衛生などに関する法律です。
建物を建てる際には必ず遵守しなければなりません。
・建築確認
建築基準法に適合しているかどうかの確認です。
建築確認申請を行い、許可を得る必要があります。
・接道義務
道路に接していることが建築条件として定められています。
接道の長さや道路幅員に関しても規定があります。
お金に関する用語
・イニシャルコスト
建築にかかる初期費用です。
土地代、建築費用、設計費用などが含まれます。
・ランニングコスト
建築後にかかる維持費用です。
光熱費、修繕費、火災保険料などが含まれます。
・ライフサイクルコスト
イニシャルコスト+ランニングコストをいいます。
住宅は建てて終わりではないため、その後からかかる費用を削減できる住まいとすることが重要です。
建築費が安い住まいはあらゆる性能が低い場合は多く、後からかかる光熱費、修繕費、火災保険料が膨大となる可能性が高いため、充分注意が必要です。
・固定資産税
土地や建物に課せられる税金です。
・住宅ローン
住宅購入のための融資です。

家づくり専門用語を理解してスムーズな家づくりを
設計段階でよく使われる用語
・間取り
部屋の配置や広さのことです。
・動線
人が家の中を移動する経路のことです。
回遊動線や家事動線などがよく使われます。
・開口部
窓やドアなどのことです。
・尺モジュール
設計寸法の基準の一つです。
3尺=910mmを1ピッチ(間隔)とした間取りつくりとなります。
日本の昔ながらの寸法を利用しており、材料に無駄が出づらく経済的です。
・メーターモジュール
設計寸法の基準の一つです。
1m=1,000mmを1ピッチ(間隔)とした間取りつくりとなります。
尺モジュールより1ピッチの間隔が広いため、ゆったりした間取りをつくりやすいといえます。
建築契約に関する用語
・建築請負契約
施主(家を建てたい方)と建設業者との間の建築工事請負に関する契約です。
・設計図書
建物の設計内容を示した図面や書類です。
工事中によく使われる用語
・上棟
建物の骨組みが完成した段階のことをいいます。
・中間検査
工事の進捗状況を確認する検査です。
完成後のメンテナンスに関する用語
・アフターサービス
建築後に行われるメンテナンスや修理のことです。
・定期点検
建物の状態をチェックする定期的な検査です。

まとめ
今回は、家づくりに関わる様々な専門用語を、土地、建物、建築基準法、お金といったテーマ別に解説しました。
これらの用語を理解することで、家づくりに関する打ち合わせがスムーズに進み、より良い住まいづくりに繋がります。
家づくりは大きな買い物であり、専門用語の理解はスムーズな家づくりに不可欠です。
この解説が、皆様の家づくりのお役に立てれば幸いです。
山形で注文住宅を建てるなら白田工務店へお任せください!
白田工務店では「基本性能重視」の家づくりを大切にし、安全・安心、長持ち、健康・快適・省エネの3つの視点から、お客様に価値のある住まいをご提案しています。耐久性が高く、高気密・高断熱で省エネにも優れ、夏の暑さや冬の寒さが厳しい山形でも快適に暮らせる家づくりをお手伝いします。
「一生に一度の家づくり」だからこそ、デザインだけでなく、住み続けるほどに実感できる快適さと性能を重視し、ご家族の未来を支える住まいをご提案します。
お問い合わせは、お電話またはメールにて承ります!
電話でのお問い合わせはこちら:0237-83-9522(受付時間 8:00~17:30/日曜定休)
WEBからのお問い合わせはこちら:お問い合わせフォーム(24時間受付)
モデルハウスについて:モデルハウス詳細ページ