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2025.02.23

コラム

太陽光パネル性能向上支援事業注文住宅省エネ

GX志向型住宅とは?認定基準と補助金についてわかりやすく解説

省エネルギー性能の高さが求められる現代において、GX志向型住宅は注目を集めています。
しかし、その認定基準や条件の理解が難しい点もあるのではないでしょうか。
今回は、GX志向型住宅の概要から認定基準の詳細、補助金制度までを分かりやすく解説します。
住宅建設における重要な判断材料として、ぜひご活用ください。
一緒にスムーズな家づくりへの一歩を踏み出しましょう。

GX志向型住宅とは何か? 概要と背景

GX志向型住宅の定義

GX志向型住宅とは、グリーントランスフォーメーション(GX)の考え方を基に、従来の省エネルギー住宅(ZEHや長期優良住宅)を大きく上回る省エネルギー性能と再生可能エネルギーの活用を特徴とする次世代型の住宅です。
2050年カーボンニュートラル実現に向けた取り組みの一環として注目されています。

GX推進の背景と政策

2050年カーボンニュートラル目標達成のため、日本政府はGX推進に力を入れています。
GX志向型住宅は、その政策の一環として新築支援が予定されており、省エネルギー化によるCO2排出量削減に大きく貢献すると期待されています。
具体的な推進政策としては「子育てグリーン住宅支援事業」が挙げられ、GX志向型住宅の建築に対して補助金が支給される予定です。

ZEHや長期優良住宅との違い

GX志向型住宅は、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)や長期優良住宅よりも高い省エネルギー性能が求められます。
ZEHは、再生エネルギーを除いた一次エネルギー消費量を「基準値より20%以上削減」することを目指しますが、GX志向型住宅ではなんと「35%以上の削減」が求められます。
また、長期優良住宅は耐震性や耐久性、省エネルギー性能を総合的に評価しますが、GX志向型住宅は特に省エネルギー性能に重点を置いており、断熱等級6以上が要件の1つとなっています。
補助金の対象世帯については、ZEHや長期優良住宅は子育て世帯が対象となるのに対し、GX志向型住宅はすべての世帯が対象となることが発表されています。

GX志向型住宅認定基準の詳細と解説

断熱性能等級6以上とは?

断熱性能等級は、住宅の外皮の断熱性能を表す指標です。
GX志向型住宅の要件では、等級6以上が求められます。
これは、従来の基準よりも高い断熱性能を確保し、冷暖房のエネルギー消費量を大幅に削減することを意味します。

山形県内の多くを占める4地域においては、UA値を0.34W/m²・K以下にするなど、高性能な断熱材や窓サッシの採用が不可欠です。
従来の充填断熱のみでは足りず、付加断熱が必要になる場合もあるでしょう。
弊社がある朝日町などでは3地域ですので、より高い断熱性能、具体的にはUA値0.28を達成する必要があります。
これまで断熱にそれほどこだわりを持っていなかった工務店さんでは、まったくもって届かない領域になってくるわけです。

一次エネルギー消費量の削減率基準

GX志向型住宅では、一次エネルギー消費量の削減率が、再生可能エネルギーを除いて35%以上、再生可能エネルギーを含めて100%以上(寒冷地等では75%以上)が求められます。
地域や住宅の形状によって基準が異なる場合があるため、注意が必要です。
この基準を達成するには、断熱性能の向上に加え、高効率な給湯器や空調設備の導入も必要となります。

再生可能エネルギーの活用

GX志向型住宅の要件をクリアするには、再生可能エネルギー設備、つまりは太陽光発電システムの導入が必須となるでしょう。
これにより、住宅で消費するエネルギーの一部を自給自足し、CO2排出量をさらに削減できます。
ただし、パワコンの設置スペースや日照条件、太陽光パネル搭載による荷重増への構造的な対応など、導入にあたってはさまざまな制約があることを理解しておく必要があります。

まとめ

本記事では、GX志向型住宅の認定基準を中心に、その概要、背景、ZEHや長期優良住宅との違い、メリット、デメリット、補助金制度などを解説しました。
GX志向型住宅は、高い省エネルギー性能と再生可能エネルギーの活用により、環境負荷の低減と光熱費削減に貢献する一方、初期費用が高くなる可能性がある点には注意が必要です。
しかし、補助金制度の活用や長期的な光熱費の削減効果を考慮すれば、魅力的な選択肢と言えるでしょう。
建設を検討する際には、専門家への相談を積極的に行い、ご自身の状況に最適な判断を下してください。
快適で環境にも優しい住まいづくりを実現するために、本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

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