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2022.09.06

現場レポート

建方の現場にて・・・ 寒河江市内の袋の家

小屋裏の桁上に貼られた厚物合板。

 

後日、2階床から桁上合板を見上げたところ。

 

今回の内の袋の現場では、小屋裏の桁上の一部に24mmの合板が張られています。

桁上に厚物合板を張ると聞くと、大抵の方は「小屋裏収納でも作るんだな」と思われるかと思います。

しかし今回のお宅では小屋裏収納は設けません。

 

では何のために一部合板を張るのかというと、耐震性向上のため。

耐雪1.5mで耐震等級3ともなると、構造計算を行うと小屋裏水平構面の剛性確保のために一部厚物合板を張る必要が出てくるのです。

 

これがもし耐雪2mで耐震等級3ともなると、桁上全面に厚物合板を張る必要が出てきて非常に大変になりますが、今回はそこまでは必要ありません。

 

ルーフィング材にも注目。

 

改質アスファルトルーフィング下葺き材。

 

ついでに普段お目にかけることが少ないであろう屋根の下葺き材(ルーフィング)もご紹介。

 

ルーフィングは屋根から雨漏りさせないために必須の部材です。

完成後に目に見える、金属などの屋根葺き材だけが雨漏りを防いでいると思われがちですが、完成後には表から見えなくなる下葺き材・ルーフィングこそが雨漏りを防ぐのに重要な部材です。

 

通常よく使用されるのはアスファルトルーフィング940という材料ですが、今回の現場では改質アスファルトルーフィング下葺き材(通称ゴムアス)を使用。

 

ゴムアスは、アスファルトに弾性を持たせることで割れ・破れを発生しづらくしたものです。

また、下葺き材を張る際にはタッカー(ホチキス)を使用して野地板に針で固定しているわけですが、ゴムアスの弾性が針に密着してくれるおかげで針穴からの雨水の浸水を大きく減らすことができます。

 

もちろん、上を見れば遅延粘着型のルーフィングや透湿機能を持ったルーフィングなど、様々な下葺き材はありますが、費用と耐用年数とのコストバランスを考えて今回はこちらの材料を選定しております。

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