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2025.10.07

コラム

暑さ対策性能向上換気空調

2階の部屋が暑い! なぜ熱がこもるのか? 原因と解決策を解説

2階の部屋の夏の暑さ、お困りではありませんか?
特に昨今の夏場は茹だるような暑さ。
日中の強い日差しや、夜になってもなかなか冷めない空気。
2階に寝室があるという方は、快適な睡眠や休息を妨げられているかもしれません。
この暑さ、実はいくつかの原因が重なっている可能性があります。
今回は、2階の部屋に熱がこもる原因と、効率的な対策、新築建替え時にそうならないために重要なことを分かりやすくご紹介します。
家の暑さ対策にお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。

2階の部屋に熱がこもる原因

暖かい空気の上昇による熱のこもり

暖かい空気は冷たい空気よりも軽いため、上昇する性質があります。
そのため、1階で暖められた空気は階段や天井を通して2階に上昇し、2階に熱が集まりやすくなります。
特に、日射が直接当たる南向きの部屋や、風通しの悪い屋根裏部屋などは、この現象が顕著に現れます。

こうした空気の性質による温度差は、夏場だけでなく冬場の暖房効率にも影響を与えます。
例えば暖房を使用すると、下の階よりも2階が極端に暑くなることがあります。換気計画や吹き抜けの設計を工夫することで、空気の偏りを和らげることが可能です。
何よりも次の項で説明する通り、断熱性能をしっかり高めることで暖気の偏りを防ぎ、快適に過ごすことが可能となります。

断熱・遮熱性能の低さによる熱のこもり

建物の断熱性能・遮熱性能が低いと、外からの熱が室内に侵入しやすくなります。
屋根や壁、窓からの熱伝導、さらに太陽光線の直達日射熱や輻射熱が室内温度を上昇させ、2階部屋の熱のこもりの原因となります。
特に、古い住宅や断熱材が不足している住宅では、この問題が深刻になりがちです。
エアコンによる冷房をおこなえばマシにはなりますが、断熱性能が低いためせっかく冷やした空気もすぐ外気によって暖められてしまい、大変非効率です。
多くの場合、2階部屋に熱がこもるのは、暖かい空気の上昇と断熱性能・遮熱性能の低さの両方が影響しています。
これらの原因が複合的に作用することで、室温が上昇し、不快な暑さを感じることになります。

断熱材は直接見えない部分ですが、家の快適性を左右する非常に重要な要素です。古い住宅では断熱材自体が劣化していることもあり、その効果が大きく落ちている場合があります。
また窓ガラスの種類によっても室温は変化しやすく、ペアガラスやLow-Eガラスに変更することで熱の侵入を大きく抑えることができます。家全体の性能を底上げすることが、根本的な暑さ対策につながります。

2階の部屋の熱がこもる対策!

すぐにできる対策は?

・空気の通り道を作る
窓とドアを同時に開けて空気の流れを作ることで、室内の熱気を排出できます。
室内の対角線上に窓とドアを開けると、より効果的な通風が可能です。
とはいえ現代の夏の暑さでは、これはあまり期待できません。
夏はそもそも風が弱い時期。 そのうえ風が吹いてきたとしても、昨今は灼熱の風ですので、涼を得るどころの話ではありません。

・遮熱カーテンを使用する
遮熱効果のあるカーテンは、日射による窓からの熱の侵入を防ぎ、室温上昇を抑えます。
日中、カーテンを閉めておくことで効果を発揮します。
何もしないよりはマシでしょう。

・窓の外側にグリーンカーテンや簾を設置する
グリーンカーテンや簾は、日射を遮蔽し、さらにグリーンカーテンの場合は蒸散作用による冷却効果も期待できます。
簾に水をかけると、さらに効果的です。
室内側より、窓の外側で日射遮蔽する方が、室内への熱流入を抑えることが出来ます。
すぐに断熱性能を高めるリフォームができないのであれば、まずは簾の設置で夏を乗り切るのが賢明でしょう。
とはいえ、簾の効果はまったく馬鹿にできません。
新築住宅でも、窓からの日射侵入は暑さの原因になりえます。
簾や外付けのシェードなどを計画しておけば、窓からの日射熱を大きく低減できますので、実は新築住宅でも充分お勧めできる方法なのです。

・サーキュレーター(扇風機)を導入する
サーキュレーターは、室内の空気を効率よく循環させ、エアコンの効率を向上させます。
エアコンと併用することで、効果があがります。
冷房の設定温度をそれほど下げなくても、サーキュレーター・扇風機で風を動かしてあげるだけでとても涼しくなるのです。

日常生活の中で実践できる小さな工夫も、積み重ねれば大きな効果を発揮します。
例えば、エアコンのフィルターをこまめに掃除することで冷房効率を高めるだけでも違いを感じられます。また、冷感寝具や遮熱シートなど市販グッズを上手に活用するのもおすすめです。
費用をかけずに始められる工夫を、まずは生活に取り入れてみましょう。

リフォームによる解決策

・窓を二重サッシにする
二重窓は、窓と窓の間に空気層を作ることで、外気の影響を軽減し、断熱性を高めます。
Low-Eガラスを使用すれば、日射熱の効果も向上します。
もちろん、エアコンの効きも良くなります。
国土交通省から発表されている「先進的窓リノベ」の補助金制度などを利用すれば、窓の交換より安く済む場合があります。
冬の暖かさも向上させますので一石二鳥です。

・天井断熱を行う
天井裏に断熱材を敷き詰めることで、屋根や小屋裏空間からの熱伝導を防ぎます。
これも冬の暖房効率も向上させますのでお勧めです。

・遮熱シートを屋根に施工する
屋根裏に遮熱シートを施工することで、太陽光線の輻射熱を反射し、室内への熱浸入を防ぎます。
とはいえ、断熱を強化するのに比べて効果はそれほど大きくありません。
それよりも屋根をホワイトに塗装する方が効果があるかもしれませんね。

リフォームは一度の投資が必要ですが、長期的な効果を考えるとコストパフォーマンスが高い選択肢です。窓や天井の断熱リフォームは冷暖房費を抑え、年間を通じて快適な住環境をもたらします。
さらに、光熱費の削減は環境負荷の軽減にもつながるため、家計にも地球にもやさしいのが大きな魅力です。
とはいえ、リフォームで断熱性能を高めるためには、新築時に断熱性能を高くするのに比べて非常に高価なコストを要します。特に新築を検討されている場合は、最初から高性能な断熱仕様を取り入れることで後悔のない家づくりができます。

費用対効果の高い対策の選び方

現在お住まいの家のままで対策したいということであれば、まずは、簡単にできるものから試してみることをお勧めします。
空気の流れを作る、遮熱カーテンを使用する、グリーンカーテンや簾を取り付ける、サーキュレーターを使うなど、なるべく費用をかけずにできる対策で効果を実感できる場合があります。

それでも効果が不十分な場合は、二重サッシや天井断熱リフォームを検討しましょう。
リフォームは費用がかかりますが、長期的な視点で考えると、快適性と省エネルギー効果の向上につながります。

それぞれの対策の費用と効果を比較検討し、ご自身の状況に合った最適な方法を選択してください。
もちろん、今お住まいの家に対する不満がもっともっとたくさんあるようであれば、新築建替えすることも選択肢に入ってくるでしょう。
今後夏の暑さは、冗談ではなく殺人的なものになっていくことが予想されます。
夏涼しく過ごせるということは、命を守ることにもつながるのです。
今のお住まいに不満や不安があるようでしたら、新築もぜひご検討いただくことをお勧めいたします。

費用対効果を考える際には、「短期的に必要な対策」と「長期的に価値を生む対策」を切り分けて検討することが大切です。例えば、簾やカーテンの設置は今すぐに実行できる安価な方法ですが、根本的な改善には断熱リフォームが欠かせません。生活スタイルや家族構成、今後の住み替え計画などを総合的に考えた上で、最適な投資判断をすることが快適な住まいづくりの第一歩となります。

まとめ

2階の部屋の熱のこもりは、暖かい空気の上昇と建物の断熱性能・遮熱性能の低さが主な原因です。
まずは、空気の流れを作る、遮熱カーテン、グリーンカーテンや簾、サーキュレーターなどを試してみましょう。
それでも効果が不十分な場合は、二重サッシ、天井断熱、遮熱シートなどのリフォームを検討してください。
ご自身の状況に最適な対策を選び、猛暑でも2階で快適に生活できるよう工夫しましょう。
暑さ対策は、健康や生命にも大きく関わりますので、早めの対策を心がけてください。

当社の家づくりは、断熱性能や気密性能、耐震性能や耐久性など、住宅の基本性能の高さが特徴です。
夏暑く、冬寒い山形県。過酷な環境に負けない家づくりを続けてきました。
山形県での家づくりについて興味関心がある方は、お気軽にお問い合わせください。

山形で注文住宅を建てるなら白田工務店へお任せください!

白田工務店では「基本性能重視」の家づくりを大切にし、安全・安心、長持ち、健康・快適・省エネの3つの視点から、お客様に価値のある住まいをご提案しています。耐久性が高く、高気密・高断熱で省エネにも優れ、夏の暑さや冬の寒さが厳しい山形でも快適に暮らせる家づくりをお手伝いします。

「一生に一度の家づくり」だからこそ、デザインだけでなく、住み続けるほどに実感できる快適さと性能を重視し、ご家族の未来を支える住まいをご提案します。

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