無垢の木をふんだんに使用した家のことを、一部では「無垢ハウス」と呼ぶこともあるようです。
無垢ハウスを建てることは、自然素材の温かみや心地よさを満喫できる、魅力的な選択肢です。
しかし、無垢ハウスの魅力だけでなく、その特徴や注意点も理解しておく必要があります。
そこで本記事では、無垢材の家、無垢ハウスを建てるメリットやポイントについて紹介します。
無垢ハウスを建てるメリット
無垢材の家には、他の素材では味わえない魅力が数多く存在します。
1:耐久性と美しさ
無垢材は、長年使い込むほどに味わい深くなる素材です。
適切な施工とメンテナンスを行うことで、何十年も美しい状態を保つことができます。
合板や樹脂のシート張りの複合フローリングのように層同士をくっつける接着剤が剥がれる心配もなく、傷ついても研磨することである程度元の状態に戻せるため、長く愛用できる素材と言えるでしょう。
飴色に変わっていく無垢材の美しさは、得も言われぬものがあります。
2:健康的な住空間
無垢材は、化学物質を含まない自然素材です。
そのため、シックハウス症候群の心配がなく、小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して暮らすことができます。
また、無垢材は調湿作用に優れており、湿度を調整することで、快適な住環境を実現します。
とはいえ、湿気を吸い取る量には物理的な限界がありますので、調湿効果という観点からは過度な期待は禁物です。
3:癒やしの空間
無垢材は、木のぬくもりを感じられる素材です。
木の香りや温かさは、心身に安らぎを与え、リラックス効果をもたらします。
また、無垢材の美しい木目は、空間を豊かな表情で彩り、飽きることのない空間を創り出します。
無垢材ハウスを建てる際の3つのポイント
無垢材の家は魅力的ですが、注意すべき点もいくつかあります。
1:メンテナンスの必要性
無垢材は、傷つきやすく、定期的なメンテナンスが必要となります。
特に、水濡れによるシミや汚れには注意が必要です。
しかし、適切なメンテナンスを行うことで、無垢材の美しさを長く保つことができます。
例えば樹脂のシート張りのフローリングでは、表面のシートが破けたりすれば元に戻すのは簡単ではありませんが、無垢の床材であればある程度の傷や汚れは研磨をかけることでなくなります。
2:コスト
無垢材は、樹種や品質によって価格が異なりますが、物によっては他の素材に比べて高価になる場合があります。
しかし、耐久性や健康面などを考慮すると、長期的な視点で見ればコストパフォーマンスの高い素材と言えるでしょう。
3:樹種選びの重要性
無垢材には様々な樹種があり、それぞれに特徴があります。
硬さ、色、香り、耐久性など、用途や好みに合わせて適切な樹種を選ぶことが大切です。
大きなところでは、針葉樹か広葉樹かという点でもまるっきり肌触りや使い方が異なってきます。
まとめ
無垢ハウスは、耐久性、健康、美しさ、癒やしなど、多くのメリットがあります。
しかし、メンテナンスやコストなど、注意すべき点も存在します。
失敗を防ぐためには、無垢材の特徴を理解し、メリットとデメリットを比較検討することが重要です。
当社は、住宅があり続ける限り効能を発揮し続けてくれる基本性能、すなわち、①安全・安心、②長持ち、③健康・快適・省エネ、の3点を重視した家づくりを目指しています。
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